ClereronとPentiumの違い |
どちらのCPUもデュアルコアと言われる1つのCPUに2つのプロセッサコアを持つCPUです。パソコンの中に2人の作業員がいるようなものですので従来のパソコンより断然仕事が速くなります。ただし、ClereronとPentiumでは「キャッシュメモリ」といわれるメモリの容量が違います。Pentiumが3MBに対してCeleronは2MB。キャッシュメモリとは良く使うデータを蓄積しておける”机の引き出し”のような物です。わざわざ、別の場所まで行ってデータを持ってくるより、机の引き出しからデータを取り出した方が早いですね。その引き出しに閉まっておけるデータがPentiumの方が大きく作業が早いのです。
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PentiumとCorei3の違い |
Coreiシリーズにはハイパースレッテングという機能が付いています。PentiumはデュアルコアですのでCPUに2つのコアを持っております。同様にCorei3、Corei5もデュアルコアですので2つのコアを持っておりますが、違いはハイパースレッティングといわれるそれぞれのコアに2つのスレッドを持っている点です。コアが2つ×それぞれのコアに2つのスレッド=4つの作業が同時に出来ることになります。Cereron、Pentiumが2つの作業を同時に出来るのに対して、Corei3、Corei5は4つの作業を同時に処理することができます。
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Corei3とCorei5の違い |
Corei5には、ターボブーストという機能が付いています。放電や電流に余裕がある場合は、瞬間的に加速してパソコンのスピードを上げてくれます。車のターボを思い描いていただくと判り易いですね。
車でもアクセルを踏みっぱなしではエンジンが故障してしまいます。Corei5が賢いのは放電や電流に余裕がある場合のみターボを聞かせてくれる点。パソコンの部品に負担を掛けることなく、理想的な形で高速化をしてくれるのがCorei5です。
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Corei5とCorei7の違い |
Corei7はクアッドコアです。デュアルコアが2つのコアに対してクアッドコアは4つのコアです。更にハイパースレッティングですので1つのコアに2つのスレッド。つまりコア4つ×それぞれに2つのスレッド=8つの作業を同時に出来るということです。
仮にパン工場に例えるとCereron、Pentiumというパン工場が2人の作業員で2つのオーブンを使ってパンを製造しているのに対し、Corei3とCorei5は2人の作業員に4つのオーブン。Corei7は4人の作業員で8つのオーブンでパンを製造しているのです。出来上がってくるパンの数は圧倒的に違ってきますね。
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