カシオのEXILIMシリーズは、バッテリー寿命が長く、サクサク撮影ができ、望遠もきく。また、「背景ぼかし」などの機能を使えば、プロのカメラマンが撮影したような写真もとることができます。
ただし、EXILIMシリーズには、ずっと気になる点がありました。それが手ブレ補正です。
EXILIMシリーズで採用していたのが、センサーシフト式の手ブレ補正。これだと、撮影した写真は手ブレがしっかり補正されているのですが、カメラを構えて液晶画面で被写体を確認している時に手の揺れがもろに液晶画面に反映され、被写体が上下左右に揺れてしまいました。特に、ズーム時には、なかなか被写体を任意の位置に持ってくるのが難しかった。
しかし、EXZR700では、やっとレンズシフト式の手ブレ補正を採用。しかも、「HS手ブレ補正」と二段構えの手ブレ補正機構で、なんとシャッタースピード5段分の手ブレ補正を発揮してくれます。
ただし、光学18倍ものズームとレンズシフト式の手ブレ補正の為、レンズ駆動で電力を使用してしまい、バッテリーの持ちは約470枚と同じEXILIMシリーズのEXZR400よりやや少ない。とはいえ、1度の旅行で400枚もの撮影をすることは希なので心配するほどではないでしょう。
唯一の弱点といえば、女性うけは難しいデザインくらいでしょうね。
|