2001,3,10掲載 今週の話題バックNo.22 2001,2,1〜2,25

2月25日 県内各校の卒業式、1日から本番

3月は卒業式シーズン、森吉町立小中学校の卒業式は次のとおり、
 ▽森吉中学校 …10日、午前10時
 ▽米内沢小学校…17日、午前10時
 ▽浦田小学校 …17日、午前9時30分
 ▽前田小学校 …17日、午前9時40分

 一方、県内の小・中・高校・短大・大学でも1日から卒業式が始まり、巣立ちの季節を迎える。卒業式のピークは小学校が16日、中学校が13日。「卒業生がわずか一人」という小、中学校は、小坂町の十和田小・十和田中、男鹿市の加茂青砂小、羽後町の飯沢小、東成瀬村の大柳小の計5校。高校の卒業式は1〜3日の3日間に集中して行う。

 県教育庁のまとめによると、小学校の卒業式が行われるのは13日〜21日。16日には全県の約4割に当たる133校、17日に95校、19日に51校で実施する。五城目町の杉沢小、湯沢市の坊ケ沢小の2校は卒業生がいない。
 ほとんどの中学校は例年通り、公立高校入試後の9日から、合格発表前日の13日までに行う。ピークの13日には50校で実施する。
 県内高校の卒業式は1日から順次スタート、1日には22校、2日に19校、3日に18校で行われ、同様に2大学、8短大では、8日の聖園短大を皮切りに、秋田大、同大医療技術短大の卒業式が行われる20日まで続く。

高校、短大、大学の卒業式日程は次の通り
 【1日】花輪、大館鳳鳴、大館商、鷹巣農林、二ツ井、能代北、五城目、海洋技術、秋田西、秋田、
    秋田中央、新屋、由利、大曲、角館、横手、雄物川、増田、湯沢、雄勝、聖霊、国学館
 【2日】十和田、大館、大館工、鷹巣、能代、能代西、男鹿、金足農、秋田北、秋田南、秋田工、本荘、
    矢島、大曲工、六郷、横手工、平成、湯沢商工、羽後
 【3日】小坂、大館桂、米内沢、合川、能代工、能代商、男鹿工、秋田商、由利工、西目、仁賀保、
    西仙北、大曲農、角館南、横手城南、湯沢北、秋田経済法科大付属、和洋
 【4日】秋田東・通信制(単位制は17日)
 【5日】秋田修英
 【8日】聖園短大
 【9日】日赤秋田短大、県立大短大部
 【10日】秋田経済法科大、同大短大部、聖霊短大、秋田公立美術工芸短大
 【16日】秋田高専
 【19日】秋田桂城短大
 【20日】秋田大、同大医療技術短大部

2月24日 長下処分場、ダイオキシン基準に適合せず  森吉町外二カ町村生活環境施設組合

 森吉町外二ヵ町村生活環境施設組合(管理者=松橋久太郎森吉町長)の定例議会が22日、森吉町役場で開かれ、13年度一般会計当初予算など4議案のうち3件を原案通り可決、条例の一部改正案一件を継続審議として閉会した。行政報告で松橋管理者は、長下廃棄物処理場の焼却炉について「基準に適合しないため、ダイオキシンの基準が強化される14年度以降の使用は無理と判断。15年度以降は破砕方式による埋め立てに変更する」とした。
 同組合は、森吉、合川、上小阿仁の3町村で組織するごみ処理施設と火葬施設の管理組合。
 上程された議案は▽12年度一般会計補正予算 ▽13年度一般会計経費負担金 ▽13年度一般会計当初予算 ▽埋め立て処分施設に関する条例の一部改正、の4件。
 行政報告で松橋管理者は「昨年9月から12月までの廃棄物処理量は月平均192dで、解体材が大半を占めている。このうち8dが未処理となっているが、年度内に処理する。昨年8月に実施した処理場焼却炉のダイオキシン調査では、14ナノグラムを検出。14年度から適用される基準値は5ナノグラム。県と協議した結果、現在の焼却炉は基準に適合していないため改修のため補助を受けることは無理との結論に達した。正副管理者会議で協議した結果、焼却炉の更新は見合わせ、15年度からは破砕方式による埋め立てに変更することとした」との見解を示した。
 12年度一般会計補正予算は人件費の調整によるもので、34千円減額の196,390千円。
 13年度一般会計当初予算額は歳入歳出とも190,775千円で、前年度当初比613千円の増。歳出の内訳は、議会費980千円、一般管理費805千円、火葬場費12,820千円、廃棄物処理費67,610千円など。15年度からの廃棄物処理方法の変更に伴う研修費などが計上されている。
 継続審議となった条例の一部改正は、埋め立て処分施設の使用料改定に関するもの。

※長下処分場は、当時の国の基準をクリアした最新の設備として、国や県の許可を得て建設されたものだが…
 環境問題は文明社会の宿命であり、行政に任せきりではなく、地域ぐるみの実践と国民一人一人の心がけ!

2月23日 「鳳鳴生の岩木山遭難ドラマ」をNHKが放映

県立大館鳳鳴高校の「鳳鳴生の岩木山遭難ドラマ」がNHKで放映されます。
放送日は、
  3月3日、ハイビジョン 17:00〜18:30
  3月23日、BS2 19:30〜21:00
総合TVでも放映されますが、日時は未定。

 昭和39年、厳冬の岩木山で遭難した大館鳳鳴高校山岳部員の悲劇を題材に、NHKとNHKエンタープライズ21が制作したものです(1月21日付、今週の話題で既報)
 これは青森県岩木町百沢で合宿していた同校山岳部が猛吹雪に遭い、岩木山で消息を絶ったのは昭和39年1月6日。地元警察や消防団、町役場、山岳会員などが中心となり翌7日に捜索を開始、遭難から98時間後に一人を奇跡的に救助したが、家族らの祈りもむなしく、乳井孝司君(当時2年)、畠山勉君(同2年)、石田隆司君(同2年)、金沢吉郎君(同1年)の4人は遺体で発見された。
 これまで2〜3人の作家によって、この遭難が小説化されていますが、今回は田澤拓也原作の「空と山のあいだ-岩木山遭難・大館鳳鳴高校生の5日間」です。現役の大館鳳鳴高校生も出演しています。

