こと(琴)座 |
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学名:Lyra ( 略符Lyr ) |
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夏の星空で最も明るく、青白く輝く星がこと座のα星ベガです。ベガの南側にある4つの星が作る小さな平行四辺形がたて琴の弦を張った部分だとすると、ベガは竪琴を華やかに飾る宝石と言った感じです。 ベガは七夕の織姫星としてもおなじみの星です。天の川を挟んだ対岸で輝く牽牛星(わし座のα星アルタイル)と共に、夏の星空を舞台とした美しい七夕伝説として昔より伝えられています。七夕の7月7日は梅雨のまっただ中ですし、たとえ晴れたとしても東の空から昇って間もないので、あまり見栄えがしません。七夕は旧暦の祭りですので、旧暦の7月7日(毎年8月上旬)に楽しんだ方が良いようです。 ベガは、全天で4番目に明るい星なので、その輝きは、まさに夏の星空の女王ともいえる美しく輝く星です。 こと座は、たいへん歴史のある星座で、フェニキアの「こと」という星座に、この星座の原型が見られます。 オルフェウスには、エウリディーケという美しい妻がいました。ある時、花を摘みに出かけたエウリディーケは、毒蛇にかまれ、死んでしまいました。オルフェウスは、冥土の王・はですに「エウリディーケを生き返らせてほしい」と願ったのですが、冷酷なハデスは願いを聞き入れてくれませんでした。
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