良導絡(全身調整療法)
良導絡とは、昭和25年に京都大学の 中谷義雄博士が創始された診断法。

良導絡とは、皮膚の電気がよく流れる点の連続帯のことで、自律神経(交感神経)の異常興奮によっておこる病的現象をキャッチできる経絡(ツボの連続帯)のことをいいます。

MD21

良導絡を測定する機械です。
最初に、この機械で測定します。

手首6箇所、足部6箇所のポイントを左右合計で24箇所測定します。
12Vの電流ですが、皮膚にはほとんど感じません。
NSVmax

上記の『MD21』のデータをパソコンに取り込みます。

そのデータを解析すると、下記のような結果が得られます。

その結果により、鍼や灸、場合によっては金粒・銀粒を利用し、興奮している経絡を抑制し、弱っている経絡を高めてやります。
鍼灸良導絡治療の適応症
 @神経系疾患 神経痛・神経麻痺・めまい・メニエール症候群・車酔い・ノイローゼ・自律神経失調症など
 A運動器疾患 肩こり・頸腕症候群・五十肩・むち打ち症・寝ちがい・腰痛症・膝関節痛・スポーツ障害など
 B消化器疾患 胃炎・胃十二指腸潰瘍・食欲不振・便秘・下痢・痔・慢性肝炎など
 C呼吸器疾患 風邪の予防・喘息・気管支炎など
 D循環器疾患 動機・息切れ・高血圧など
 E婦人科疾患 冷え症・生理不順・生理痛・不妊症・妊娠中の不定愁訴など
 F泌尿器疾患 前立腺肥大・インポテンツ・膀胱炎など
 G眼科疾患   眼精疲労・仮性近視・色盲・色弱など
 H耳鼻科疾患 扁桃通・耳鳴り・難聴など
 I小児科疾患 夜泣き・かんむし・夜尿症・チック・アレルギーなど

こんな方は良導絡治療を是非おすすめします(鍼灸良導絡治療の適応症参照)
 ★慢性的な病気で困っている方
 ★交通事故の後遺症で悩んでいる方
 ★こり・痛み・シビレのある方
 ★虚弱体質や冷え症の方
 ★めまい・耳鳴りのある方
 ★色盲・仮性近視のある方
 ★病名が特にないのに体の調子が悪い方など

当院では下記の機器を使用し、治療に当たります。
治療の流れ

今日、鍼灸院を訪れる患者の多くが、腰痛や関節痛などの運動器系疾患(整形外科的疾患)です。これに対し当院では、「東洋医学的対応」として『良導絡』を用い全身的な経絡(つぼの連鎖)と自立神経を調整する「本治法」と、東洋医学的観点とは別に、患部を支配する神経や筋肉の対応標治法」の二種類の治療方法を組み合わせることにより優れた治療効果を生み出しています。


以下の方法で治療に当たります。

@良導絡を測定します。測定方法は、12Vの電圧を加えて、手足にある、24個所の「代表測定点」で皮膚の通電抵抗を計りMD21に記憶します。
Aそのデータをパソコンに取り込み、全身の機能状況をを判断します。良導絡測定の結果から、貴方の自律神経系のアンバランスを補正するため、全身調整を行います。
B全身調整後、貴方が訴えられる主訴(一番つらい症状)の治療に移ります。