最大電池寿命515枚を誇るEXZR400。画素数は、1610万画素、ズームも光学12.5倍あるので旅行にもっていくには最適なカメラだと思われます。
また、EXILIMシリーズの特徴であるサクサク撮れるというコンセプトが更に進化!
EXZR400では、起動時間が0.99秒、オートフォーカス0.14秒、撮影間隔0.26秒という驚異的な速さ。つまり、お子さんやペットなど動いているものを撮影する際、自分の感覚でシャッターが切れるという特徴を持っています。1枚目を撮影し、続けてもう1枚撮影しようとしたときシャッターがなかなか下りずにシャッターチャンスを逃してしまった経験を持つ方は多いでしょう。EXZR400では、自身の感覚でサクサク、シャッターを切ることができます。
また、「トリプルショット」という機能も便利で、シャッターを押すと前後0.2秒の写真を撮影してくれます。一瞬、シャッターを切るのが早かった、或いは遅かったというときでも安心です。
ただし、ちょっと気になる点がひとつだけ。
手ブレ補正です。EXZR400は、CMOS手ブレ補正(センサーシフト手ブレ補正)を採用しています。この手ブレ補正の弱点としては、液晶画面で被写体を確認しているときに手の揺れがもろに画面に反映するといった点です。つまり、ズームした状態で液晶画面をみると手の揺れが画面に反映し被写体が上下左右に動いてしまいます。また、レンズシフト式の手ブレ補正に比べ、やや手ブレに弱いといった特徴があります。
この手ブレ補正の弱点を改善し、発売されたのがEXZR700です。
EXZR700では、レンズシフト式の手ブレ補正を採用。上記のような弱点は見られず、さらにHS手ブレ補正を併用すればなんと5段分もの手ブレ補正。シャッター速度で言えば32倍もの速度でシャッターを切るのと同様の効果が得られます。また、EXZR400に比べズームは18倍。
通常、体育館などで18倍ものズームを使うとノイズが入ってしまうか、手ブレがおきてしまいがちですが、EXZR700では目立ったノイズや手ブレは見られませんでした。
ただし、EXZR400が電池寿命515枚に対して、EXZR700では、レンズシフトや18倍ものズームにてレンズ駆動でバッテリーを消費する為、撮影枚数は470枚と少し少なめ。
価格とデザインに納得がいくようなら、個人的にはEXZR700がおすすめですが、旅行に持っていくのでバッテリーの持ちが気になる。また、ズーム撮影はさほどする場面がないといった方なら価格の安いEXZR400ということになります。
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