南会津地方広域市町村圏組合議会 平成20年度 第1回臨時議会報告(平成20年5月29日開催)

第1回南会津地方広域市町村圏組合臨時議会が、5月29日(木)に開催されました。議席番号が決まり、議長選挙が行われました。

議長には、齋藤邦夫(只見町)氏がなりました。監査委員には和田山美喜夫(下郷町)氏の選任の同意が審議されたが、賛成4票、反対が6票となり、

同意されなかった

南会津地方広域市町村圏組合議会議員と議席番号

1番  星   哲二   檜枝岐村

2番  大竹 穂積    只見町

3番  渡部  優    南会津町

4番  山田  武    下郷町

5番  和田山美喜夫  下郷町

6番  星   光久    南会津町

7番  馬場 信作    南会津町

8番  佐藤  一美   下郷町

9番  湯田  秀春   南会津町

10番  大宅  宗吉   南会津町

     11番  渡部  康吉   南会津町

     12番  齋藤 邦夫    只見町

 

 議案第9号 監査委員の選任について の際、星 光久議員より次のような質疑がなされた。

 

 星 光久議員「和田山議員としては、監査委員として(職員の不服申し立ての件について)解決に向けて何かするべきではなかったか。

私としては、監査委員を辞退して頂きたいと思います。解決に至らなかった理由についてお伺いしたい。」

 

 湯田芳博管理者「(職員の不服申し立ての件について)両方に取材して、記事を掲載するというのであれば、その記事の信憑性も高いと

             いうことですが、一方的に記事になるという傾向がある中で、その記事に信頼性は低いと言わざるを得ないと考えます。

             先の管理者会において、最終提案をさせて頂き、その協議の中で、私は完結をしたと理解しております。」

 

この臨時議会の質疑の中で、湯田芳博管理者は、消防職員の給与不服申立の件は「完結」したと答えたのである。

 

議会終了後の6月2日(月)に、大竹正一消防長は、管理者より「職員の監督不行きとどき」により文書「訓告」処分を受けた。

更に翌日、芳賀正義消防次長は、大竹正一消防長より「訓告」処分を受け、幹部職員である総務課長、予防課長、警防課長、

西部方面所長の4名も注意処分を受けたそうである。

 

 多分、職員の不服申し立ての件については、これらの広域消防署幹部職員を処分したことで、「完結」という言葉を使ったのかもしれない。

しかしながら、現実は、福島県の行政相談室から人事委員会の公平委員会で、(職員給与の不服申し立て)措置要求が受付となったばかりであって

むしろ、これからが審議開始されるのである。

公平委員会で審判が下った時か「和解」による成立となった時が、「完結」と言えると思うのだがどうだろうか。

 

7月10日(木)人事委員会の公平委員会に、広域消防署職員16名が(職員給与の不服申し立て)措置要求する。

消防署職員全体の2割である。