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携帯電話の写真は画質がキタナイ?



最近の携帯電話では1000万画素を超える画素数を持ったものも多く発売されております。画素数だけならコンパクトデジカメと変わらない画素数です。画素数は高いのに携帯で撮ると写真がきれいに撮れないのは何故でしょう。

勘違いされ易いのが画素数と画質の関係性です。画素数が増えれば写真は精細になりますが、画質はキレイになりません。画質を左右する上で大きな役割を果たすのが、撮影素子のサイズです。大きな撮影素子を持ったカメラの方がキレイな写真を撮る事ができます。

携帯電話の撮影素子は極小サイズ。携帯電話本体の大きさから考えても近々に大きく進歩する可能性は少ないでしょう。

ちなみに、デジタルカメラでも撮影素子のサイズはカメラによって異なります。

プロ用の一眼レフカメラでは「フルサイズ」と言われる36.0mm×24.0mmが使われる事が多いです。
一般的な一眼レフでは「APS-C」といわれる23.4mm×16.7mm。
コンパクトカメラで価格の高い物は、「1/1.7型」7.6mm×5.7mm。
一般的なデジカメでは「1/2.3型」6.4mm×4.8mmです。

一眼レフとコンパクトカメラで画素数が同じでも写真の出来栄えが違ってくるのはその為です。

また、レンズの性能によっても画質が変わってくる為、その点に置きましても携帯電話のカメラではコンパクトカメラとは違ってきます。

携帯で撮った写真は印刷して長期保存というよりも撮った写真をその場で見て楽しむといった楽しみ方の要素が強いようです。