2月22日 公立米内沢病院の負担継続に厳しい意見  阿仁町議会全員協議会

 阿仁町議会全員協議会が20日開かれ、公立米内沢総合病院の経営状況と今後の町の負担について協議した。
 今月2日に開かれた同病院の経営健全化・将来構想検討懇談会(清水修智会長)では、病院建設事業費などの償還について、12年度で終了した構成5ヵ町村の分担を今後も継続して行っていく方針を確認。また、医療人口の減少などに伴い、管理者の松橋久太郎森吉町長が、病院の適正規模化の検討に着手したい考えを明らかにしている。
 この日の全員協議会では、はじめに今井乙麿町長が「建設事業費の償還は23年度まで続く。懇談会では13年度以降も継続して負担を|という話があった。また、病院を地域の適正規模にスリム化したいということで、2月定例議会に関連予算が提案される見通し」などと報告した。
 病院建設費等の償還については先の懇談会で、各町村が従来通りの負担額で13年度以降も継続することなどを確認済み。年間約1億3百万円の償還については、構成町村が5600万円、残りを病院の医業収入などでまかなっており、12年度末での未償還額は約8億円となっている。23年度までの返済計画で、今後もこれまで通り、森吉町4千万円、合川町630万円、阿仁町320万円、上小阿仁村350万円、鷹巣町300万円として、継続負担する方針。
 出席した議員からは、「構成町村として負担責任はやむを得ない」とする意見でまとまったものの、今後の経営に関し「過疎化の進行で今後経営は厳しくなるはず。赤字が出れば行政がその分を負担する、という状況では困る」「執行部に、鷹巣阿仁部の将来の医療をあらためて考えてもらう必要がある」「町としてお金を出す以上、こうした意見、要望をしっかりと伝えてほしい」といった意見や、「地元の森吉町民の利用が少ないのでは」「(債務が)一定の限界点を超えた場合、森吉町が負担するべきだ」といった、将来を憂慮する声も出された。

※公立米内沢総合病院は5ヵ町村が経営する組合立病院で、各町村が負担するそれぞれの負担金が組合規約に定められており、それに基づいて構成5ヵ町村が負担するもの。こんな議論がまかり通るなら、組合立病院としての経営基盤が根底から崩れるのでは…?
しかもこんな発想で、町村合併を真剣に考える気運はあるのか? 甚だ疑問!

2月21日 阿仁町で模擬女性議会

阿仁町で模擬女性議会が開かれ、婦人会や生活研究グループ、公民館婦人学級などで活動している主婦らが女性独自の視点を交え、町が抱える課題などについて、今井乙麿町長の考えを質した。
 公民館活動の一環として、環境や福祉、生活文化、教育、男女共同参画社会などあらゆる分野で学習を続けている阿仁町女性セミナー(斉藤イヨ子運営委員長)が今回、町の協力を得て初開催した。
 17日、町議場で行われた議会には、15人の女性議員が参加。町からは通常の議会同様、今井町長以下、各課長ら幹部が出席した。
 女性を中心に約100人の傍聴者が見守る中、はじめに議長役の濱田チヤ町婦人会長が「学習課題の中から特に行政の力を借りなければ解決が困難な事柄について、町当局の方針、施策を伺いたい」などと挨拶。町長の施政方針に続き、5人の議員が一般質問を行った。
 質問は、高齢者の除雪支援事業や養護老人ホーム構想、今夏オープンする道の駅の運営、女性団体連絡協議会設立への考え、女性管理職の登用、公共施設のトイレ改善-など様々…
 このうち、養護老人ホーム構想について町長は「改築にあたり、町としては比立内地区への建設を考えている。候補地はいくつかあるが、敷地面積や財政的な面からいっても有利」などと答弁。協議会設立には「(協力を)前向きに考えたい」とし、女性管理職の登用については「力のある女性にはどんどん、管理職として腕を振るってもらいたい」などと述べた。議員からは再質問も飛び出すなど、熱心なやりとりが続いた。
 一般質問を終えたある議員は「質問と答弁がかみあわないなど、残念な点もあった」としながら、「町民の生の声を吸い上げるいい機会。今後も多くの人に経験してもらいたい」と語っていた。

2月20日 雪体験ツアー(大館能代空港地域活性化懇話会) 

 大館能代空港地域活性化懇話会が情報雑誌などとタイアップして企画した、雪体験ツアーの第一弾が16日から三日間、鷹巣阿仁地域の観光スポットで開催された。定員40人に対して、首都圏を中心に13人が参加。かんじきを使ったハイキングや雪かき体験のほか、クマ牧場、万灯火などを見学し、雪国の生活体験や魅力を満喫した。
 同懇話会は、鷹巣阿仁部5ヵ町村とエアーニッポン、旅行会社などで組織。大館能代空港の利用促進、地域観光などの活性化を目的に事業を展開している。
 「じゃらんスペシャル 雪体験ツアーin秋田」と銘打った今回のツアーは、首都圏消費者に日常生活では見られない「雪」を体験してもらう企画。航空会社、旅行会社などとタイアップし、情報雑誌でPRした。参加者にはアンケートに答えてもらい、ツアーのプログラム内容を検討。鷹巣阿仁部の観光商品開発に役立てる「モニターツアー」としてのねらいもある。
 第一弾には、関東、首都圏に住む子ども〜30代までの人が参加。初日は大館能代空港を出発し、森吉山阿仁スキー場の樹氷原でかんじきハイク。阿仁町のクマ牧場を見学し、打当温泉マタギの湯に宿泊、マタギの文化に触れた。
 二日目は雪かき体験やかまくらづくりに挑戦し、宿泊先の森吉山荘ではきりたんぽ作り。上小阿仁村の万灯火にも参加した。三日目は北欧の杜(もり)公園で雪像作りや雪中宝探しなどで遊び、大太鼓の館を見学した。
 参加者は、雪体験をふんだんに盛り込んだツアー内容に満足の様子で、「ただバスを降りて見るだけの普通のツアーと違って、一つひとつ自分でやってみようというのが面白い」と話していた。ツアー第二弾は23日から三日間行われる予定。

