LEDバックライトにはエッジ型と直下型と2通りありますが、日立のL42ZP05はそのどちらでもない「S-LED(スリムブロックLED)という新技術が搭載されております。
夜景など夜空の部分ははバックライトを部分的に暗くし、ビルの明かりなどで明るい部分はバックライトをその場所だけ発光させることが出来るようになったのです。それにより、メリハリのある映像を表現できるようになりました。液晶テレビでは苦手と言われていた漆黒も見事に表現しております。
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他のメーカーでも上位モデルでは、黒が非常に美しく表現できるようになっておりますが、その分少し度が強い黒の色合いになってしまっているメーカーもあります。
その点、L42ZP05は黒表現の断層が広いのです。漆黒の闇の映像から僅かに光を帯びた夜空まで表現力は見事です。
動画の倍速駆動では、4倍速、8倍速相当など、新商品ではどんどん上がってきていますが、やりすぎると映画ではコマ数がテレビ映像とは異なる為に滑らかに動きすぎてフィルム感がなくなってしまいます。また、元々映像自体に残像が入ってしまっている動画を映し出す際に4倍速だと余計にその残像が目立ってしまうという話もあります。しかし、日立のバックライトスキャンニングではそれらも見事にクリアした感があり、映画もスポーツも違和感無く楽しむことができます。
さらに、IPSパネルにより、斜めから見てもキレイですし、500GBのハードディスクも内臓、ダブル録画も可能です。
3Dには非対応なのが非常に残念なのと、ブルーレイを日立は作っていないので他社とのリンクに頼るしかないのが気になりますが、単純にキレイな画質の液晶テレビがほしいということであれば、L42ZP05は必ず候補として上げて置いて欲しいテレビです。
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