てっぺんの旅 稚内・利尻・礼文紀行 2000,8,23掲載

フェリー 稚内市 礼文島 利尻島
    昨年に引き続き、今年の家族旅行も北海道へ、念願の礼文・利尻島へ行って参りました(8/14〜8/19)。
    旅行のポイントとハイライトを掲載しますので、じっくりと御覧いただき、参考にして下さい。
                           ★写真をクリックすると拡大します

 ★北海道までのアクセス

   リッチな皆さんは飛行機便を利用されるだろうが、家族旅行となればフェリー便が格安なアクセス法。
  往復同じ会社便を利用すると割引になるのでベターだが、今回は日程の都合で往路八戸港〜苫小牧港
  (苫小牧西港 川崎近海汽船)、復路は苫小牧港(東港)〜秋田港(新日本海フェリー)を利用した。

 ☆八戸港〜苫小牧港(西港)便

   本州から道央へ最短時間(7時間)で連絡するが、船は古くまた客室やサービス設備は貧弱。
  レストランと書いているが24時間コーナーにあるような自販機で、しかも市価の倍以上。
  客室も狭く、TVが設置されているが、電波ポケットがあり、映るチャンネルは限定。娯楽設備は無い。
  新日本海フェリーに慣れている我々には、少し不満。料金も高め。浴室は狭いが見晴らしはよい。

 ☆苫小牧港(東港)〜秋田港

   苫小牧〜秋田〜新潟〜敦賀港便は、苫小牧市から東の厚真町の周文港にあり、一般道路では
  かなりの時間がかかるし、わかりにくいので注意が必要。苫小牧東I.C入口を反対方向の日高道
  (暫定無料供用)に入り、厚真I.Cで降り、右折したら真っ直ぐ行けば、フェリーターミナル。

   さてフェリーターミナルに着いてビックリ、駐車場に満杯の車。12日〜19日の一週間こんな状態と言う。
  フェリーは予約が常識だが、キャンセル待ちの車やバイクも沢山。結局1時間遅れの出航となった。
  乗客900人、車300台を乗せることができると言う“ニューはまなす”はレストラン、浴室、売店等完備。
  津軽海峡を抜け、日本海側を南下するコースのため秋田港まで12時間を要するが、その分料金は格安。


 ★稚内市(てっぺんの街)  稚内観光協会 Tel. 0162-24-1216


  
 苫小牧市〜旭川市間は道央道で200q余、2.5〜3時間で市中心部に到着。
  旭川市から稚内市へは、国道40号線をひたすら走って4〜5時間(往路5時間、復路4時間だった)
  ところどころ道幅が狭かったり、カーブがあったりするが、交通量は少なく、どの車も時速80〜90qで
  走行しており、280qは全然苦にならない。

   豊富町の「サロベツ原生花園」は時季が過ぎており、花はほとんどないが、訪れる人は多い。
  見渡す限り湿原の向こうに、利尻富士が聳える。いよいよ日本の最北端、「てっぺんの街」近し!

   40号線を真っ直ぐに進み、稚内市街に入り右折して238号線を35分ほど進むと宗谷岬。
  「日本最北端の碑」「間宮林蔵の立像」「あけぼの像」「旧海軍望楼」「灯台」等々がある。
  水平線の上に「サハリン」が見える! わずか49qの距離と言う。
  さて手前味噌で恐縮だが、これで日本国の東西南北端を全て踏破したことになる!

   40号線を真っ直ぐに進み、北港を右横に見て進むと「ノシャップ岬」、自衛隊のレーダー基地がある。
  見所は「ノシャップ寒流水族館」「稚内市青少年科学館」など…

  フェリーターミナルは40号線の突き当たり。北防波堤ドームと言うドデカイ物に隣接。
  離島への車渡航料金はかなり高いので、車は稚内市営駐車場(全日空ホテル向かい)に置いた方がよい。  

中川町のひまわり畑
   中川町のひまわり畑
宗谷岬宗谷岬 日本最北端の碑日本最北端の碑 ノシャップ岬
ノシャップ岬


 ★礼文島(花の島)   礼文町商工観光課  Tel. 01638-6-1001

   稚内港〜香深港間は2時間余の船旅。出航間もなく「ノシャップ岬」や海上に浮かぶ「利尻富士の勇姿」
  を見ながらの航海は気分最高。缶ビールを飲み、うたた寝をしているうちに香深港に着く。
  島内の観光は2人以下なら観光バス、3人以上ならレンタカーがお得(料金の計算)

   「花の島」「高山植物の宝庫」として知られ、花の最盛期は6〜7月だが、8月でもハイキングコースを
  歩けば可憐な花々に出会うことができる。但し、観光バスでは無理なのでレンタカーやタクシーが必須。

   「花」をメインに売り出しているが、景色も超一級品。実に見事な景観。車での周回はできないが、
  車を走らせてじっくり見所を廻りたいもの。レンタサイクルもあるが山道は無理なので、スクーターがよい。
  それでは、下の写真を御覧あれ…     

元地海岸
元地海岸
桃岩
桃岩
地蔵岩
地蔵岩
利尻富士の遠望
利尻富士の遠望
桃岩と猫岩
桃岩と猫岩
スコトン岬
スコトン岬
利尻島
利尻島
レブンアツモリソウ
レブンアツモリソウ
レブンキンバイソウ
レブンキンバイソウ
レブンウスユキソウ
レブンウスユキソウ
レブンコザクラ
レブンコザクラ


 ★利尻島  利尻富士町観光課 Tel. 01638-2-1114  Fax. 01638-2-1373
               利尻町観光課    Tel. 01638-4-2345


    利尻島の人口は8300人ほど、フェリーは利尻富士町鴛泊港と利尻町の
   沓形港の2ルートあるが、観光のメインは人口の少ない方の利尻富士町。
   鴛泊港が玄関口。周回道路は一周約80分。

     観光スポットはペシ岬展望台・姫沼・オタトマリ沼・利尻島郷土資料館・
   利尻町立博物館・見返台園地展望台・夕日ヶ丘展望台等だが、何と言っても
   利尻富士への登山。海抜0bから1721bの山頂まで一気に登る。
   だが7月初旬〜中旬は晴れたと言うが、滞在中に利尻富士がクッキリ見えた
   のはわずか一日のみ。折角出掛けるのだから周到な下調べが必要。
    ペシ岬は360度の展望で、正に“ワンダフル”。鴛泊には町営の温泉が
   あり、日本最北端の温泉。

    ところで注意すべきは、両島間の移動。フェリーの時間が日中なので、
   綿密な計画を建てないと無駄な時間ができたり、見損じる箇所が出る。  
秀麗無比なる利尻富士
利尻富士
オタトマリ沼
オタトマリ沼
姫沼
姫沼
ペシ岬
ペシ岬
夕日ヶ丘展望台
夕日ヶ丘展望台
 

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