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Re-sublimity  → Listen

 Kannaduki no Miko OP

 Artist: KOTOKO
 Lyrics: KOTOKO
 Composition/Arrangement: Takase Kazuya

 Translation: FBI



遥かにそっと揺らめく憂い 葛藤の記憶に動かされ
目蓋にずっと張り付く白い絶叫に凍えた

 Moved by recollections of anxiety and conflict wavering softly at a great distance,
 I'm frozen in white screams which remain long in my memory.


沈む月の迷い
存在は確かに 今ここに
待っているのは
涙などもう流さない
ただ抱き合える瞬間

 Puzzlement of the setting moon.
 Surely my existence is here now.
 What is waiting for me is a moment
 that we can purely hug each other without any more tears.


言えない 聞けない 見えない 幻だけ
時の向こう側へと流されて 迷い子になる 許せぬ願い
声だけ 指だけ 近付く温度だけ
届かぬ想いが 千切られて夜風を染める

 Inexpressible, inaudible, and invisible phantom, all what I have in mind.
 Carried away across time, wishes which can't be allowed get lost.
 Only your voice, your fingers, and your warmth approaching me,
 unrequited affections are torn in pieces and (the pieces) dye night breeze.



そこはきっとまやかしと偶像だって気が付いてた
それなのに深い雑草の中 甘い実ふっと身を委ねた

 I had found out that place was probably deception and idol.
 For all that, among dense weeds, I leaned on sweet fruit kissingly.


登る太陽の迷い
偶然は秘かに仕組まれた
いっそ必然
目の前に今晒された
不覚に歪む感情

 Puzzlement of the rising sun.
 Accident was intended behind the scenes,
 it is rather necessity.
 Under my eyes, now emotion becomes obvious,
 which is distorted in spite of myself.


泣けない 越せない 解らない 結末など
何処へ行こうとも ただ君だけを護りたくて 逆らっている
今だけ 過去だけ つぐなう未来だけ
救えるのならば 涸れ果てて消えてもいいと

 I can't cry with, stand aloof [≒ignore], and foresee endings at all.
 Wherever bend my steps, I am withstanding just for I'd like to guard only you.
 If I could only save now, past, and atonement future,
 it would be no matter that I pass away and disappear into thin air, I believe so.



言えない 聞けない 見えない 幻だけ
時の向こう側へと流されて 迷い子になる 許せぬ願い
声だけ 指だけ 近付く温度だけ
届かぬ思いが 千切られて夜風を染める
涸れ果てて消えてもいいと
君だけの光になると

 Inexpressible, inaudible, and invisible phantom, all what I have in mind.
 Carried away across time, wishes which can't be allowed get lost.
 Only your voice, your fingers, and your warmth approaching me,
 unrequited affections are torn in pieces and (the pieces) dye night breeze.
 It would be no matter that I pass away and disappear into thin air (to that end),
 I believe so.
 I'll become light for only you.






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 ◆どんなカンジ?

   ああ、頑張った、俺。
   そりゃもう、HAZUKAZSHI^くらいの時間がかかった。
   正確な時間なんか口外できるわけがない。
   
   で、そんな英訳も、「リハビリ」の銘が付けられてるように、一種のお遊び。
   言ってみりゃワタクシの脳漿カスみたいなものでできてるワケで。
   まぁとりあえず、この英訳を鵜呑みにしたら、人生確実に損するから気をつけろ。
   
 ★どこミスった?
  
   全体的に訳が強引すぎ。つかむしろ妄想激しすぎ。
   まぁこの辺のことは後ほど話すとして、
   とりあえず問題点を上から順番に白状していきますです、ハイ。
   
  1.語の修飾関係
   :遥かにそっと揺らめく憂い 葛藤の記憶
   :recollections of anxiety and conflict wavering softly at a great distance

   ええ、初っ端です。ほっといて下さい。
   最終的に、

   遥かにそっと揺らめく ┬ 憂い ┬ 記憶
                 └ 葛藤 ┘

   と判断したのは英訳を見ての通りです。

  2.妄想
   :存在は確かに 今ここに
   :Surely my existence is here now.

   主語を勝手に解釈しました。

  3.難単語
   :言えない 聞けない 見えない 
   :Inexpressible, inaudible, and invisible

   Inexpressibleなんて普段使うのか!?まぁ、韻踏んでるから良し?

  4.妄想
   :幻だけ
   :phantom, all what I have in mind.

