その次の日の日曜日、「彼」からメールが届いていた。 「君は気付いたんだね……。今日、15時に喫茶“茶夢来(さむらい)”で会おう」 彼は、インターネットで知り合ったハンドルネーム「零余子」という人物だ。 (今は僕がそう名乗っているがね) 前に進む