2002,9,19掲載 | 今週の話題バックNo.50 | 2002,8,1〜8,31 |
合川町の小学校で、県の「木の香る街づくり事業」の指定を受け、秋田杉を材料にした児童用の机と椅子が導入され、27・28日の両日、町内四小学校で児童らによる組立作業が行われた。
木の香る街づくり事業は、長引く木材価格の低下などにより低迷を続ける県内の林業や木材関係業界の振興を図ろうという県の施策。同町では、この事業を活用して町内4つの小学校に木製の机といすの導入を16年度までの3年間で実施することにした。本年度は1年生と4年生が対象で110組を購入した。
組み立て式を導入したのは、「子どもたちが自らの手で作ることにより、愛着を持って使うことができ、物を大切にする心を育むことができる」から。自らが製作した机といすは在学中を通して使用することにしている。
28日は合川東、合川西の2校で児童による組立作業が行われ、父母や先生、町職員らも応援に駆けつけた。子どもたちは友だちと相談したり、協力し合ったり、懸命に組み立てる姿が夕方のNHK-TVで放映された。
東北農政局秋田統計情報事務所鷹巣出張所は28日、15日現在の水稲の作柄概況を公表した。
今年の初期成育は、田植期以降の低温や日照不足の影響からやや遅れて推移したものの、6月中旬までに回復。その後、6月下旬の低温の影響からやや生育が停滞し、7月上旬の日照不足などの影響もあり、弱小茎がやや多く見られた。しかし、茎数は県平均で平年並みを確保し、草丈も7月に急伸したため平年並みに。
また、出穂最盛期は7月以降の平均気温がやや高めだったものの、8月上旬に曇雨天の日が多かったことから、県平均で平年に比べて1日遅い8月6日となった。穂数は、日照不足などの影響を受けて穂となる茎の割合がやや低下したものの、県平均では平年並みに。1穂あたりもみ数は、幼穂形成期間の日照時間や気温日較差が平年を下回って経過したこと、また、7月に草丈が急伸したために追肥が抑制されたことなどから、平年に比べてやや少ない。
一方、登熟は出穂後の天候が日照不足で経過していることなどから初期登熟が緩慢なものの、穂いもち病の発生が少ないことや出穂までに不稔もみが発生するような低温がなかったこと、さらには全もみ数がやや少ないことによる補償作用などの上昇要因が推測されることから平年並み。
この結果、今月15日現在の水稲の作柄は、県平均で「平年並み」とした。ただ、県北部だけは6月下旬の低温の影響が比較的大きかったことから、穂数、1穂当たりのもみ数、全もみ数ともに「やや少ない」となっており作柄はやや不良となった。本県の主要品種の「あきたこまち」と「ひとめぼれ」の作柄は、ともに「平年並み」という。県平均の8月の作柄としては、2年連続の平年並み。
27日・28日と猛暑が続き、冷夏に慣れた県内は暑さにぐったり!秋田地方気象台によると、昨日の最高気温は矢島で34.5℃、角館で34.3℃、横手や東由利で34.0℃としているが、当地では午後3時頃、37℃を記録した。
一昨日も36℃だったが、昨日は時々微風があったので、一昨日の方が暑く感じられた。お盆過ぎまで雨続きで、涼しい日が多かったせいか、突然の猛暑で行き交う人々の挨拶は「今日まだ、暑ごど!」の連発!
今日は、曇りのち雨で、気温も平年並みに下がるとの予報。
森吉町の古希を祝う会が26日、町コミュニテイセンターで開かれ、正装した百人が出席し、町の祝福を受けると共に、それぞれの健康と町発展などを祈念し、交流を深めた。
今年の対象者は、昭和7年4月2日から8年4月1日までに生まれた146人。国歌斉唱の後、松橋町長の挨拶、代表者に記念品の座布団を贈呈。町議会議長・県議の祝辞の後、町民歌を斉唱して祝う会を閉会。引き続き、祝宴が催され、和やかに歓談した。
杜甫、曲江詩に「人生七十古来稀」とあるが、70歳はまだまだ壮年と言ってもいいほど“達者な”方々が多い。毎年この調子で後期高齢者がドンドン増え続ける。90歳も稀ではない、高齢化社会になった!
