同社のハイブリッドAFというとミラーレスカメラの「EOS M」に実績があるが、正直にいえばその評判はあまり芳しいものでなはい(同社はファームウェアアップデートでのAF高速化を予告している)。理由はライバルにくらべ測距が丁寧すぎるからだ。 しかし、そんな先入観を持ってEOS
Kiss X7を試すと、その違いに驚かされるはずだ。シャッター半押し開始とともにさほど間を置くことなく合焦し、ピント合わせに時間を要しない。もちろんデフォーカスからのピント合わせにはそれなりに時間を要するし、レンズによってもその速度は異なってくるが(レンズキットとして付属するステッピングモーター採用のEF-S
18-55mm IS STMは特に速かった)、実に気持ちよく速やかにピントが合うのである。普段光学ファインダーで撮影することの多いカメラ愛好家も、この速さを知ればライブビュー撮影も積極的にやってやろうという気になるはずだ。
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