キャノンのPowerShotG1X。キャノン曰く「コンパクト史上最高画質」というだけあり、画質は色合い、解像度などまったく問題なく、非常にキレイな写真が撮影できます。
1.5型のCMOSセンサーを採用しているので高感度撮影でもISO1600程度ならノイズは殆ど気にならないレベル。
しかし、購入前に確認していただきたい点がいくつか・・・。 |
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まずは、マクロ撮影。PowerShotG1Xのマクロ撮影時の最短撮影距離は20センチ。コンパクトカメラに比べ、圧倒的に近づくことはできない・・・。しかし、これは、大型センサーを採用している機種の宿命とも言うべき点であり、高級コンパクトカメラでは、このくらいが一般的です。ただし、問題はせっかく4倍ズームを採用しているにも関わらず、ズーム望遠時では、最短撮影距離が85センチとかなり遠くなってしまう・・・。85センチともなるとさすがに昆虫や花などを撮影するのには使いづらい。
また、ファインダーにおいても、PowerShotG1Xでは光学ファインダーを搭載しており、これは嬉しいのですが、残念なことに一眼レフカメラに比べ、構図が結構大雑把でありピント位置などの情報も表示されない。しかも、視野角も狭いので、ピントがどこに合っているのかが分かりづらく、シャッター速度などの変更も難しい。
一眼レフのサブ機として使うには、やや不満を感じる方もいるかもしれません。しかし、ファインダーは情報が表示されず、一眼に比べ視野角が狭いとはいえ、晴天時などには利用価値が十分にあり、画質はさすがキャノンの高級コンパクト機と頷きざる得ない高画質。
マクロ撮影などは、殆ど使わず、高画質であり、マニュアル操作が可能で尚且つ、ズームも欲しいという方におすすめなカメラです。
2013.0108 |
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