■ なんと言ってもうちわ祭の最大のポイントは、「叩き合い」です。
各町区の山車・屋台は、巡行の途中で他の町区の山車・屋台に出会うと、お互い競い合うようにお囃子を「叩き合い」ます。

 祭りの最終日に、12町区全部の山車・屋台が一箇所に集まり、一斉に「叩き合い」が始まると、興奮とあまりの大音響に圧倒され、暫く耳がキ〜ンとしてしまいます。
祭りの名の"うちわ祭り"には似合わない迫力と勇ましさでは関東随一でしょう。

■ 春 "桜のお花見"・夏 "花火"・"うちわ祭り"と、楽しみ満載の埼玉県熊谷市。
"うちわ祭り"の歴史は、1830年頃から、熊谷の祭は一層にぎやかになり、商店では買い物客に赤飯を振るまったといいます。
そしてこの「赤飯振舞」は熊谷の名物になりましたが、手間の掛かる赤飯の代わりに江戸から買い入れた渋うちわを客に振る舞ったところ大変評判になり、どの商店でも赤飯の代わりにうちわを出すようになったと言われています。

++ 2003年7月21日 ++