おおいぬ(大犬)座
学名:Canis Major ( 略符CMa )
概略位置:赤経06h40m 赤緯:-24° 面積:380平方度
20時に正中する時期:02月下旬 設定者:プトレマイオス
 凍てついた冬の星空…宵の南の空でひときわ青白く強烈に輝く星を見つけたら、おおいぬ座の目じるし“シリウス”だと思ってよいでしょう。

 おおいぬ座の口元で輝くシリウスの明るさは−1.5等星もあり、惑星を除けば全天でもっとも明るく輝いています。

 シリウスとは、ギリシア語で『焼き焦がすもの』を意味する“セイリオス”からつけられた名前で、日の出前の東天にシリウスが顔を出すようになると、焼け付くような夏の季節を知らせることから名付けられました。

 一方、古代エジプトでは、シリウスが日の出直前に昇る頃にナイル川が氾濫するということを知らせてくれることから「ナイルの星」とも呼ばれ、1年の始まりを表していました。

 私の手元には、おおいぬ座にまつわる神話などを記した資料が見つかりませんでした…。
 唯一あったのは、おおいぬ座のモデルとなった大犬は、オリオンが従えていた猟犬とも、冥土の番犬・ケルベロスともいわれています。

 

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