人気のリコーCXシリーズ。流行の超過解像ズームを搭載し、600mm相当まで画像の劣化を抑えてズームすることが可能になりました。また、電子水準器を搭載し、常に画面で水平を確認することができるのも便利です。
マクロは1cmまで寄ることができ、ピント合わせも望遠300mm時でも0.1秒ほどでピント合わせが可能です。 |
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ただし、気になった点が数点。
まず、絞り/シャッタースピード優先モードという新機能。シャッタースピードに関しては、スピードの設定も簡単に変更でき、動いている被写体を躍動感を強調して撮影できるなど仕様用途は非常に多いと感じ、これは〇。
しかし、絞り優先モードに関しては、絞りを開放または小絞りの2択で選ぶだけなので、絞りを調整するというより、選ぶ感覚です。しかも、被写体が近くないとあまりボケない。これならば、ソニーやカシオのようにデジタルでしっかり、ぼかしてくれた方がより背景ボケはキレイに、簡単に出来そうです。
また、フラッシュが向かって左側に付きすぎており、握ったときに右手でフラッシュを隠してしまう可能性も・・・。
さらに、キャノンでもソニーでも、殆どのメーカーがメーカーロゴを立体的に浮き立たせ、カメラのレンズの左側にロゴを付けているのですが、これは握ったときに手がロゴのゴツゴツに当たって手を滑らなくさせている為。しかし、CX6はデザイン性のためか?グリップがツルツル。ちょっとスベル感覚を抱く人もいるでしょう。
動画撮影がフルハイビジョンでないのも気になります。
・・・と、ちょっと酷評っぽい感想を入れてはみましたが、裏面照射CMOS、リコーの画像処理エンジン、そしてレンズの性能などカメラとしての出来栄えはよく、価格もリコーにしては安い!
店頭で上記のことに気をつけて確認していただき、問題ないようであれば、写真は間違いなくキレイに撮影できますので、ご検討してみてください。
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2012.05.20 |