2月19日 やっと気温がプラスに 

 昨日の県内は1月10日以来、実に39日ぶりで最高気温がプラスになった。時折日差しも見られ、屋根から滑落した雪の排雪や雪下ろしサンディーとなった。各地の最高気温は0.5〜0.9℃ほどだが、今年一番の高温かと思われるほど、これまでの低温とのギャップがあった。この天候が4〜5日続いてくれれば、助かるが…  山形県では、なんと2ヶ月ぶりで気温がプラスになったそうです

2月18日 16年ぶりに道路雪害対策本部設置 

 例年になく続く降雪を受け、県は16日、16年ぶりに道路交通網を確保する「道路雪害対策本部」を設置。同時に雪害全般に対処する「雪害警戒部」も立ち上げた。県内では同日現在、24市町村で対策本部ないし警戒部を設置済み。
 県消防防災課によると、16日午前8時時点の積雪は雄勝町湯ノ岱134a、阿仁合113a、横手110a、湯沢101a、鷹巣49a、秋田43aなど。県民生活に支障が出ているほか、これまでに雪下ろし作業中の事故などで2人が死亡、重軽傷者も37人に上っている。

 
16年ぶりの設置となった道路雪害対策本部(本部長・小田内富雄建設交通部長)は、現有の除雪車両531台に加え、さらに90台を確保、今後の降雪に備える。国道7、13号など主要幹線道路を管理する国土交通省の秋田、能代、湯沢の各工事事務所も、パトロール強化など同様の措置を取る。
 
雪害警戒部(部長・渡辺栄紀県消防防災課長)は4年連続の設置。気象台や消防署などと密接に情報を交換、市町村とも連携して雪害の未然防止の徹底を図る。

上小阿仁村で豪雪対策本部、阿仁町が警戒部設置
 上小阿仁村は16日、豪雪対策本部(本部長・北林孝市村長)を設置した。このところ続いた降雪で南沢地区の積雪量が110aとなり、設置基準の100aを超えたため同日午前11時に設置。この雪は今後も、断続的に降り続くものとみられており、村では各戸にチラシを配布するなどして警戒を呼びかけている。県南地方では、ですでに対策本部が設置されているが、北鹿地区では今シーズン初の設置。
 同村では16日現在、南沢地区の110aを最高に各地区で100a近い積雪を記録。雪による建物の倒壊や雪崩などの具体的な被害の発生はまだないが、県内の上空には寒気が停滞しており、今後も断続的な降雪が予想されることから対策本部を設置した。
 同本部では住民に対し、▽屋根の雪下ろしを適期に実施する▽非常時に備え、避難口を確保する▽火の元の点検および戸外にあるガスボンベの点検を行う▽無理な車の運転をしない▽路上への違法駐車をしない▽交差点は見通しが悪くなっているので特に注意する▽屋根からの落雪や雪崩危険個所の通行に注意する-など十分な警戒を呼びかけている。
 村ではこのほか、消防団や民生児童委員などと協力して消火栓や防火水槽の除雪点検、高齢者世帯やひとり暮らし老人宅の見回りなどを強化していくこととしている。北鹿地方の10市町村のうち豪雪対策本部が設置されたのは上小阿仁村が初。

 しかし役場所在地の積雪基準では実態が正しく把握されない。例えば16日現在の阿仁町では、打当206a、比立内177a、阿仁合113aだが、豪雪対策本部の前段となる警戒部を13日に設置した。
 一方合川町や森吉町では、除排雪作業や危険個所の見回りなどの強化を図りながら、今後の気象状況の推移に応じて対応していくこととしているが…。森吉町役場所在地の米内沢は79aだが、前田地区では100aを超えた所もある!

2月17日 北秋田郡町村会13年度事業計画・重点運動事項決まる 

 北秋田郡町村会(会長・岩川徹鷹巣町長)の定期総会が15日、鷹巣町内のホテルで開かれ、13年度の事業計画、予算などを決めた。法令外負担金に関連して岩川会長は、要望によっては町村会全体で負担するのではなく、構成町村と要望団体の個別交渉に切り替える方向を提案。今後の検討課題とした。総会では本年度会務報告を承認し、13年度事業計画・重点運動事項、一般会計歳入歳出予算を決定。
 事業計画は「構成町村並びに広域関連振興事業を積極的に推進するとともに、町村及び関係組織の総意を結集して、21世紀の新たな施策展開を目指して、諸活動を展開する」ことなどを基本方針とし、要望事項や地域活性化などに取り組む。
 法令外負担金の審議では、11年度総会で鷹巣町が提案し、検討課題とされていた「もろびこども園」負担金の人口割りによる負担方法への変更について協議。構成町村の意見がまとまらず、13年度も本年度と同様の負担割合とすることで一致。14年度以降の負担方法について再度検討していく方向を確認した。13年度の最重点運動事項は次の通り。

【地域振興に関する事項】
 ▽十和田・八幡平・阿仁・田沢地域大規模リゾート構想の推進▽大館能代空港の利活用促進▽米代川流域下水道の早期整備促進▽県北部の中核拠点都市整備計画の推進

【高速交通体系の整備】
 ▽大館能代空港の就航便数確保と空港アクセス道路網の整備促進▽日本海沿岸東北自動車道秋田以北の早期実現▽国道K105号、282号、285号、454号線の改良等の整備促進▽秋田新幹線の秋田以北への延伸の早期実現▽主要地方道の早期改良整備促進

