※絶滅危惧種(6/7・県発表)
絶滅種
オジロサナエ
絶滅危惧種
ホンサナエ
アオサナエ
ヒメサナエ
コシボソヤンマ
カトリヤンマ
ヤブヤンマ
テラニシセスジゲンゴロウ
トビモンエグリトビケラ
オツネントンボ
マダラナニワトンボ
オオキトンボ
タガメ
チンメルマンセスジゲンゴロウ
ババホタルトビケラ
ハンエンカクツツトビケラ
◎解説
県自然保護課は7日、県内の野生植物や淡水魚のうち「絶滅の恐れのある種のリスト」を公表した。
・植物では分布が確認されている約1900種のうち、絶滅20種、絶滅危惧種547種、準絶滅162種。
・淡水魚は生育が確認されている約100種中絶滅1種、絶滅危惧7種、準絶滅危惧6種。
・水生昆虫は成育が確認されている約280種中、絶滅1種、絶滅危惧15種となっている。
そのうち水生昆虫については、これら絶滅危惧種がどれも同程度に危ないというわけではなく、絶滅寸前のようなものから昆虫についての情報が少ないため、稀な種にあげられたものもある。
トンボ類は減っているものがあげられ、ゲンゴロウ類は採集された数が少なく、調査の歴史も浅いので、減っているというよりもすごく稀な種という基準で判断したよう。
T,北限地の昆虫
チョウ類
@アオスジアゲハ…本荘市(幼虫の食草;タブノキがある。タブノキの北限は青森県深浦町なので、生育地の北上もあり得る。今後の観察が重要)。
Aギフチョウ…由利郡。県内におけるギフチョウの食草はカンアオイだが、日本海側を北上して秋田県に達してから、ヒメギフチョウの食草ウスバサイシンでも生育するようになった。鳥海山麓の生育地にはヒメギフチョウと混在する。
Bジャコウアゲハ…能代市。
鷹巣町内(太田・糠沢地区の2ヶ所)の米代川堤防で生育を確認。
Cクロアゲハ…大館市・北秋田郡(最近、青森県で幼虫が発見されたという)。
Dヤマトシジミ…秋田市〜男鹿。
トンボ類
@チョウトンボ…能代市。
Aマダラナニワトンボ…由利郡。
Bアオサナエ…山内村(絶滅寸前)。
Cカオジロトンボ…八幡平・栗駒山系のみ。
甲虫類
@オオイチモンジシマゲンゴロウなど数種…由利郡。
Aマツノマダラカミキリ…男鹿半島(青森県でも見つかったとか?)。
バッタ類
@スズムシ…五城目町(県天然記念物。現在、絶滅状態)。
Aハネナガイナゴ…僅少。
ガ類
@ゴマシオケンモン
Aクロテンキリガ
U,南限地の昆虫
@ヨコスジヨトウ…天王町。
Aキタヨトウ…天王町。
Bクシロモクメヨトウ…秋田市。
V,県内に生育地一カ所の昆虫
@ムツアカネ…栗駒山系(僅少)。
Aアオハダトンボ…山内村(僅少)。
Bアオサナエ…山内村(僅少)。
Cオオコツノアリ…園部が森吉山麓で発見(国内唯一の採集記録)