富士フィルムのFinePix X100の後継機として発売されたFinePixX10。センサーサイズはX100がAPS-Cサイズと一般的な一眼レフカメラ同様のセンサーであったのに対して2/3COMSと小型のセンサーに変えております。
しかし、X100が短焦点レンズとズームが使えないのに対してFinePixX10では光学4倍までズームが可能とX100がややマニア向けだったのに対してFinePixX10は幅広い方が利用できそうな仕様となっております。 |
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センサーサイズが一眼レフに比べ小さいとはいえ、2/3型とコンパクトカメラの約2倍のセンサーサイズ。センサーのサイズは大きければ大きいほど、夜景がキレイに撮れ、高画質、背景ボケなども強い写真を撮影することが出来ます。
さて、使用してみた感想ですが・・・。
電源スイッチがズームリングを回すか再生ボタンの長押しとちょっと最初手惑いましたが、使っている内にカメラを構えて、自然な感じでズームリングを回し電源を入れられるので一度、解かってしまえばしまえば、これはこれで使いやすい。
ファインダーはズームに連動し視野性も良く覗いていて楽しい。ただし、ピント位置やシャッター速度、ISOなどの情報はファインダーでは見れないので、上級者からは、この点で不満が出そう・・・。
室内撮影では、一眼レフと遜色ないシャープで発色もバッチリ!外に出て夜景撮影では、プレミアムオートで試して見ましたが、かなり見た目に近い写真を撮影することが可能。ズームを4倍まで伸ばても、F2.8とレンズは明るくノイズはさほど目立ちませんでした。
基本的には、コンパクトカメラと同じ使い方、オートで十分キレイな写真が撮影できますが、ちょっと慣れてきたら、絞り優先モードやマニュアル撮影、フィルムシュミレーションという機能も使ってみると楽しい。
カメラを握ってみれば分かるのですが、デザインのよさ、手動式のズームなど、コンパクトカメラでは、味わえない写真撮影の楽しみをFinePixX10では味わうことができます。さすがは、「10年使えるカメラを目指した作り上げた」というだけのことはあるようです。
とはいえ、カメラ本体価格に専用ケースが+9000円程。すべての方におすすめとは言えない価格ですが、カメラをご検討中でお財布に余裕があれば、ぜひ店頭でお試しいただきたいカメラです。
2012.01.10 |
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