【福祉対策の推進】
 ▽少子、高齢者福祉施策の拡充と財政の確立▽心身障害者(児)更生施設の整備促進▽公立病院等に対する交付税の増額

【生活環境と教育施設の整備】
 ▽下水道施設整備事業の促進▽公立小中学校危険建物の改築及び教育施設整備にかかる補助制度等情報化(IT)施策への財政支援の確立▽都市計画事業並びにスノートピア事業の促進▽農村の環境整備の促進

【農林業政策の充実強化】
 ▽農業農村対策大綱の推進▽食糧農業基本政策の確立▽中山間地域の活性化対策の推進▽農林道の整備促進

【治山治水対策工事の促進】
 ▽治水ダムの調査及び建設促進▽河川の改修及び河川環境整備の促進▽治山・土石流対策事業の促進

※北秋田郡町村議会議長会13年度重要運動事項との関連
  ▽介護保険制度ならびに高齢者福祉施策の拡充と財政の確立
  ▽林業・木材産業の活性化対策の推進
  の2項目が町村会の重点項目にない。
 町村は執行機関であり、議会は議決機関であるから、町村事業の主体性から考察すると、議会側の摺り合わせが必要と思うが…(何れにせよ、意志の疎通が欠如しているのでは?)

2月16日 ハウス栽培のコゴミ出荷 

 鷹巣町摩当地区で、ビニールハウス栽培のコゴミ(和名;クサソテツ)の収穫がピークを迎えている。首都圏に出荷されるほか、町内の直売所でも売られ、春の味覚を待ち望む人たちを喜ばせていると言う。
 栽培しているのは松橋テツ子さん
(56)=同町栄字摩当。山菜の中でもコゴミは、シドケ・ボンナ・アイコ・ウドなどに比べると味や需要面で劣るため、ハウスを用いた促成栽培をする人は少ない。鷹巣町内で取り組んでいるのは松橋さんだけと言う。「6年前から栽培しているが、水と温度の管理が難しく、最初の2年間は失敗ばかり。試行錯誤の末、ようやく安定して出荷できるようになった」と話す。ハウス約250uの半分ほどをコゴミの栽培に充てている。
 1月初めに植えた株が成長し、月末ごろから収穫が始まった。3月末ごろまでに50c入りで3000パックほどを出荷する予定だが、町内の直売所では1パック150円で売られている。

 コゴミは成長すると何処にでも見られるシダ植物だが、食用とする芽生えの時期はなかなか人目につかない。またコゴミを食べるのは人間だけで、牛や馬などは決して食べない。
 最近の家庭ではコゴミやタラの芽を“天ぷら”にすることが多いが、昔からの定番料理は“ごま和え”。
これは味も栄養価も考えた昔からの知恵。何の料理にも油を使うのは最近のことで、調理法が簡便だからか?油で揚げてしまえば、素材特有の風味が損なわれると考えるのは、昔人のこだわりと言われるかも…?

2月15日 干し餅つくり 

 干し餅搗きは寒中の一日を選び、昔は2〜3斗搗いた。一回5升づつ搗くと5臼搗くことになるので、一日中かかったものだ。
 搗いた餅は餅取り板に上げ、2aぐらいの厚さに伸ばし、翌日切れるほどの堅さになったら、幅5a長さ10a
(小型の場合は3×5a)くらいに切り、これを藁で一連に8〜10個づつ編み、2連繋いで一組(ひとづら)とする。
 それを編んだまま水に浸け、戸外に吊して2〜3日凍らせて軒下等に吊す。長く軒下に吊して置くとスズメがつつくので、頃合いを見て縁側などに持ち込んで乾かす。
 よい干し餅を作るには、蒸す時に多めに“シトリ水
”を打ち、搗く時は少しづつ熱湯を加え、水分の多い餅を搗きあげる。但し、あまり水分が多い餅だと急な暖気で凍りがとけて、編みつらから餅が落ちることもあるので、水分加減はその時の凍れ具合によって微妙な加減が必要(経験がものを言う)
今冬のように寒気の強い年は、誰が作っても比較的出来栄えがよい。
 今では作る人も少なくなったが、乾燥して出来上がった干し餅は、野良仕事の間食や携帯食、保存食、おみやげ用として利用された。

2月14日 「北東北こども環境ミーテング秋田」開催事業、今秋奥森吉で 

 秋田県は今年度【環境と共に生きる秋田】の新規事業として、「北東北こども環境ミーテング秋田」開催事業を森吉町の奥森吉青少年野外活動基地で、9月上旬開催する。
 県環境政策課によると、青森・岩手・秋田県内の小学校5〜6年生を対象に、引率の教師やスタッフ等250人程を予定、日程は3日間ぐらい。「奥森吉の豊かな自然環境の下で、子供達を自由に遊ばせ、原生的な自然の豊かさと環境保護の大切さを体験を通して学ばせたい。」と語っているが、具体的な事業内容は未定と言う。予算は13,123千円。

2月13日 鷹巣阿仁部最高齢者のキクエさん逝く 

鷹巣阿仁部で長寿ナンバーワンの佐藤キクエさん(森吉町鶴田、104歳)=明治29年3月19日生まれ=が、9日午後10:30自宅で亡くなった。キクエさんは14歳の時、上小阿仁村から嫁いで来たと言う。施設には入らず、自宅で孫夫婦の介護を受けていたが、10日ほど前から床ずれができていたという。

2月12日 小学1、2年生に“30人学級”導入   県、当初予算案に計上 

 県内の小学校1・2年生に、4月から30人程度の少人数学級が導入されることになった。県が9日発表した13年度当初予算案に人件費などが計上され、少人数学級導入に向けて、臨時講師55人と非常勤講師61人を加配する。
 小学校3年生〜中学校3年生まではチームティーチング
(TT)による少人数学習を継続する方針で、双方を合わせた予算額は420,035千円。1・2年生に少人数学級を導入する理由について、県教育庁義務教育課は「しつけや習慣を身に着ける大事な時期。さらに、基礎的な学習の力をつける意味でも、少人数教育を手厚くしたかった」と話す。