大館能代空港管理事務所が21日明らかにした7月末現在の累計利用者数は、東京便が前年同期を7,648人、13.2%上回る65,670人。大阪便が同2,427人、12.2%増の22,361人と、両便とも10%台の伸び率となった。
月別推移をみると、東京便は1月、2月の冬場に前年同期を下回ったのに対し、3月〜5月にかけては3ヵ月連続で前年同期を上回った。しかし、前年の6月・7月は10,000人台だったのに対し、今年の6月・7月はいずれも8,000人台どまりと、夏場利用が低調だった。
一方、今年の大阪便は、4月と7月が前月比ダウンとなった。累計では前年同期比2ケタ増だが、今年の平均搭乗率は東京便が53.9%、大阪便が51.4%と、両便ともようやく過半数を確保した程度。
また、お盆期間中の利用者数は、両便あわせて5,897人にとどまり、前年同期を519人、8.1%下回った。うち東京便は同708人、14.3%減の4,226人、大阪便は同189人、12.8%増の1,671人。同期間中の到着便ピークは11日で、利用者389人、搭乗率93.1%。出発便のピークは17日と18日で、それぞれ412人、同98.6%だった。
昨日午前7時から11時までの間、阿仁前田地区の阿仁川で、がまかつ杯「北東北アユ釣り選手権大会」が開催された。しかし阿仁川は昨日の雨で増水していたのに加え、昨夜は上流で大雨となった模様で、昨夜12時で最高90センチの増水、朝6時で45センチ泥濁りのため、とても釣りなどできる状態ではない。
ところが強引にも“がまかつ”は、釣り大会を強行。当、五味堀地区でも100人ほどの釣り人が一斉に竿を出した。彼等は、我こそは「釣り名人」と自認する、東北の著名人(?)だが、こんな状況で釣りなどできる訳がない!
我々、地区住民は「こんな時に釣りをするバカもいるものだな!」と、もの珍しげに眺めていたが、案の定、誰一人釣り上げる者はいない。結局30分もしたら、ボツボツと岸辺に上がり出し、1時間ほどで、ほぼ全員ギブアップ!釣果は聞いていないが、五味堀地区で釣った人はいない模様。前田中川原で4尾程、釣り上げた人がいるとか?
「世の中で一番バカなのは、釣りを見ている人」と言われるが、「釣れないのが分からない、太公望」もかなりの“大○○”と言えば、失言かなァ…
森吉町外四カ町村病院組合(管理者・松橋久太郎森吉町長)定例議会が23日、同病院で開かれ、松橋管理者が行政報告を行った後、13年度病院事業決算、14年度同会計補正予算案、病院使用料等徴収条例の一部改正案など九議案を認定、可決して閉会した。13年度決算は約415万円の黒字となったが、5ヵ町村からの負担金6,500万円や職員の期末・勤勉手当17%削減など、一時的な「増収」によるもので、抜本的な経費削減対策の必要性があらためて浮き彫りとなった。松橋管理者は行政報告の中で、「病院経営を取り巻く状況は一段と厳しさを増している」とした上で、医師の確保や既存一般病棟の一部を療養病床に転換することに「最大限努力したい」と述べた。
行政報告で松橋管理者は、病院の診療体制について「異動後の常勤医師は15人で、充足率は61%と依然標欠ぎりぎりの状況。自由応募等による医師の確保も進めていきたい」「泌尿器科医師の常勤による人工透析棟が実設計の段階に入り、15年3月の開設に向け準備を進めている」などと述べた。
また、4月の診療報酬改定で初のマイナス改定(2.7%)が実施されるなど、「病院経営を取り巻く状況は一段と厳しさを増している」との認識を示した上で、「今後一般病床だけで運営していくことは非常に困難。対応策として、既存一般病棟の一部を療養病床へ転換することを検討しているが、医師充足率80%超という基準を満たせず実現に至っていない」と述べ、今後、医師の確保や療養病床への転換実現に「最大限努力する」とした。
このほか、職員の期末・勤勉手当の削減により、12月・3月支給分で約3,200万円、今年6月支給分についても2,310万円の経費削減になったと報告。12月支給分についても「組合と協議する」と述べた。
また、不良債務解消のため県から借り入れた振興資金3億2,920万円には「赤字を出してはならない」という条件が付いているため、構成町村から新たに負担金として6,500万円を繰り入れ、415万円余の「黒字決算」となったとした。第4次病院事業経営健全化計画下での構成町村からの借入金1億800万円については銀行からの借り換えで返済、不良債務は74,899千円となった。
