給与改定に伴う不服申し立て問題と経過を説明します。

平成19年8月29日開催の南会津地方広域市町村圏組合定例議会でこの問題を一般質問致しましたので、経過と説明を申し上げます。

尚、今回のこれらの問題を追及して行くために、不服申立をしている5人の職員と当局よりも説明を聞いた上でまとめてみました。

 

南会津地方広域市町村圏組合では、平成18年4月1日付で給与改定実施しました。

今回の給与改定は、中堅以上の職員には、現給保障として今後昇給見込みのないことや若い職員には、生涯賃金で約2千万円も減給となることから、「重大な労働条件の変更」であり、使用者である当局は、全職員にこの給与改定の内容を周知徹底するよう総務省から通知されていたはずであります。

しかしながら、職員には、この大切な給与改定の説明がなかったそうです。しかも、本来4月1日に俸給辞令である「給与異動通知書」を出さなければならないのに20日も遅れ21日の給与振込日に渡しています。つまり、職員に今回の給与改定に有無を言わせる時間を与えない強引なやり方をしております。(公務員の給与支給方法では、到底考えられないやり方をしています。)

「給与異動通知書」には、職名、氏名、行政職給料表○級○○号給、調整後給料月額○○円と記され、日付だけは、平成184月1日消防長 大竹正一となっています。

この件について質問すると、広域市町村圏組合事務局も消防本部も4月18日にこの通知書をやりとりしたと証言しています。

当局が、自らの遅延を認めています。この件だけでも当局の事務遅延不適正であり、職務怠慢であります。

この事が、後日職員に不服申立てを生じさせた原因を作りだしたわけであります。当局の責任は重大であり、責任の所在をキチンとすることも重要かと思います。

 もし、通常どうり、4月1日に俸給辞令を渡し、4月21日に支給されていれば、この不服申立てはなかったかと思われます。

平成18年4月25日に、同期採用の職員との間に、給与格差を知り、大竹正一消防長、芳賀正義消防次長、渡部守雄事務局長に事情説明を求めています。今回の給与改定に伴う法改正については、当局がよく説明していないことを詫びたそうですが、規定に添って改正を行ったと説明したそうであります。当局の説明に納得の行かない消防職員2名は、

平成186月5日に「不服申立書」を元管理者である、湯田雄二様宛に渡しました。(不服申立書の内容は別紙)

 

その後、不服申立てに、新たに消防職員3名が加わり合計5名となりました。他にも、不服を申し述べる職員数人おります。

 

平成19年3月2日には、管理者(桧枝岐村長)を交えて話し合いを開催。当局代表と不服申立人代表でいままでの損害や不利益の改善を決めることで話し合いが一時はついたのであります。

しかしながら、

平成19年3月23日に 渡部守雄事務局長、総務係長が、前回の話会いをないものとして、新たに事務局案なるものを提示して、管理者会に提出させてくれるよう頼みますが、5人は「話が違う」としてこの案を拒否しております。

 

平成19年5月1日には大竹正一消防長が「給与改定通知書」を持って職員に渡そうとしますが、「納得していない」と言うことで、全員に受け取り拒否されています。

それでも

平成19年5月21日に 不服申立職員5名の内、4名の職員に給与の「是正」と言うことで、平成19年4月より昇給させた給与振り込みを合意がないにもかかわらず、強引に行われました。この是正の根拠は不明であります。もちろん4名の職員は、この是正には、納得はしておりません。

平成19年6月8日 南会津地方広域市町村圏組合管理者 湯田芳博氏に「不利益を受けた職員の要求について」(別紙)として5人連盟で直接、訴えをしております。

最後に、この問題を突き詰めていくと

南会津地方広域市町村圏消防本部職員の過去の給与が適正に行われていたのか疑問になってきました。今回の一般質問で管理者 湯田芳博氏は

平成19年9月10日に、この5人の職員と会うことを約束しました。