 昨年10月1日現在、県内の小学校1・2年生の学級数は計818。少人数学級の導入により55学級増える見込みで、臨時講師を55人派遣する。同課は「加配された臨時講師をほかの学年の担任にし、教諭を1・2年生の担任にするなど、各小学校が弾力的に運用できる」と話している。

 学級編成には柔軟に対応することにしており、すべてのクラスを30人以下とするのではなく、例えば一学年に40人の学級が4つある学校は学級を一つ増やすだけにとどめ、非常勤講師の派遣によるTTを併用して対応する。
 少人数教育には、学級の人数(生活集団)を減らす方法と、教科ごとに編成(学習集団)を変える手法がある。県教委はこれまで学習集団の少人数化に重点を置き、各学年でラーニングサポート事業をはじめとするTTを取り入れてきたほか、昨年10月から県内の大規模小学校30校に40人の非常勤講師を加配し、1・2年でフレッシュクラス支援事業を実施してきた。
 ラーニングサポート事業、フレッシュクラス支援事業は国の緊急地域雇用特別交付金事業に伴うもので、ともに本年度で終了。来年度以降も少人数教育を継続するため、少人数学級の導入と少人数学習の継続を決めた。(本音は、児童数激減に対応した教職員の職場確保対策では…?)

2月11日 小正月行事 

小正月行事は旧暦で行うのが正式だが、最近は休日に合わせて開催することが多く、梵天・綱引き・かまくら・犬っこ祭り・裸詣り・火振りかまくら・ドント焼き等々、県内の主な行事はこの三連休に集中している。その他に次の様な伝統行事があった。

雪中田植え
 雪の上に田植えをする豊年の予祝行事である。明(あき)の方角に柳の枝などを所々に挿して、煤掃きに使った箒棒を両方に立て年縄を張る。藁や豆稈を雪面に田畑に植える様に挿す。その周囲には豆の皮や籾殻などを撒く、この田植えに使用した大豆稈、藁などは、その年の田植えの時、田圃で焚いて暖まる。

成木責め
 家の周囲に植えてある成り物の木
(柿・梅・桃・李など)へ、酒と鉈を持って二人で近づき、一人が木の幹を叩いて「成るか?成らぬか?成らねば伐るぞ!」と叫べば、他方の一人は「成る!成る!」と答える。これもまた来る年への成り物の豊であるようにとの祈りであった。

鳥追い
 旧暦の15日の日中、リーダーを中心に子供達が村中の田圃に冬道を造る。暗くなったら
(地域によっては、“朝鳥追い”と言って16日の未明に)、子供達が一同打ち揃って村はずれの明(あき)の方から「能代のおじゃじゃ、鳥こぼってたもれ、何鳥夜鳥…」、あるいは「こごの○○は、寝でも寝でも寝惚れで、犬に××××嘗めらえで、なんぼがエエだが未だ起ぎねェ…」)などと、一斉に唱えて昼に造った冬道を巡る。
その後、子供達は集落内の各屋々を「おめェだぢの鳥っこも、追ったんて餅っこケデェたもれ」と廻る。餅やお菓子・お金を貰った子供達は、神社や長床などの宿に集まって分け合い、徹夜で子供達だけの楽しい一夜を過ごした。 

2月10日 就航便確保と道路網整備…郡議長会重点要望25項目

 北秋田郡町村議会議長会(議長・渡辺久憲比内町議会議長)は6日、鷹巣町内のホテルで定期総会を開き、13年度事業計画や同予算などを決めた。重要運動(要望)に大館能代空港の就航便数確保と空港アクセス道路網の整備促進など25項目を掲げ、地方分権の推進と議会の活性化に取り組む。
承認された新年度の事業計画によると、重点運動は
 ▽地域振興  ▽高速交通体系の整備  ▽福祉対策の推進  ▽生活環境と教育施設の整備
 ▽農林業政策の充実強化  ▽治山治水対策工事の推進
の部門ごとに具体的な内容を盛り込んでいる。

 25項目の要望事項については、北秋田郡町村会との整合性を図るため同会が今月15日に予定している総会の決定事項を踏まえた上で、一部見直しもあり得ることを確認した。
 開会あいさつで渡辺議長は、昨年4月に施行された地方分権一括法を取り上げ、「画期的な地方の時代に入った半面、財政の裏付けが不確定。市町村の役割が大きくなるのに加えて議会の責務も大きい。存在感のある議長会にしたい」と抱負を述べた。
 最重点運動事項は次の通り。

【地域振興に関する事項】
▽十和田・八幡平・阿仁・田沢地域大規模リゾート構想の推進▽大館能代空港の利活用促進▽米代川流域下水道の早期整備促進▽県北部の中核拠点都市整備計画の推進

【高速交通体系の整備】
▽大館能代空港の就航便数確保と空港アクセス道路網の整備促進▽日本海沿岸東北自動車道秋田以北の促進▽国道105号、285号線の改良整備の促進▽秋田新幹線の秋田以北への延伸の早期実現▽主要地方道の早期改良整備促進

【福祉対策の推進】
▽介護保険制度ならびに高齢者福祉施策の拡充と財政の確立▽少子化支援対策の推進▽心身障害者更生施設の整備促進▽公立病院等に対する交付税の増額

【生活環境と教育施設の整備】
▽下水道施設整備事業の促進▽公立小中学校危険建物の改築および教育施設整備にかかわる補助制度の改善についての促進▽都市計画事業ならびにスノートピア事業の促進▽農村の環境整備の促進

