アセチルコリンとコリンについて

コリン

 コリンとは、細胞膜を構成するリン脂質のレシチンや神経伝達物質のアセチルコリンの元となる必須栄養素である。
 コリンはホシファチヂルコリン、スフィンゴエミリン、コリンとして体内に摂取される。
 活動内容は、細胞機能の維持活動、細胞膜の維持・修復、脳機能や肝機能や心臓血管系の維持であり、欠かすことの出来ない栄養素である。
 コリンが欠乏すると、肝臓に脂肪が蓄積されるほかさまざまな障害がおきる。
 また、コリンから生成されるレシチンは動脈硬化を抑制する。さらに、コリンの摂取が心臓病予防になるという説もある。  
 
 

アセチルコリン

 体内に吸収されたコリンは、アセチルコリン合成酵素の働きによりアセチルコリンになる。
 ビタミンB12にはアセチルコリン合成酵素を活性化する働きがある。
 アセチルコリンは、神経伝達物質としてシナプスで作用する。