「もうすぐ戦いが始まる。ろくでもない戦いだが、それだけに勝たなくては意味がない。勝つための計算はしてあるから、無理をせず、気楽にやってくれ。かかっているものは、たかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば、たいした価値のあるものじゃない・・・・・・・・それでは、みんな、そろそろ始めるとしようか」
宇宙歴七九七年、帝国歴四八八年、自由惑星同盟における救国軍事会議クーデターに際し、ドーリア星域において、敵、同盟軍第11艦隊と会敵するに先立ち、ヤン・ウェンリー大将が兵に語った言葉。
 
「わたくし、フレデリカ・グリーンヒル・ヤンは、ここに民主共和政治を支持する人々の総意にもとづいて宣言します。イゼルローン共和政府の樹立を。アーレ・ハイネセンにはじまる自由と平等と人民主権への希求、それを実現させるための戦いが、なおつづくのだということを・・・・・・
 この不利な、不遇な状況にあって、民主共和政治の小さな芽をはぐくんでくださる皆さんに感謝します。そして、すべてが終わったときには、ありがとうございました、と、そう申しあげることができればいいと思います・・・・・・」
宇宙歴八〇〇年、新帝国歴〇〇二年八月八日、イゼルローン共和政府の樹立式典におけるヤン・ウェンリーの未亡人、フレデリカ・グリーンヒル・ヤン主席の演説より。
 
「皇妃(カイザーリン) 、あなたなら、予より賢明に、宇宙を統治していけるだろう。立憲体制に移行するなら、それもよし。いずれにしても、生ある者のなかで、もっとも強大で賢明な者が宇宙を支配すればよいのだ。もしアレクサンデル・ジークフリートがその力量を持たぬなら、ローエングラム王朝など、あえて存続させる要はない。すべて、あなたの思うとおりにやってくれれば、それ以上、望むことはない・・・・・・」
新帝国歴〇〇三年、宇宙歴八〇一年七月二十六日二十三時二十九分、
皇帝(カイザー)ラインハルト、末期の言葉。
 
 
人類補完のための珠玉の13頌
第壱頌 機動戦士Vガンダム SCORE.I(KICA2050
第弐頌 GUNDAM SINGELS HISTORY II (KICA2024)
第参頌 ESCAFLOWNE OVER THE SKY (VICL−769)
第四頌 サクラ大戦 帝撃歌謡全集 (BVCH−735(74321−43501−2)
第伍頌 北へ。PURE SONGS and PICTURES6(ZMCZ−56)
第六頌 DIVE 坂本真綾 (VICL−60320)
第七頌 Alice 丹下桜 (KICA−7956)
  第八頌 魔法使いTaiと千億の愛ときゅーきょくのうた (TYCY−10023)
第九頌 THE ROYAL PHILHARMONIC COLLECTION WAGNER(FRP−1029)
第拾頌 ベートーベン 交響曲第九番 「合唱つき」 (POCG−50001)
第壱拾壱頌 エヴァンゲリオン交響楽 (KICA 390,391)
 
第壱拾弐頌 ヘッドライナーたちへ私から
プラチナ                 坂本真綾
MOVE ON!     FOUR SEASONS
そよ風のエチュード    (Instrumental)
あなたのBirthday      ベルダンディー
なみだの意味             ベルダンディー
Fortune smiled on you ウルド
花びらの記憶                ウルド
おにぎり                 スクルド
自転車                  スクルド
きみを変えられない、僕が伝わらない    GODDES FAMILY CLUB
展覧会の絵                 GODDES FAMILY CLUB
これがレビュウ                帝國歌劇団花組
奇跡の鐘〜So special a day〜          帝國歌劇団花組
Happy Day Happy X’mas  帝國歌劇団花組
檄!帝國華劇団 (改II)           帝國歌劇団花組
 
第壱拾参章 Shenmue Orchestra Version(POCX−1116)
                  
 
 
 
 
 
米海軍第七艦隊 空母「カールヴィンソン」水測長:
巡洋艦「フィリピン・シー」より連絡。「やまと」浮上中<
大島沖北緯35゜東経139°
探信音(ピンガー)です。「やまと」から激しい探信音がきます!
 
海上自衛隊第二護衛艦隊旗艦「はるな」水測長:
ソナーに感< 『やまと』探信音を発しながら浮上してきます!
 
海自第二護衛艦隊司令 沼田一佐:
海江田,何をやるつもりだ<
 
はるな艦橋員:
右舷30°、深度900、距離2000
! これはっ!
司令! これはモールスです!
 
沼田司令:
何だと!解読しろ<
 
 
ヨウジョウノ・カンタイ・ヘ
メッセージ・No・1
『ヤマト』ヘノ・アラユル・コウゲキ・ヲ・キンシ・スル
 
「カールヴィンソン」艦橋員:
司令!これは核魚雷発射宣告では?
 
第七艦隊ボイス司令:
相手が悪かったな「やまと」
この第七艦隊はその情報戦略には二度とノらない相手だ
 
「はるな」水測長:
『やまと』より再び探信音!
・・・・・・・
こ、これは!通常のモールスではありません。
 
沼田司令:
何だと!
暗号かも知れん。とにかく記録しろ!
 
「はるな」水測長:
はっ!
 
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「はるな」水測長:
我が隊のどの暗号表にも当てはまりません。
 
沼田司令:
どういうことだ海江田。
確かに海自の暗号では米軍に筒抜けだ。
何か、我々にだけ伝えたいことがあるのか・・・・
 
・・・・・・はっ。そういえば、聞いたことがある。
旧日本海軍に軍令部からの暗号とは別に、
大本営の陛下の勅命を直々に下す暗号があったという話を。
立憲政治の手続きに反するので、ごく、限られた者しか知らなかったと言う話だが・・・
そう、確か、「海軍波暗号」とか言ったな・・・・・・・