【農林業政策の充実強化】
▽農業農村対策大綱の推進▽食糧農業基本政策の確立▽中山間地活性化対策の促進▽農林道の整備促進▽林業・木材産業の活性化対策の推進

【治山治水対策工事の促進】
▽治水ダムの調査および建設促進▽河川の改修および河川環境整備の促進▽治山、土石流対策事業の促進

2月9日 「広げようボランティアの輪」…福岡と大館の高校生が異文化交流体験

 ボランティアの輪を広げよう。福岡県立嘉穂東高校(松岡教知校長、生徒1112人)の生徒5人が、9日から3泊4日の日程で大館市を訪問、地元の高校生ボランティアと一緒に老人ホームの除雪やアメッコ市などを体験しながら交流を深める。
 「高校生ボランティアリーダー養成講座実行委員会」(佐々木久長委員長)が、「異文化体験ボランティア交流会」に招くもので、事務局の藤嶋正行さんは「実践交流を通じて、幅広い視野とボランティアの輪を広げてくれれば」と期待を寄せている。
 大館の市民ボランティア有志で組織する実行委は、大館北秋地区の高校生らにボランティア活動のリーダーとしての資質を養ってもらおうと、9年度から講座を開催してきた。
4年目の今年は大館桂、大館商業、米内沢などの生徒22人が参加している。
異文化体験ボランティア交流会は、福岡県飯塚市で同様の活動をしている高校に雪国の生活や文化を体験してもらうと同時に、地元の仲間との活動を通じて、双方が幅広い視野でボランティアのネットワークを全国に広げてほしい-と、初めて企画した。

 今回、大館に招くのは嘉穂東高校の二年生2人と三年生3人(男子2人、女子3人)と引率教諭一人の計6人。
一行は9日午後、大館能代空港に到着したあと、大館桂高校を表敬訪問。地元高校生ボランティアの歓迎交流会に参加する。期間中の活動拠点は県立大館少年自然の家。
 10日午前は花岡の特別養護老人ホーム「神山荘」で除雪ボランティアを体験。
午後は泉町の母子生活支援施設「白百合ホーム」で施設ボランティアに臨み、入所している児童と交流する。夜は大館広域交流センターで大館の郷土料理、きりたんぽづくりにも挑戦する。
 11日午前は大町中央通りで開かれるアメッコ市を体験。神事などを見学したあと、菓子店4店に分かれ、細工アメづくりの手伝いや、店頭で大館市民とのふれあいを図る。午後は活動交流会で地元、福岡相互の高校生が活動成果の報告やディスカッションを行う。
夕食後は「大館と飯塚の郷土自慢会」も予定されている。
12日は歓送会のあと、大館市内を視察。大館能代空港から帰途につく。

 平成7年1月の阪神淡路大震災をきっかけに、国民のボランティア活動に対する意識は大きく変化し、関心も高まっている。活動分野も福祉に限らず、環境保全や国際協力のほか、生涯学習の一環としても取り上げられるようになった。こうした活動を地域に根付かせ、次世代に継承するためには、若者の活動への参加と育成が不可欠。
藤嶋さんは「ほかの地域で活動している高校生が交流会をきっかけにネットワークを広げ、将来的には日本全国にその輪が広がってくれれば」と話している…。

2月8日 スギ花粉、今年は少なめ? 県内、飛散のピークは4月上旬

 県健康対策課は5日、今年のスギ花粉飛散予想を発表した。花粉は例年よりやや遅く3月中旬から飛散し始め、4月下旬まで続く見込み。総飛散数は例年よりかなり少なく、ピークは4月上旬とみている。
 県は昨年11月、県北、沿岸、県南の計16カ所で雄花の着花状況などを調査。その結果、今年は雄花の着花数が例年に比べて少ないため、総飛散数も少なくなると分析した。飛散開始時期に影響する気温については1月は平年より低く、3月がやや高めなものの2月、4月は平年並みと予想。このため、今年の飛散開始は例年よりやや遅い3月中旬になるとみている。
 また、飛散のピークは過去の飛散パターンなどからみて、4月上旬になると分析。飛散期間は総飛散数が少ない場合は短くなる傾向があるため、4月下旬までと短めに予想している。今年見込まれる飛散数は、県北が1平方センチ当たり500〜700個、沿岸が同300〜400個、県南は同700〜1000個。過去10年間の平均である県北2090個、沿岸1210個、県南3000個をいずれも大幅に下回っている。
県のスギ花粉予報は「少ない」「やや多い」「多い」「非常に多い」の4段階で、来月中旬から開始する予定だ。

2月7日 奥森吉に環境庁の鳥獣保護施設

 環境庁の自然公園等整備事業「野生鳥獣との共生環境整備事業」(国設鳥獣保護区整備事業)に、森吉町の奥森吉地区が事業実施地域として盛り込まれる見込みとなった。鳥獣保護区などの環境保全を目的に、鳥獣の生息と人間活動を調和させるための各施設を整備するもので、奥森吉地区への指定が決まれば、事業継続中の北海道苫小牧市に次ぎ全国2例目となる。
 野生鳥獣との共生環境整備事業は、豊かな野生鳥獣の生息の場である国設鳥獣保護区とその周辺を対象に、鳥獣と人間活動との共存を図るための施設整備を行う自然公園等事業の一環。環境庁が11年度から取り組んでいるもので、人の入り込みや利用の適正な誘導、野生鳥獣の生態などに関する普及啓発、鳥獣の生息と人間活動を調和させるための環境保全、整備を行う。
 事業概要は▽利用適正化施設(標識、駐車場、ハイドウォール、公衆便所)
        ▽普及啓発施設(野生鳥獣センター、観察舎、観察歩道など)
        ▽緩衝・生息環境整備施設(保護さくなど)
で、事業規模は一地域あたり10億円。
標準整備期間は2ヶ年。対象地域の実態に応じ、各施設の整備が行われる。
 奥森吉地区への指定が正式に決まれば、13年度は全体構想の策定が行われる見通し。
森吉山麓では、昭和53年から国の天然記念物、クマゲラの繁殖が確認されており、58年には330fのブナ原生林が国設鳥獣保護の特別保護区に指定された。平成5年には区域を1175fに拡大している。

2月6日  花火のアイデア募集(県のインパク・パビリオン)

