おじさんのDIYパソコン組立記


2月10日

愛機のDECpc566LPxがこの朝ついにご逝去されました。

なんとブートできません。HDDどころかFDすら認識しません。IDEディスクを換えて見るやらカードすべてを外してみたりしましたが、どうもマザーのようで真っ青......


2月15日

今日も同じLPxユーザの知人から送ってもらったHDDと換装するが、相変わらずブートしないマシン相手に格闘するが、遂に入れ替えを覚悟する。

Pentium66MHzというCPUが限界ということもあって箱ごと換えることに。早速物色するがなかなか思わしいものが見つからない。LPxは当時最速のCPUとグラフィックボード(DiamondViper9000)そしてやっと世に出たPCIバスという出で立ちで本体価格74万というスペックでした。

そこでキットを組み立ててみることに決心します。「DOS/Vはパーツから組めるから面白い」と聞いてはいたものの、自分の財布とリスクを天秤に掛けるとビビルことしきり。

思い切ってCOMP100ボルトで相談してみる。2、3やり取りして「大丈夫ですよ。問題があれば持ち込んで見ますから」との一声に押され決断。

スペックは出たばかりのPentiumV500MHz+SD-RAM128MB+3DfxVoodooBanshee、マザーはABITのBH6(別にオーバークロックマニアでは無いのですが....)これが22万というので決めてしまいました。マニアに顰蹙を買いそうな構成ですが、「ベンチマークを走らせる気になるマシンがいい」ということでバブリーに走る。

ただし、CPUが品薄のようで納期1週間ということでした。そこでにわかマニアに変身するべく「DOS/V製作」とかいう雑誌を買い込む。


2月27日

「届いていますよ」との電話に思わずにんまり。早速引き取りに飛んでいく。

中位の箱2ケースには部品の小箱がびっしり。とりあえず車に積んで喫茶店へ。ここでマニュアルを広げつつ部品を確認するが「あっCD−ROMのオーディオケーブルがない」と気がついて、なぜかマルツヘ直行する。

帰宅後添付の簡易マニュアルと先日購入したDOS/V製作を横に早速荷ほどきにかかる。

AopenのHX48というケースはなかなかしっかりしたケースだが、全面のプラスチック製の化粧カバーを外す際には四苦八苦。

次に、マザーボードにSlot1用のCPUガイドをつける。これが以外にちゃっちい。

ここでボードのネジ穴とケースの穴をあわせてみる。大抵のボードが止められるようになっているようだ。

CPUを箱からだす。リテール品なのでヒートシンク、FANはすでに装着済みだが、マザーボードに取り付けてみるとCPUガイドとのガタが収まらない。とりあえず立ててみても問題なさそうなので先へ進む。CPUFANコネクタをマザーに接続して、メモリを取り付ける。

ここまでは順調順調。マザーボードをケースに止め、CD−ROM、HDD、FDDを取り付けて、各ケーブルを接続する。電源ケーブルも差し間違えるコネクタ形状はないためスムースに接続。

次にグラフィックボード(S3 Savage3D)をAGPスロットに装着。サウンドカード(ISA)、ネットワークカード(PCI)を装着して組み立て完了。

ここで、本日のメインイベント火入れ式に移る。ドキドキしながらPowerON。ピポといいつつHDDのモータが回り始める。5秒、10秒、広い煙は出ない。とりあえずいいようだ。がしかし、FDから起動ディスクを読まない。BIOSが途中で止まってしまう。どうもHDDディスクを認識しないようだ。

DOS/V製作を読むと丁度AWORDのBIOSセットアップが載っている。ふむふむ、なんとHDDの自動認識はデフォルトでは無いらしい。AUTOに設定変更して無事に起動するようになる。

WIN98のセットアップをしながら「8年のギャップは大きい...」とその早さに感動しつつとりあえず動くように。


2月28日

先日来PC本体は動くがネットワークカードがうまく機能しない。ディバイスマージャーのびっくりマークもついていないし、見かけは問題ないのに10BASE-TでつながれたMUCHOと通信ができない事象に悩まされる。

そこで3ComのFastEtherLink(PCI)から寝ていたNE2000コンパチカード(ISA)に換えてみる。すると問題なく通信を始めてしまった。(いままでなにをしていたのか)

後々考えてみるとPCIバスの#5はISAと共有スロットになっているためここ以外であればよかったのかもしれません。

しかし、今更換える気もせず高価なFastEtherLinkはいまも箱入りのまま。

発熱が心配なため3DMark99をloopで一晩回して就寝。


3月7日

グラフィックカードのS3Savage3Dは、3DfxVoodooBansheeというグラフィックチップを使っているのですが、雑誌等にも発熱の多い石と紹介されていますが、私のカードもご多分に漏れず標準のヒートシンクでは夏を乗り切れそうにないほど発熱します。やはり1万円以下のバルク品では仕方ないのでしょうか。

先日の耐久テスト?で一日おいてみたら画面真っ黒、という結果でCPUの熱暴走か、グラフィックチップかという疑いがあったので、雑誌でASUTekの同様のカードがFAN標準装着だったのを見て、ミニFANでクーリングする事にしました。

結果3DMark99をloopで一晩回していても問題なくなりこの件も一安心。