漢方薬と蕁麻疹


 蕁麻疹の治療には、急性には抗ヒスタミン剤、慢性には漢方薬のほうが効果があるらしい。
 西洋医薬は、病気のある特定の症状を押さえ込むのに対し、漢方薬は体質を改善して生体の乱れを調整することに効果があるからである。
 アレルギー(蕁麻疹)は体質が原因なので効果がある場合もあるということである。
 基本的にはアレルギーの治療は西洋医学的方法が主流で、漢方薬は補助の役割を持つ。  

 漢方薬の特徴として、各々の体質・体力などを総合的に見極めて処方する(随証療法)、いろいろな生薬を組み合わせるなどが挙げられる。
 したがって、蕁麻疹に効く一定の薬があるというよりは、蕁麻疹に効くとされる漢方薬のうち、体質などを見極めて、各々に合う処方が施されるということである。
 漢方では、体質に合う合わないということが重要なので、有効といわれる処方でも体質に合わなければ副作用をもたらす可能性もある。
 さらに、漢方による体質改善には長期的な服用が必要である。  

 たとえば、食品が原因の蕁麻疹は、胃の粘膜液からアレルゲンの原因となるタンパク質が入り、これが抗原抗体反応を引き起こしてマスト細胞からヒスタミンが放出される。
 すると、このヒスタミンが毛細血管を拡張させ、血液中の水分が血管から漏れ出して、皮膚が赤くなり、ヒスタミンによるかゆみが起きる。
 この例の漢方薬の使い方としては、胃を丈夫にする「蒼朮」の粉末を食前に飲む。といったことが挙げられる。  

 アトピー性皮膚炎によるかゆみには、「消風散」が有効とされる。その成分のうち、荊芥、防風、牛蒡子などにかゆみ止めの作用がある。  

 同様に、寒冷蕁麻疹には、当帰四逆加呉茱萸生薑湯、日光蕁麻疹には葛根湯加川辛夷がよく効くといわれているらしい。  

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