シャープにて始めてヒートポンプの乾燥方式を採用したESZ100の後継型となるESZ110。
ランニングコスト面では、他社を圧倒する作りとなっております。カタログ上のスペックでは、洗濯~乾燥までの電気代は590wh。パナソニックのNAVX9300が600wh。日立のBDV9600が790whですのでカタログ上の表記ではあまり違いはないのですが、驚くべきは湿度センサーを搭載しているという点!他社では、温度センサーのみの搭載となりますが、ESZ110には温度+湿度センサーが搭載されています。これにより、洗濯物が乾いたかどうかを正確に判断できるのです。
一般的な乾燥洗濯機では、6kgを乾燥しようが2kgを乾燥しようが乾燥時間が大幅に変わることはありません。また、乾燥した衣類を取り出すと「ホンワカ」と温かいですね。実はあれ!乾燥のしすぎなのです。それだけ時間と電気代を無駄に使っているともいえますね。しかし、ESZ110では、湿度センサーが搭載されているので衣類が乾いたと同時に乾燥運転を止めてくれます。ですから、時短、節電となるわけですね。
他にも水位、泡、重量などのセンサーを搭載しているので例えば、お子さんが洗濯しなくてはならない体操着を朝急に出してきた!なんて経験は奥さんならあることでしょう。普通なら間に合わなくて頭から角でますね。しかし、ESZ110ではお急ぎコースで体操着くらいなら約35分で洗濯から乾燥までしてくれます。ちなみに電気代は体操着くらいなら約5円から6円です。これなら朝から機嫌を悪くする必要もさほどありません。
汚れ落ちに関しては、一応前面のガラス内側にひまわりの形状をモチーフとした洗濯板?のようなデコボコがあり洗浄力の手助けをしてくれていますが、他社と比べて大きく汚れ落ちがいいということはないようです。
ただし、プラズマクラスターを搭載している点では、日立には同様の機能はないですし、パナソニックのナノイーも最上位機種にしか搭載されていないので洗濯槽のカビ防止や水で洗えないものの除菌脱臭については一歩秀でているといえるでしょう。
価格面でも他社の同等機種と比べると安いお店が一般的ですので、ランニングコストや使い勝手など見ても、ぜひとも洗濯機選びの候補に入れておいて欲しい1台です。
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