   妄想街道突っ走ってます。
   文法的には、phantomと(all) whatは同格です。
   つまり「心に抱いているものは全て幻」だと、
   そういうナルシストオナニー的な痛い判断をしました。
   しかも「もの」の内容が6.の通りで、二度楽しい。

  5.語の因果関係
   :言えない...幻だけ 時の向こう側へと流されて 迷い子になる 許せぬ願い
   :Inexpressible...in mind. Carried away across time, wishes which can't be allowed get lost.

   結局、2つを切り離して、それぞれ独立した文として解釈しましたが、
   今になって考えてみると激しく間違ってる気がします。
   
  6.大妄想
   :声だけ 指だけ 近付く温度だけ 届かぬ想いが 千切られて夜風を染める
   :Only your voice, your fingers, and your warmth approaching me,
    unrequited affections are torn in pieces and (the pieces) dye night breeze.

   俺が何を考えているのかだだ漏れです。はずかしい。
   
   とりあえずyour連発しすぎ。
   何?君、誰かがそんなに恋しいの?
   う〜ん・・・yourなくてもいいとは思うけど・・・
   どうしても外せないんだよなー・・・。



   外さないぞ。


   外さないからな。


   で、届かぬ想い→unrequited affectionsの話。
   直訳して報われない愛情、つまり「片想い」、と訳しました。
   若干意味が違うので、英語でも「届かぬ想い」的な表現にしたかったんですが、
   英語ではど〜も、想いとか愛とかが「届く」という表現はあんまりしないで、
   「叶う」という表現をするようでして、結局どんなフレーズにしたらよいのかが
   分かりませんでした。だれか教えれ。

   まぁ、大妄想の中でも、ワリとまっとうな解釈はしたつもり。

  7.妄想
   :泣けない 越せない 解らない 結末など
   :I can't cry with, stand aloof [≒ignore], and foresee endings at all.

   「泣けない」と「解らない」はまぁいいとして、「越せない」は大苦戦。
   「越す」の?「結果」を?ってカンジで。
   悩んだ末、「超越する」→「見て見ぬふりをする」と解釈しました。
   せめて少しでも「越える」的な印象を残すためstand aloofを起用。
   aloofは「(…から) 離れて、遠ざかって」という意味。

   文尾のat allは「など(=なんか)」を表現するための苦肉の策。
   若干失敗ぎみ。

  8.文法
   :何処へ行こうとも.....逆らっている
   :Wherever bend my steps, I am withstanding .....

   wh〜everが導く従属節の主語って、それだけ省略するとかできたっけ?
   帰結の文の主語と一致してればよさげじゃね?
   ここに“I”が入ると3つ連続で“I”がくるから、なんかイヤなんだよね〜
   
   いいよね!?

  9.文法&語法&妄想
   :救えるのならば 涸れ果てて消えてもいいと
   :it would be no matter that I pass away and disappear into thin air, I believe so.

   条件節にはあえてツッコミません。

   ・文法:帰結節の仮定法過去って、帰結節の従属節(この場合はthat I〜thin air)までひっぱんのか?
   ・語法:pass away って現在形で使ってるの見たコト無い。
   ・妄想:@into thin airって、言い過ぎじゃね?
        Aそもそもここに仮定法使うのはアリ?
        B「消えてもいいと(私はそう思う)」って、この最後の「と」を解釈したのはアレすぎますか?
   
 ▼オナニーポイントは?

   I'm frozen in white screamsとか、
   For all that, among dense weeds, I leaned on sweet fruit kissingly.とか、
   Accident was intended behind the scenes, it is rather necessity.とかは結構うまく訳せたかも。
   でも実は、「声だけ 〜 染める」の英訳が一番気に入ってたりする。元の歌詞で一番好きなトコでもあるし。

 ●反省点は?ありすぎて書けない?

   とりあえず、詩を訳すの難しすぎ。
   言語間のビミョーな違いなんかがどうしようもなくて、
   それが源流のせせらぎで集合的な大河の如く押し寄せつつ。
   英語が主部と述部とその因果関係をはっきりさせなきゃならない、ってのが一番困る。
   つかむしろ日本語が悪いのか?主語はどこいっちゃうんだよ。
   まぁ、そこが日本語の良いところなわけだけれどもさ。

   あと、翻訳すると元の「味」みたいなモンはやっぱなくなっちゃうね。
   内容をただ説明できれば、それで良しとするしかないってのが残念。
   もっと頑張ろう。

   ひー、疲れた。しばらくやらんと思う。
   まぁ、でも面白かった。




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