阿仁町打当沢国有林地内の町道ブナ森線で土砂崩れが発生し、道路南側の山の斜面が高さ約5b、最大幅約25bにわたって崩れたほか、北側の路肩が約10bにわたって崩れ、全面通行止めになっている。
現場は国道105号線から玉川方面に約15`の地点で、「安の滝」入口から約2.3`入った地点。先週からの長雨が原因と見られ、20日午前10時半頃確認した。
同町道は田沢湖方面に向かう舗装道路だが、復旧工事は15年度に入ってからの予定で、開通の見込みは立っていない。
あきた北空港で9月8日の「空の日」の記念行事として、ターミナルビルでの写真展、野外ステージでのイベント、ヘリコプター遊覧飛行、ラジコン実演、空港探検隊、屋台祭りなどが行われる。また協賛行事として鷹巣保健所による献血キャンペーン、七日市郵便局による記念切手販売なども計画されている。
今年は、空の日・旬間50周年にあたることから、多彩なイベントを開催するもので、中でも目玉はヘリコプター遊覧飛行で、乗降を含めて5分間の遊覧で、料金は5千円。
上小阿仁村議会全員協議会が20日開かれ、市町村合併調査検討委員会(委員長=清水俊一助役)がまとめた調査報告書について村当局が報告と説明を行った。
報告書は、庁内で組織する調査検討委員会が合併特例法や合併した場合、しなかった場合の行政サービス、財産の考え方、財政見通し、基本姿勢や対応などをまとめたもので、今月1日、北林村長に提出した。
県が示した鷹巣阿仁5ヵ町村の合併パターンについては「中核となる市町村がないままに過疎町村だけが集まっても、根本的な行財政の解決策とは考え難い」などと、否定的な見解を示している。
全協でははじめに、北林村長が「報告書は村の行政に関する実態をまとめてもらったもの。合併問題は全国的に検討が急がれているが、ほとんどはこれから対応するという段階。時間を要する問題だが、村でも出来るだけ早く具体化していかなければならない。細部については分かりにくい点もあるが、今後議会共々勉強していきたい」などとあいさつ。
引き続き、調査検討委員会が報告書の内容や今後のスケジュールなどについて説明した。
このうち、報告書に示した平成27年度までの一般会計収支見通しについては、担当者が「村単独でいく場合、相当な行財政改革が必要になる」などと指摘。議員からは「もっと具体的な見通しが必要」という声が出たが、北林村長は「交付税の減額が将来的にどの程度厳しくなるのかが明確でなく、対応に苦慮する面もある。いずれ、合併しない場合は財政改革が焦点となるということ」とし、財政面での厳しさが「村単独」の大きなデメリットになるという認識を示した。
合併しなかった場合、地方交付税の減少分は基金の取り崩しや赤字地方債の発行によって補う形になるが、22年には基金が底をつき、不足分はすべて赤字地方債に頼らざるを得ない状況になるという。
十両昇進を決めた大相撲の豪風関(森吉町出身、尾車部屋、本名成田旭さん、23歳)の化粧回しが、雄大な森吉山を背景に、可憐に咲くニッコウキスゲをあしらったデザインに決まった。
豪風森吉町後援会(会長・松橋久太郎町長)が、秋場所(来月8日開幕)に合わせて都内の専門業者に依頼していたもので、実物は現在製作中。今月31日に尾車部屋(東京・江東区)で行われる十両昇進祝賀会で、松橋町長が本人に手渡す予定で、製作費は約150万円。
後援会では森吉山の山容や山頂付近に咲く高山植物の写真を参考資料として製作業者に送っており、松橋町長は「すっきりしたいいデザインに仕上がった」と話している。魁紙より
(新聞報道の写真ではよく分からないが、ニッコウキスゲの花が実物とは異なる様で、気になるが…)
第6回県新相撲選手権大会(兼第7回全日本新相撲選手権大会秋田県予選会)が18日、大館市民体育館で行われ、森川泉(森吉町小又・米内沢高3年)は、一般中量級を制して全国大会の切符を手にした。
森川は昨年8月秋田県で開かれた第6回ワールドゲームズの公開競技、相撲女子軽量級に日本代表の1人として出場。大会最終日に銅メダルをかけた敗者復活戦に臨み、2回戦でロシアのナタリア・ボブキナに惜しくも敗れ、メダルを逸した。
森川は155.6aの小柄な身長をカバーするため筋力トレーニングに励み、今大会では中量級(体重65`未満)に出場、小野寺由里(大曲高)を危なげなく退けて優勝した。また無差別級となる一般選手権では、重量級選手(65`以上)に混じって3位と善戦した。
