GROUND TRICK 6

注意事項
この講座はグラトリ講座4までをマスターしている必要があります猿どもはここを読んでも上達の役には立たないどころか、やろうとするだけで確実に死に近付くことになりますので読まないでください。
※飼主の方は取り扱いに十分注意してください。
十分な滑走技術を要していても、トリック、エアーなどに興味がない方にもここは必要ありません。そのかわり、ゲレンデでトリックを練習する人を見ても、できるだけ眼を背けてください。
〜BS360(Back Side360)〜

BS180ができるようになったら当然BS360も狙っていく。
FS360と比べてもグランドではチョット難度が高い。

なぜならFSより着地はしやすいのだが、グランドではどうせ着地がズレたからってたいした問題じゃないから、それはアドバンテージにならないってのが理由。
ズラしてからの回転と視線の送りが簡単なFSと違って、回転がしにくい分グランドではこっちのほうが難しいといえる。
エアーでは着地までが重要だから好みに寄るが、通常”ちゃんとメイクする”ことまで考えるとBS360の方が易しいとされている。

FS360、BS360両方できて地形やターンの方向によって廻り分ける。これがカッコイイ。
メイク率が上がったら誰も疑うことのないゲレンデ上級者(パークを除く)だ。周りを滑るヤツ等がみんな振り返って見るだろう。
いや、見つめられるに違いない。

そうなったら見つめ返してやってくれ。リフトに乗ってる小猿どもの感嘆の声を聞き漏らさないでくれ。

話がそれた・・・。

グラウンドではちょっと回転力を得にくいBS360のやり方についてレクチャーしよう。これももちろん
BS180が簡単にメイクできることは最低条件
なのでそのつもりで。

やり方はBS180が回転方向の後方に顔を向けてから(向けながら)オーリーしたのに対して、回転方向に更に180度廻して正面を見るつもりでオーリーする、単にBS180の回転を増やした感じ。
BS180ができているならすごくイメージしやすい。
実際に正面を見てから飛ぶことは不可能なので、回転を始めて視線が
真後ろよりももうちょっと先が見えるくらい
のタイミングで飛び、飛んでからも
視線を途中で止めずに必ず前まで持ってくる
ってことが最大のポイント。

ここでも1回転するには、やっぱり先行動作が重要になってくる。
BS360の場合では、
FSへ体をひねっておくこと
を言う。

実際に飛ぶときの手順から練習の仕方まで書いてみる。
まずは先行動作の練習だが、FS360で書いたようにちゃんとできないと危険なので、怪我したくなかったらしっかり練習すること。
先行動作がうまくできているかをやはり先行動作付きのBS180で確認することを強くお勧めする。
顔は進行方向に向けたままゆっくり滑り、体も進行方向に向かって開くように正面を向くようにひねる・・・ここまでが先行動作。そのときに
左腕や左肩を開いていること
を確認できるくらい開いとくといいだろう。
その状態からBS180を飛んでみる。正面を向いた状態から体を回転方向へ戻し、目線を後ろに向けながらオーリー。
BS180が苦で無い人はやっぱり普通にできるはず。それどころか回転しすぎるのを抑える感じだと思う。普通にできるようなら先行動作はうまくいっている。
軸がズレる人は回転の戻し方がうまくないってことだな。。軸がズレなくなるまで反復練習しとけ・・・。これができるまでは当然だが次には進めない。。
軸が安定してればとりあえず変な転び方はしない。できない人がまず気をつけなきゃいけないのは手を振る方向。
斜めに廻したら当然だが軸はずれる。
独楽を廻すときにはちゃんと真横に廻すだろう?

自分の中で廻し方をキッチリ覚えてしまうことが大切。
意識しないで平行に廻せないと高回転は狙えない。
実際にエアーで360を飛ぶときにも重要なことなので、ちゃんとできるようになったほうがいい。回転方向が逆になると感覚が少し違うから両方の感覚をつかんでしまうといい。

ま、グランドでは少しくらい軸がズレても板が下にさえあれば大きな怪我はしないけどね。。。。

軸ができるようになったら次は回転の量だけど、やはりグラウンドでのBS360なのでとりあえずめいっぱいまわしとけば間違いない。

肝心の回転量の出し方のポイントは、前を向かなければならないことを意識することに限る。
先行動作の力をうまく使って、気合を入れて
左手で背中側の空間にパンチ入れる
つもりで回転すればいいんじゃないかな?

回転後に体が前に向いてれば、回転が足りなくてもグラトリだからなんとかなるものだし。

繰り返すけど、オーリーの時には一周して前を見ることはできないから、後ろまで見てから背中方向が見えそうなときにオーリー。
すぐに正面が見えるから視線をそこで保持。
そのまま体を小さくして我慢。
最後に着地をあわせる。
練習のときは、やはりターンを90°くらいしてからBS360を仕掛けて、正面がギリギリ見えそうになるときにオーリーするとその感覚がわかる。

FS360の時と同じように90度ターンをして、180度まわして、90度ズラして完成( ´∀`) ( ゜Д ゜ ) …
あくまで練習のときだけ。。。

最後に着地だけど、着地は前を向いてレギュラーで滑るんだから今までいろんな地形を滑ってれば苦ではないはず。
トゥー側で着地が理想だけど、意識すると着地後に引っかかる(回転方向のサイドだから)からフラット着地で回転が足りなくてもずらせるようにしておこう。
軸がずれてなきゃフラット着地になるのが当たり前だけど。

当然ズレてから飛ぶのはカッコワルイから、先行動作の貯め量とその戻しの速さを調整しながら何度も飛んで回転量をあわせよう。

これらに気をつけて、インチキBS180みたいなのから進化させていけBFS360はできるようになる。
FS、BSどちらも廻る人になったら、是非自慢してみよう。
これでグランドではどっちの360もできるようになったわけだが、エアーではちょっとだけ違う。
違うとはいえそのほとんどは同じなので、キッカーで飛ぶこともイメージしながら、段差のあるところでも練習するといいだろう。
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