SNOWBOARD BASIC

〜小猿リフトに乗る〜

次はリフトの乗り方。片足でボードに乗ることができたら早速リフトに乗れ。
どこ行くんだ?
初級者コースに決まってるだろ!アホか。だいたいのゲレンデの初級者コースはリフトがゆっくり回ってるからそこでやるんだよ。小猿のくせに何考えてるんだ。
初めては何事も怖いしリフトを止めると思うと恥ずかしいと思うかも知れないが心配することはない。そこに乗ってるヤツのほとんどは小猿どもだ。小猿どもの多くは最近でもリフトを止めたことがある。笑われない。そしてもちろん俺も笑わない。
むしろ笑えない。
時間がもったいないから。同様の理由で上級者コースで止めると迷惑だからそっちの方はリフトに乗ることに自信があっても初めての小猿は乗らない方がいい。というかわかりやすく言うと
乗るな。( ゚Д゚)ドルァ!!
降りてくるのにも時間が掛るし、そこで基礎なんか覚えられるわけないし、降りてこれるようになったとしても変な癖がついて教えるヤツが本気で嫌になる。もし教えるヤツが「中級者コースならいいだろ」とか「勉強のためだ」とか言って連れて行こうとしてたらそれは教える気がないのだよ。小猿の四苦八苦している姿をみて笑いたいかなんかだろ。
それか見捨ててるか。
俺はそんなときは初めから「教えないから」と言うし、自分が教える気がないときは自分では”初めての小猿”を誘わない。・・・また話がそれた。



 乗り方は順番を待っているときに、前のヤツがどんな風に乗っているのかを観察する。
ボーっとしてんじゃねー!!
うまくなるヤツってのは
うまい滑りを知ってるヤツ限定だ!
何になりたいかをイメージできないヤツは
何者にもなれねーに決まってるだろ?
何かを見て(考えて)ああなりたいと思うから”それ”になれる。
リフトの乗り方も他の奴らのをみてああやって乗るってイメージしてから乗るんだ。そしたら思ったより簡単に乗れるもんだ。もはや人生論だな・・・。
一応ちゃんと書くと、リフトは場所によって感じが少しずつ違けど、基本は線(乗り場と書いた立て札とかある)の所まで片足で漕いでいって、止まって待つ。それから後ろ見て、リフトのスピード確かめて、足が当る前に丁度いいタイミングで座る。
ただそれだけのこと。
動いてるリフトに足を当ててもいいけど、ちょっと痛い。さらに言えば、手でリフトを押えて(確認して)座るといい。
まあ乗るのはそんなに難しくない。

 言い忘れてたが、乗るときや降りるとき、転んでケツにバインディングのハイバックが刺さることがあるので、ハイバックは倒しておくように。(←女の子はしゃがむようにお尻を着くため、初心者の女の子の怪我の大半がこれが原因らしい。)

 乗っているときは、リフトによっては安全のためのバーがある所や、フードが被るところがある。ぶっちゃけて言うと、
そういうのは使っておきなさい。
便利なもんだ。
滑っているヤツが見えるところでは、さっきも言ったように他のヤツの滑りをチェックしなさい。初めての小猿でも「今日の目標はアイツぐらいになる」とか。ちょっとうまくなっても「自分の滑りはあんな風か?」とか、うまいヤツ見つけて「ああなるにはどこを直したらいいのか」とか・・・。とにかく
うまくなるために時間を有効に使え!
 ここからリフトの降り方。小猿によくある間違いだが、早く立ち初めても安全には降りられない。じゃ、どうするか・・・
実はゆっくり立てばいい。
どういうことかというと、ここで降りるという線があるのだが、それより少しだけ後に立つくらいが丁度いいと言うこと。遅すぎ(リフトが帰ってから)でもダメだが・・・。
で、板を滑ってく方向に真っ直ぐ向けて立ち上がり、足を着かずに板の上に乗せてしまう。すると勝手に板が滑っていく。滑ってった先で転ぶ。完了!!
いいんだよ!転んでも。
リフト降りたその場で転ぶと当然だけど危険だし、リフトも止まるから、最低でも3メートルは先まで行って転びたい。
だがいつまでも転んでばかりではダメだから、後足の踵(もしくは爪先)だけを板からはみ出させるようにしてうまくスピードを調節する。板が回りだすから、回り出したときに右足を完全につく。最初はこんな感じだ。とにかく慣れないことにはうまくならない。
やれ。
2、3 回もやれば何とか転ばなくなる。これに慣れたら板に乗ってる時間を長くして終わり。完成系はカービングができるようになった後、ワンフットという滑りができるようになればいいんだけど、それはずーっと先の話。
あとはうまいヤツのを見といてくれ。もういいだろ?

これでやっと滑れる。
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