このほか、個人小学6年では鷹巣の木下栞が優勝。森川と木下は来月、大阪府で行われる全国大会に出場する。
森川以外の鷹巣阿仁部勢の結果は次のとおり。
個人・小学4年以下 A大場由美子(鷹巣)
同・同6年 @木下栞(鷹巣)A畠山詩歩(同)
同重量級 B秋元由紀子(森吉町本城・米内沢高)
小学団体 A鷹巣A
18日午後5時半頃、森吉町阿仁前田の七角ドライブインから出火、調理場の天井部分を焦がした。原因は調査中。。
火事に最初に気が付いたのは、ドライブインの娘さんで、携帯電話で119番したものの、鷹巣阿仁広域消防本部に通報が行き、本部から森吉分署への転送に手間取り、通報が遅れたらしい。
その間、隣家の菊地さんも煙が出ているのに気が付いて、直ぐさま119番通報したため、菊地さんが第一通報者となった模様。菊地さんの話しによると、最初建物の裏側から白い煙が出て、通報している内に窓から炎が上がったという。表側から見ると、ほとんど火災の跡が分からないものの、火が天井裏にまわったため、見た目より損傷したのではないかと言う。
その日、ドライブインでは娘さん以外の家人は外出中で、出火したのは調理場と言う。また近所の人達も広域消防が出動して、初めて火災に気が付いた様だった。
8月に入ってからカラッと晴れ上がった日はなく、連日の雨と低温続きだが、16日になってやっと雲間から一時、太陽が顔を覗かせた。農家の人達はこの機会にと、一斉に水田の農薬散布に精を出していたが、昼頃にパラパラと雨がこぼれ出し、午後は一転曇り空となってしまった。
8月初旬に出穂した水稲も順調に生育している様に見受けられるが、8月7〜10日に出穂した圃場では直立したままの所もあると言い、長雨と低温続きによる日照不足で、結実しない不稔の恐れもある。
このため27〜28日の2日間、町村や北秋田地域農業改良普及センター、北秋田農業共済組合がタイアップして、各圃場の登熟調査を実施するという。
昭和53年に阿仁合小学校との統合で103年の歴史に幕を閉じた旧阿仁町立三枚小学校を偲ぶ会が14日、同小の旧体育館(現町公民館分館)で開かれ、町内外から卒業生や恩師など約80人が出席。思い出の地で旧交を温めながら、今はなき母校に思いをはせた。
同小は明治8年、小沢小学校の分教場として設置され、真木沢小分教場、阿仁銅山小(阿仁合小)分教場などを経て、同25年、三枚尋常小学校として校舎を新築。鉱山が全盛を誇った明治末期には児童数も170人余りを数えた。
昭和50年に100周年を迎えたが、53年に阿仁合小学校との統廃合により閉校。校舎は取り壊されたが、体育館は現在も町公民館の「三枚分館」として活用されている。
「偲ぶ会」は、卒業生の高齢化が進んでいることに加え、「老朽化している旧体育館が残っているうちに」と、地元に残る卒業生等が企画。実行委員会(戸嶋丈夫委員長)を組織し、今春から準備を進めてきた。
県内外から約70人の卒業生が集まった会では、記念撮影に続き、全員で校歌を斉唱後、戸嶋委員長があいさつ。乾杯の後、懐かしい顔ぶれがそろった会場では酒を酌み交わしながら、笑顔とともに、思い出話に花を咲かせた。
秋田県感染症情報センターが12日明らかにした今年第31週(7月29日〜8月4日)のヘルパンギーナ発生状況によると、鷹巣保健所管内(鷹巣阿仁部5ヵ町村)で、夏に乳幼児を中心に流行する急性咽頭炎「ヘルパンギーナ」の患者が増えている。定点あたり患者数は1週間で倍以上に増え、同現在で県内最高の多発地帯となったというもの。
ヘルパンギーナは、口腔内粘膜に表れる水疱性発疹と、発熱を特徴とする急性咽頭炎の総称。夏に流行し、患者の年齢は4歳以下がほとんど。うち1歳代が最も多く、次いで2、3、4、0才の順。突然の発熱に続いて咽頭粘膜がはっきりと赤くなり、口腔内に直径1〜2_の紅暈で囲まれた小水疱が現れる。小水疱はやがて破れて浅い潰瘍ができ、疼痛を伴う。2〜4日程度で熱が下がり、やや遅れて粘膜疹も消える。発熱時に熱性けいれんを伴うことがあるほか、口腔内の疼痛のため不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症を生ずることもがあるが、そのほとんどは予後良好という。