 国のインターネット博覧会(略称インパク)に、パビリオンとして「花火」をテーマにしたホームページを開設している県は、全国の小中学生を対象に創作花火のアイデアを募集している。優秀作品は4月からコンピューターグラフィック化して順次ネット上に掲載されるほか、特に優秀な作品は8月に開催される「全国花火競技大会」(大曲市)で実際の創作花火として打ち上げられる。
 「みんなのゆめ花火」と銘打った企画で、本県パビリオンのメーンとなる「デジタル花火競技大会」の一環。小中学生が描く「こんな花火が見たい」という絵やデザインを募集する。A4、B4、A3判いずれかのサイズの画用紙かケント紙に、クレヨンや絵の具などで花火の絵を描く。HPから応募用フォームを印刷するか、氏名、学校名、学年、住所、保護者氏名(学級担任)、電話番号を明記して応募する。学校やクラス、グループ単位での応募も可能。作品の説明文記もできる。

 本県パビリオンへのアクセス数は、インパクがスタートした昨年12月31日から1ヶ月間で約122千件。企業や自治体など参加264パビリオン中、111番目と中位に付けている。県総合政策課は「作品の募集開始により、本県パビリオンへの関心がさらに高まってくれれば」とアクセス数の増加に期待をかけている。 本県パビリオンは http://www.inpaku.go.jp/akita

 応募先は、県総合政策課「インパクみんなのゆめ花火応募係」(〒010-8570 秋田市山王4-1-1)へ。
締め切りは3月30日、問い合わせはTEL:018・860・1213。

2月5日 県人口、減少の一途をたどる(1/1現在、県情報統計課)

県人口1,188.391人(前月比 447人減、♂563,997、♀624,394)  

 自然動態…△309人(出生732人、死亡1,041人)
 社会動態…△138人(転入831人、転出969人)
 世帯数…389,774世帯(前月比 122世帯増…1世帯当たり3.03人)
この一年間の累計…△5,833人(12,1,1〜12,12,31)
 自然動態…△3,037人(出生9,010人、死亡12,047人)
 社会動態…△2,796人(転入18,809人、転出21,605人)
年齢別人口…年少人口(14歳以下)13.7%、生産年齢(15〜64歳)62.8%、老年(65歳以上)23.4%
森吉町人口 8,027人(前月比 △2人、♂3,811、♀4,216) 12月末現在
   〃 世帯数 2,650世帯(前月比 ±0)

2月4日 暦の上では立春だが、厳しい寒波

 昨日は厳しい寒波に加えて終日猛吹雪、視界が利かないため飛行機・新幹線・高速道が全面不通。
鉄道も遅れ、一部では不通区間も出た。一般道路でも地吹雪と凍結のため事故が百数十件も!
こんな悪天候の中で、大館市北秋田郡小学校スキー大会(4日、米内沢スキー場)の準備作業は、さぞ大変だったろう…
休日返上で作業した役場職員は御苦労と言うより、お気の毒…!

「森吉山の樹氷を観る会」参加者募集中
  日   時…2/18(日) 10:00〜13:30
  集合場所…森吉山阿仁スキー場(9:50)
  参 加 費…阿仁・森吉町民はゴンドラ料金無料
  送迎バス…役場前8:40、支所前9:10(無料だが、30名限り)
  申 込 み…役場企画観光課(72-3111)、2/15まで電話で、
  注意事項…当日悪天候でゴンドラが運行されない場合は中止となるので、問い合わせを!
         森吉山8合目は極寒の気温なので、耐寒性の防寒具必携!昼食持参。
         無料送迎バスは人員に限りがあるので、マイカー利用を! 

2月3日 節分の風習

    ・゜゜・。\(・o・ )鬼はぁ〜そと!
         ( ・o・)/・゜゜・。福はぁ〜うち!

  広辞苑によると、 “節分”とは立春の前日の称。この日の夕暮れ、柊(ヒイラギ)の枝に鰯(イワシ)の
  頭を刺したものを戸口に立て鬼打豆と称して炒った大豆をまく習慣がある。

  当地方はヒイラギや鰯を用いる風習はない。
  大豆を炒って一升枡に入れ、神棚に供える。夜(夕方)年男(主人)が羽織を着け「鬼は外、福は内」
  と唱え、各部屋に豆を撒きながら廻り、最後は玄関先で唱えて戸をぴしゃりと閉める。
  これは追い払った鬼を家の中に入れないためだと言う。
  そして撒いた豆を自分の年の数だけ拾って食べると病気にならないと言う。
  昔は、節分の豆を炒る時は一切話をしてはならないとされ、その豆を保存して置き、山に登る時や
  山仕事に出る日にその豆を食べると、その日の災難を避けられるとされ、信じられていた。
  また囲炉裏の周りやストーブの上に豆を12個並べて12ヶ月に見立て、その焼け具合によって
  新しい年の各月の天気を占う風習もあった。

  マタギは山に入る時、巻物の他に節分の豆とカネモチを非常食として必ず携行したと言う。
  カネモチは厳冬期でも凍ることがないし、節分の豆を食べると腹持ちがよく、長時間の山歩きに
  耐え得ると言う。豆は炒りさえすれば、長期間変質せず食べられる便利さと、節分の豆は悪魔祓い
  をした豆という神秘性があり、この豆を携行させたのだろう。(マメで元気にとも…)

