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パソコンの音質を改善しよう!


2012.09.10

最近では、デジタルオーディオなどの普及もありパソコンで音楽を楽しむ方も多くなっているようです。

しかし、パソコンのスピーカーでは少々音質が悪い。まぁ、「パソコンだからしょうがないか」とあきらめてしまっている方も多いでしょうが、パソコンの音質はちょっとした出費さえすれば大幅に改善することができます!

iTunesなどに収めた音楽を良い音質で楽しむことにチャレンジしてみましょう。


まずは、スピーカーを変えて音質改善


パソコン用のスピーカーにはピンジャックのものとUSB接続のものがあります。嘗ては、ピンジャックのスピーカーが支流でしたがピンジャックのものですと、どうしてもパソコン内部のノイズまで拾ってしまいボリュームを上げるとノイズ音が耳障りとなってしまっていました。これがパソコンでの音楽鑑賞は音質が悪いと言われる要因です。

しかし、最近ではUSB接続によりパソコンの音楽をデジタルのままスピーカーへ伝送。音質劣化やノイズをなくし再生することができるスピーカーが登場しております。

ただし、USB接続のスピーカーの方がすべて音質が上かといえば、そうではなく、低価格なスピーカーでは、単純にUSB接続にてパソコンからの電源供給だけを目的とし音質は無視!そんなスピーカーもありますので注意が必要です。

東和電子のTW-S7

ネットや雑誌でも好評化なスピーカー。1万円以下で購入できるスピーカーではこれが1番おすすめ。
USB接続でバスパワー(パソコンからの電源供給でスピーカーはコンセントに繋ぐ必要なく、更に10Wと迫力の音質を楽しめる。) 



USB DACを購入し音質改善


すでにお気に入りのアンプをお持ちの方ならUSB DACを導入するのもいいでしょう。少々、購入金額が張るのが欠点ですが音質に本当にこだわるのであれば必需品ともいえます。

USB DACとはデジタル信号をアナログ信号に変換する部品、装置のことです。

実は、部品など購入しなくともパソコン内部にはDACが搭載されており、ヘッドフォン端子やステレオミニジャックからアンプに接続することは可能です。しかし、前途したようにパソコン内部はノイズが発生しており、それまで拾ってしまう。

そこで、登場するのがUSB DACです。パソコンの音声データをデジタル信号のままUSB DACへ転送。USB DACにて音質を落とすことなくノイズの少ないアナログ音声データに変更しアンプに送る。そうすることで、音楽データの持つ本来のクリアな音質で楽しもうというわけです。

最近は、グルングルン回しながら音を再生させるCDよりもパソコンに保存した音楽データの方がエラー時の対処方法などから音質が良いとされており、オーディオ上級者の中ではこのUSB DACを導入しパソコンで音楽を聴く方が増えているようです。

   オーディオテクニカのAT-HA40USB

コンパクトで1万円〜15000円ほどでの購入が可能。価格に対しての音質はよく、コンパクトながらボリュームのつまみの質感などしっかりした造りとなっている。アンプだけでなくヘッドホンとの接続も可能なのが嬉しい。 



音声ファイルによっても音質は大きく変わる


パソコンでの音質は音声ファイルの圧縮方式によっても大きく変わってきます。

非圧縮
(音楽データをそのままデジタル化したもので高音質。ただし、非圧縮なのでデータ量が多く容量の少ないパソコンやiPodなどでは不向きな場合もある)  
WAV(windowsなどで使われることの多い)
AIFF (Macで使われることが多い)
可逆圧縮
(圧縮はするが、元の音質に戻せる。音質は非圧縮と同じで容量も少なくて済む)  
WMAロスレス(windows パソコンで使われることが多い)
ALAC(Appleロスレスと言われ、MacやiPodで使われる)
非可逆圧縮
(データ量を圧縮し容量が少なくて済むが音質は落ちる。容量の少ないデジタルオーディオなどでは使い勝手がいい) 
MP3(現在まで最も多く採用されており、非可逆圧縮の中では音質はいい。)
WMA(windows などで使われることが多い)
AAC(iPodなどのアップル商品ではお馴染み)

この他にもソニー系の圧縮方式は書ききれないほど・・・。

パソコンのハードディスクと相談しながCDから音楽を取り込む際には圧縮形式をなるべく非圧縮に近い形式にした方が音質は上がります。