□□□ □□ □ |
|
|
|
Tripper's High 〜一之瀬高原 林編〜 (あいかわらず写真ナシです。直感的に見づらくて、ホントごめん。) 星も見えなくなったので、移動を開始。 が、寒すぎて2速3000rpm20km/h以上出せない。 本当はもっと遅くしたいのだが、この高所で3000rpm以下だと回転が良くない。うぅ・・・ しばらく山林をゆくと、視界が一気に開け、高原らしくなってきた。 しかし、やたらとさみしい。 ここ、一之瀬高原は一応キャンプ地らしいのだが、これまで客は一人も見ていない。 民宿もちらほらあるのだが、客が入ってる様子は無い。 というか設備的に昭和バブル期を感じるのだが。 コテージもあちこちで閉鎖立ち入り禁止に。 シーズンオフ?まだ日も差さない早朝だからか?分からん。 一之瀬高原を一望できる場所、民宿「みはらし」を過ぎてさらに行く。 ふと道路横に目が留まった。山の中に続く怪しげなダート。 迷わず突入。 まぁ、徒歩で、ですけどね。ダートっていうか、軽く川ですし。 しかし、この先に思わぬ発見をする。 そう、本当はこのために一之瀬高原に来たんじゃないだろうか、と思えるほどの。 狭く、やや暗い山道を行く。地面はむき出しの土。 しかし、急に視界が広くなり明るくなる。地面も芝生のような草で覆われる。 林の中の小部屋。感じとしてはかなりイイ。 しかもそばにはすごく綺麗な渓流が! う〜ん、ここでキャンプしたらとっても気持ち良いんじゃない? まてまて、あせるな。道はさらに奥に続く。 そして、奥へいくにつれてポイントはアップしてゆく。 白樺の林だということに気がつき、その林特有の明るさがどんどん増していく。 10ポイント! 渓流の感じもどんどんダイナミックに、かつ美しく。 10ポイント! 渓流は途中、人工のダムのようなものにより2〜3メートルの落差ができていて、 そこが滝になっているのだが、その滝と渓流と、小部屋の位置関係がどんどん良く。 10ポイント! しかし、このダムのようなもので道も行き止まりに。 が、さらにしかし。道なき道を(好き好んで)行くのが我々である。 ダムだって登りますよ、そりゃ。 そしてその先には・・・ 下界から隔絶された自然の箱庭がありました。 なんというか・・・ごめん、俺の貧困にあえぐ語彙と表現力じゃ表しきれない。 これまでの場所と違って、星も見えるし・・・ここでキャンプなんてした日にゃ・・・ 500ポイント! しかも、これまでの小部屋のいくつかにはキャンプ跡が見られたけど、さすがにココにはなかった。 そりゃダムの上ですから。これもポイントアップの要素。 かく言う俺も、ダムの上からこの箱庭には降りなかった。 落差が2メートル近くあり、すでに体力的に戻ってこれない可能性があったこともその理由だが、 何より、ここには次に君らと来たときに、初めて降りたかった。そういう希望的観測。 以下は瑣末な現地情報。興味のある人はドラッグ。 全体の造りは、トルネコの大冒険を思い描いてくれればいい。 小部屋が人一人がやっと通れる細い道でいくつかつながれている感じ。 総全長400mくらい。小部屋の数は5〜6個。基本的に一直線。 造りからして明らかに人の手、しかも行政が噛んだと見える場所だが、今は一般に使われてないみたい。 っていうか、治水事業の一環だったか、もしくは登山道を作ろうとして途中で投げたっぽい。 まぁ、入り口には進入を阻むようにロープがありましたしね。誰かの手によって外されてましたが。 最近では2005年に何者かが小部屋の一つでキャンプを張ったようです。 時期の割り出しは、焚き火跡にあった、焼け焦げたビール缶の製造年月日から。 もぉほとんど探偵の気分。 いつの間にかキャンプ地候補の現地調査となっていた探索も終えた。 山道を下りきる頃には、日も出始めていた。 その勇士をみるべく、一路、民宿「みはらし」へと引き返す。 → 一之瀬高原 空編に続く |
|
|
□ □□ □□□ |