[特別掲載]…JALニアミスの交信記録を入手しました  

===== RADIO CONTACT RECORD =====
   ○ACC  : Japan air 958, descend and maintain flight level 150,
           cross MAMAS at or below flight level 150, QNH 2978.
   ○JAL958 : Japan air 958, roger, descend to flight level 150
           and cross MAMAS at or below 150, 2978.
  -------- Time lag --------
   ○JAL907 : Tokyo control, good afternoon, Japan air 907, on your frequency.
   ○ACC  : Japan air 907, Tokyo control, climb and maintain flight level 390.
   ○JAL907 : Japan air 907, climb flight level 390.
  -------- Time lag --------
   ●ACC  : Japan air 907, descend and maintain flight level 350 due to traffic.
   ○JAL907 : Japan air 907, descend flight level 350, traficc insite.
   ☆ACC  : Japan air 958, fly heading 130 for spacing.
   ★JAL958 : ..........(no reply)
   ☆ACC  : Japan air 958, fly heading 140 for spacing.
   ★JAL958 : ..........(no reply)
   ◎ACC  : Japan air 957, start descend immediately!
   ○BOTH  : ..........(no reply)
   ○ACC  : Japan air 907, climb and maintain flight level 390.
  -------- Time lag --------
   ○JAL907 : Tokyo control, Japan air 907, now TCAS descending, ah- now climb again!
   ○ACC  : Japan air 908, roger.
   ○JAL907 : Tokyo, Japan air 907, now clear of traffic.
   ○ACC  : Japan air 907, roger.
   ○JAL958 : Tokyo control, Japan air 958, TCAS descend,
           but I'm just looking Boeing747 is descending our left side,
           so we climb to flight level 370, now leaving flight level 355.(spoken in Japanese)
   ○ACC  : Japan air 908, understand.
  --------------------------------------- 報道されている交信内容と対比させてみたら?
   ●で取り違え 958→907
   ☆では取り違え無し。
   ★はJAL958の受信不能状態。

2月2日 町内施設をインターネットで結ぶ(森吉町)

 森吉町は町内の17施設(小中学校も含む)と役場をインターネットで結ぶほか、庁内への設置等パソコン71台を導入、行政サービスの拡大を図る。内訳はソフト設計開発委託料4,674千円、構内伝送路・無線工事費13,239千円、PC購入費26,506千円で、その財源は国庫補助金21,431千円、町債(過疎債)22,900千円など。

 我が町でもやっとIT化!と喜んだが、内容を見ていささかがっかりした…!と言うのは、町内の各施設にパソコンを配置してネット化するのは結構だが、問題は通信手段。3箇所を無線LANで結び、あとは既存の電話回線だと言う。
インターネットで一番お金と時間がかかるのは電話料だから、光ケーブル化こそ、最大のIT化推進策と思っていたが、今回の措置はどうやら行政機能充実のためのインターネット構築であって、地域住民のIT化推進を狙いとしたものではないらしい?
昨年度実施した上小阿仁村の様に、町内を“光”で結ぶことだと思ったのは、早合点だった。
つい先日、三重県度会郡玉城町が地域イントラネットの基盤整備をしたとのニュースを耳にしたばかりだけに、「いささかがっかりした」訳だ。
(勿論、今までに比べたら無いよりはいいのが、どうせやるなら将来を見据えて本腰を入れて欲しかった!)

三重県玉城町が地域イントラネットの基盤整備

 玉城町は人口13000人余、町予算40億円ほどの財政規模だが、事業の内容は以下のとおり…
玉城町は地域イントラネット基盤整備事業に着手する。同整備事業は、役場や小中学校、アスピア玉城など町内の公共施設13カ所を約17`の光ファイバーで結ぶ光ファイバー敷設工事請負費や町内の小中学校内のLAN(構内情報通信網)構築費など。
予備費を含め、同整備事業の総額は8165万円。国が財源の1/3、残る2/3は町が負担する。
 具体的には、役場・保健福祉会館・改善センター・アスピア玉城の4カ所に設置された町民専用端末機で、インターネットに接続したり、それぞれの施設に様々な問い合わせ、相談ごとなどが直接できるようになるほか、各学校内のコンピュータシステムの充実を図り、ネットワークシステムを活用した授業で情報活用能力の向上を図る。
また福祉医療面でも、医師や保健婦、保育士をはじめ、各分野で情報が幅広く、より早く提供できるシステムを構築していく。
 更に、ケーブルテレビ網の整備を進め、単にテレビの多チャンネル化を目指すだけでなく、快適・快速なインターネットに接続できることで、家庭に居ながら公共施設とのコミュニケーションに役立て、様々なサービスを提供。
 町は高度情報化社会を見据え、公共施設の業務に、町民の利用サイドにたって、光ケーブルなどを使用した高速・快速ネットワーク整備をすることで、これからのIT社会に即応していきたいと考えている。と、言うもの。正に時代の進展に即した迅速な対応じゃありませんか!

 今やペーパーレス、FAXレスの時代だが、県内の自治体では以下の様な実態もある…
数年前に一人一台のパソコン配備をしている秋田県だが、インターネットできるPCは各セクトに一台づつ、しかもできる職員も極く僅かという有様だから、市町村だって知れたもの! ここだけの話ですが…!

2月1日 今日は厄年祓い(珍しく好天となった)

 昔は、新しい年に厄年の忌にかかる家族のいる家では、二月年取りと言って旧1月30日に三回目の年取りをした。この二月年取りの家では1月30日に年越し餅を搗いて神々に供える。二月年取りというのは、新しい年が家族に厄年にあたる人がいると、正月中深く忌み慎み、正月の最後の晩もう一回年取り行事を重ね、厄年を越してしまった形を整えたことによるものである。
 特に男は42歳、女33歳を大厄といい、厄年の人々は2月1日早朝に再び産土神詣りをする。そして2月1日にできない人は、2月中に神官を招いて厄年祓いをし、近親を招いて厄振る舞いをする。
男は死に年(42)、女は散々(33)な年という語呂合わせからきたとの説もあるが、いずれもこの頃の年代は子供の親であり、家庭的、社会的にも最も大きな責任と存在感のある年代であり、不慮の事故や病気、災害などの災いを未然に防ぐための厄祓いであって、神官の厄祓いを受けると災いを逃れられると昔から信じられてきた。
 また大厄の家では、神官の祈祷を受け、厄年を祓ったお祝いの酒宴を催す、これを42歳の祝事、33歳の祝事と言っている。

 前田地区では、昭和28年から公民館が「合同歳祝い」を開催し、大厄の男42歳、女33歳に男62歳も加え、“62歳の祝事”と言っているが、これは満60歳の“還暦”のことで、厄年ではない。最近は高齢化が進み、88歳米寿の参加者も多数有り、逆に33歳は極めて少なくなった…!


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