おマック登場編
9月某日
かみさんの知り合いに「子犬が5匹生まれたけれど貰い手を探している」という話が夕食の話題になる。
いい人で紹介してあげるということなので「まいいか」と思い込む間違いが始まる。
とにかく性別はわからないが大きな犬らしい。メスをいただいて子犬の山というのも考え物だなということでとりあえず性別を確認することにする。
10月3日
半分忘れかけていたところに「オスの大型犬」ということだけかみさんが聞いてきた。
「犬種は?」ときいても犬に関心のないかみさんにはつうじない。案の定「見てみたら?」ということに。
「夢は一戸建ての家でステーションワゴンの後ろに犬を乗せてドライブ」と常日頃話しているが実現しそうかなと思いつつ5日にうかがうことに。
10月5日
当日は「とりあえず見るだけ」のつもりでうかがいました。
「裏にいますから」とはじめての「ご対面」ところが「大きな犬がいいな」とはいいましたが、まさかシェパードとは........。
ショックは大きく「吼える*噛む*大きい=怖い」伺ったのでお断りしようとしてのですが、近づいてくるなり「ちょこなん」と座り込んで「ひょこっと」首をかしげたものですからまいってしまいました。
なんでも「耳が立っていない」ので貰い手がなかったようですが、元気のよさは申し分なく、呼べば即座に反応するし、なにより人に対して警戒心がないようでその場で「いただいていいですか」ということになりました。
今食べているドッグフードや予防接種の状況をうかがい、これまでのかかった費用をお支払いすることでケージごと3ヶ月めのマックが我が家の一員になるという無謀な生活が始まりました。
しかし、この時点では「初めての犬がシェパード!!」という重大さをまったく認識していなかったのです。
うちにつれて帰る途中に首輪、リード、水飲み用のボール、食事用ボール購入。幼犬用のドックフードの高いことに驚くやら万札が瞬く間に消えていきます。
かみさんには「子犬を貰うよ」としかTelしていなかったので「子犬っていったじゃない.....」と絶句されるは子供には「親父が飼うんだからね」と言い放たれたりひんしゅくをかいつつとりあえず庭で大はしゃぎ。
夕刻家族で名前を考えているとTVからマクドナルドのキャンペーンコマーシャルが。安直に「マック」と決まったのはいうまでもありません。
ものの本では「連れてきた日の夜鳴き」が話題になったりしていますが、車庫でミニ運動会の後はぱったり静かに。ヤレヤレ。
10月8日
8種混合ワクチンの2回目摂取がまだなので早めに打つことに。
近所の動物病院に行くと「うちは3種しかやっていないし、だいいちそんな大きな犬は扱いません!!」とにらまれつつ後にする。犬猫病院ではなく子犬猫病院だ!!
と思いつつもマックママのかかりつけの病院へ。車でも結構あるので躊躇していたけれどもこうなったら見てもらえればどこでもと思いつつ電話をかけてみる。
「はい、結構ですよ。お待ちしています。」と若〜〜い女性の声。
うきうきしつつ一路大門動物病院へ。
先生は結構若いご主人で「シェパですか?」「はじめて?」と矢継ぎ早に質問。体重を量ると手早くマックのおしりにプチリ。キャンとも鳴かずに終了。
と思いきや「貰ってしまったからには.....」と飼い主たる心得をトクトクと話していただいた。
何とも気の引き締まる思いに帰りの運転も気がそぞろ。
この晩はマックを寝かしつけつつトホホの気分。でも「まいいか!!」
10月某日
先日のワクチン摂取のおり「しつけ教室を開いているので一度覗いてみてください」という奥さん先生の話を思い出して日曜に伺うことに。
初回は飼い主さんだけの、30分ほど「犬」の基本と飼い主の誤解と思い込みのレクチャーを受ける。
2週ごとのしつけ教室を受験することでお願いして2週間分の課題を貰って終了。
この日よりアイコンタクト強化期間スタート。