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	Tripper's High　〜富士編〜 「富士編」とはいうものの、結局、富士山自体がメインのものではなかった。 っていうか事故った。 山壁にカマ掘って、バイクは排水溝に刺さって、運転者は道路に向かってツイスト魚雷。 以下、途中経過。 一之瀬高原から甲府の町に降りる道を行く。 途中に富士山を望む超絶景のあんびりーばぼー橋を渡ってHighになっていた自分。 そのままのノリで面白そうな迂回路に入る。 そうして、超急勾配の180度ターンが続くという、 あからさまに自らの運転技術に見合わない路線をひた走り。 道は上ればその後当然下るワケで。 激・見通しのいい、何でもないような下りS字だったんですがねぇ。 この事故以来、カーブはslow-in fast-outを常に心がけてますよ、ええ。 実際、本気で死ぬかと思いましたから。 痛い。 がっつり痛かった。 脳内麻薬がどっぷんどっぷんくるまで、道路上でうつぶせのまま動けなかったし。 メットのシールドなんか、軽くどっかに吹っ飛んだし。 まぁそんな状態でも常に心配してたのは、バイクの状態だったんだけどね。 ケガは放っておいても直るけど、物損は元には戻らない。 茄子にチャリ貸すようになってからの、この持論。 結局状態はどうだったのか、というと･･･それはちょっと言えない。 それからの旅は、ちょっと雲行き怪しかった。 良かったのは富士浅間神社参拝くらいか？ 行こうと思ってたうどん屋はやってないし、 それどころかご当地の飯処はなぜか根こそぎやってないし、 マップルおすすめの「ノスタルジックな駅」はさんざ探させた挙句行く価値ないし、 富士山は文字通り曇りまくって見えなくなるし。 あ、でも自衛隊の基地にいた軍用ヘリはとってもカッコ良くってよろしゅうございました。 ごちそうさま。
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