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デジカメの選び方


1万円以下から5万円ほどまでコンパクトカメラにも価格に大きな差がありますが、一体何が違うのか?安いデジカメでも十分なのでしょうか?
はっきり言って、安いデジカメでも高いデジカメでも日中、太陽光の下で撮影すれば変わらずキレイな写真が撮れます。では、価格の差とは何なのか?
それは、夜景や動きの速い物の写真。ズーム時などデジカメにとって苦手な撮影シーンできれいな写真が撮れるかどうかで価格の差が出てくるのです。

手ブレ補正の違いをチェックしよう!
デジカメには手ブレ補正に大きく分けて3種類の補正があります。デジタル式(電子式)CCD(CMOS)シフト式レンズシフト式の3つです。

デジタル式(電子式)手ブレ補正)・・・写真を複数枚撮影し、最初に撮影した画とそれ以降の画とを比較してはみ出しを計算して補正をかけるタイプです(写真として残る物は補正した1枚のみ)。また、最近では画像を加工して補正するタイプもあります。デジタル(電子式)手ブレ補正は、画像の劣化が激しく主に1万円前後のデジカメに搭載されている事が多いです。

CCD(CMOS)シフト式手ブレ補正・・・CCD・CMOS(撮影素子)といわれる部品を動かして手ブレの補正をかけるタイプです。画像の劣化などはなく、写真がキレイに撮れます。ファインダーを覗くタイプでは、ファインダーでは、ブレ補正の効果が確認できないなどの欠点もありましたが、今では殆んど液晶を見ての撮影の為、その欠点も感じることはありません。

レンズシフト式手ブレ補正・・・実はデジカメのレンズは1枚ではなく、数枚のレンズ群によって構成されております。そのレンズを動かし手ブレの補正をかけます。写真の劣化は少なくキレイな写真を撮影する事ができます。キャノンやニコンなど古くからのカメラメーカーに用いられている技術です。

1万円前半までのデジカメの多くはデジタル(電子)式手ブレ補正を採用していますが、手ブレした際に画像の悪化が大きく夜景撮影、望遠時の撮影に不向きです。手ブレの補正はCCDシフト、レンズシフト式を選ぶようにした方が色々な撮影シーンでキレイな写真を撮ることが出来ます。


多少お値段高くても手ブレが強いのは キャノン IXY430F

接写や流し撮りでも手ブレ補正を働かせてくれるカメラです。上下の手ブレなら、光学式補正がついているものは皆、補正してくれますが、角度ブレや左右のブレはキャノンのみ補正が可能。その中でも、夜景もキレイなIXY430Fはおすすめ。

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運動会や学芸会、小さなお子さんをお持ちならズームは要チェック!

ズームには光学ズームとデジタルズームがあります。光学ズームとはレンズの伸び縮みでのズームですので画像の劣化はありませんが、デジタルズームは写真を引き伸ばすだけのズーム。パソコン上で拡大しているのと同じですのでズームすればするほど粒子が粗くなっていきます。

ズームの性能は光学ズームを注意して見なければなりません。小さいお子さんがいるようなら、運動会、学芸会での撮影時に3倍.4倍のズームではまず足りません。最低でも7倍以上のズームは欲しい所。表情までしっかり撮影するのであれば10倍以上のズームが必要です。一昔前までは10倍以上のズームが出来るデジカメとなるとかなり大きなボディとなり、持ち運びには不便を感じておりました。しかし、今では小型で10倍以上のズームデジカメも多く存在しております。

また、人物撮影時にもワザと遠くまで離れ、ズームにて撮影すると背景がボケてプロのような写真も撮影できるのでズームはあるに超したことはありません。

ズームのチェックはまず、光学ズームが何倍まで使えるのか、そして広角レンズかどうかも見る必要があります。広角24mmなどと書かれたデジカメは、ワイドに撮影が出来て集合写真や風景撮影時に重宝します。ただし、レンズがワイドな為、24mmからの10倍ズームでは最大240mmまでのズームということになります。35mmからの10倍ズームであれば最大350mmまでのズームが可能です。

お手持ちのデジカメが35mmレンズの物で3倍ズームだった場合。それを買い換える際に、広角25mmのデジカメで4倍ズームを買っても逆に遠くの被写体を撮影できなくなる計算となります。(35×3=105mmまで・25×4=100mmまで)

レンズの周りを見てみると35-105や25-100などという数字が書かれておりますので、この数字をチェックしてみてください。左側の数字が広角の最大値、右側が望遠の最大値です。

今のデジカメは広角25mm前後が支流ですので買い替えの際はお使いのデジカメよりズームの大きいカメラを選ぶのが無難です。
おすすめデジカメ フジフィルム FinePixF800EXR

20倍ズーム(超解像度ズームで最大40倍までキレイにズーム)が可能。手ブレはCMOSシフト。液晶もキレイで操作性も簡単です。フラッシュの光量も自動で調整してくれる上に裏面照射センサー搭載なので夜景もキレイに撮影できます。


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夜景がキレイに撮れるデジカメとは?
カタログ上では多くのカメラが夜景もキレイに撮影できると記載されており、本当にキレイに撮影できるカメラがどれなのか?カタログや店頭のPOPを見ただけでは迷ってしまいます。

確かに、安いカメラでもISO感度を上げることにより、夜景を撮影することは出来ますが、写真にノイズが入りキレイとはいえません。また、フラッシュ撮影では人物の顔が白くなり、背景のネオンなども見た目より薄れてしまいます。

では、夜景がキレイに撮影できるカメラとはどこをチェックすればいいのか?

まずは、レンズの明るさ。F2.5などの数値で記載されておりますが、この数値が少ないほどレンズからの光の取り込みが多く、夜景撮影に有利になります。また、手ブレを押さえることもできます。

次にセンサーの種類。裏面照射センサーという光の取り込みに強いセンサーを搭載しているタイプがおすすめです。

最後にISO感度。感度を上げると写真にノイズは入ってしまいますが、最近では、ノイズを低減して感度を上げる機能がついている機種があります。ISOが12800もあれば、ほんの僅かな光でも写真を撮影することが可能です。

おすすめデジカメ ソニー DSCWX170

裏面照射、HDRモードを備え、ISO12800。ISO12800で撮影してもノイズは従来品の1/6と優秀。ズームも光学10倍、全画素ズームで20倍までキレイに撮影可能。操作もタッチパネル式なので簡単な上、液晶の解像度も高くおすすめです。

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