県北地方の「夏の成人式」は、12日の小坂町を皮切りに、16日にかけて一斉に行われる。軽装で済むことやお盆帰省に合わせられることなどから、県内69市町村中63市町村で夏に実施している。
県内では1月に行う西目町、合川町、本荘市、男鹿市、秋田市、仁賀保町の6市町を除く63市町村で夏の成人式が定着している。本年度の成人式対象者は、県全体で男7,602人、女7,411人の計15,013人。平成10年以降の対象者推移をみると、10年17,167人、11年16,869人、12年15,940人、13年15,130人と確実に減少しており、本年度は15,000人割れ直前になった。
参加者全員が満20歳になる昭和56年4月2日から57年4月1日生まれが対象の成人式は、県全体で23市町村。うち県北地方は大館、鷹巣、森吉、阿仁、田代の5市町。これは成人式後の同級会で飲酒するため、満年齢20歳になる様に一年ずらして開催しているもの。
また、一部19歳を含む昭和57年4月2日から58年4月1日生まれは、県全体で46市町村で、県北では鹿角、小坂、比内、合川、上小阿仁の5市町村となっている。
鷹巣阿仁部の本年度の町村別対象者と会場、開催日は次のとおり。
▽鷹巣町=男125人、女127人、計252人(8月15日・たかのす風土館)
▽合川町=男 47人、女 49人、計 96人(1月4日・町農村環境改善センター)
▽森吉町=男 48人、女 51人、計 99人(8月15日・町コミニュティーセンター)
▽阿仁町=男 29人、女 22人、計 51人(8月15日・町公民館)
▽上小阿仁村=男18人、女13人、計31人(8月14日・村生涯学習センター)
11〜12日の県内は大雨になり、県内各地に大雨洪水警報が出された。当地でも11日午後から阿仁川が増水した。
12日は大した雨ではなかったが、上流の大阿仁地区に激しい雨が降ったため、川の水が一気に増水。お盆には珍しい大水となった。
上流で大きな山津波が発生したようで、夥しい数の「根っ子返りした大木」が、川底を引っ掻き、ゴツンゴツンと鈍い音をたてながら“もんどり打って”流れた!
最近では大水も珍しいため、帰省客ばかりではなく、集落の住民等が、川辺に集まって自然の猛威に驚いた様子だった!
帰省客は「凄い!凄い!」と、ビデオをまわした。
県内では、8月に入ってから雨を記録しなかった日はない。濁流が迫る五味堀橋。写真をクリック→拡大。
茨城県内で熱戦を繰り広げている2002年全国高校総体(インターハイ)第11日目の11日、水戸市の青柳公園市民体育館で行われたフェンシング男子団体決勝で、合川高校が今春の全国高校選抜大会を制した法政二高(神奈川)を5―1で退け、14年ぶり4度目の頂点に立った。
フェンシング競技最終日のこの日は、男女団体3回戦から決勝までを行った。合川高は、鈴木豊(3年)、木村尚人(同)、斎藤有(同)の3人が絶好調、準々決勝を除く4試合すべてを5―0のストレート勝ち。決勝でも勢いを持続し、全国選抜大会準々決勝で3―5と苦杯をなめた宿敵・法政二高に快勝し、借りを返した。
◇鷹巣町 8/11 16:30〜 大響祭2002(あきた北空港・ふれあい緑地野外ステージ)
8/14 12:00〜 坊沢獅子踊り
8/14〜15 19:00〜 町民盆踊り大会(銀座通り)
◇合川町 8/14 17:00〜 ふるさとまつり(役場前広場)
20:00〜 合川まとび(合川橋付近)
◇森吉町 8/13 16:30〜 米内沢獅子踊り ※時間は、いずれも予定
18:00〜 浦田獅子踊り
19:00〜 阿仁前田獅子踊り
19:00〜 本城獅子踊り
8/15 9:00〜 サギサギ(米内沢)
◇阿仁町 8/13 19:00〜 笑内獅子踊り(笑内児童館)
19:00〜 荒瀬獅子踊り(荒瀬駅付近)
19:00〜 比立内獅子踊り(比立内児童館前)
19:30〜 根子番楽(根子分館体育館)
8/15 12:00〜 異人館フェスティバル(異人館・伝承舘・役場前)
8/16 10:00〜 第23回川下りゴムボート大会(様の下)
18:00〜 郷土芸能大会(河川公園)
19:30〜 花火大会・絵灯籠流し(河川公園)
◇上小阿仁村 8/14 14:00〜 チビッコ魚つかみ大会(生涯学習センター下・河川公園)
17:30〜 おらがふるさとフェスティバル(生涯学習センター隣り・ふるさと公園)
・郷土芸能(大林獅子踊り・小沢田駒踏み)(17:45)
・かみこあに音頭ほか踊り(18:15)
・万灯火(18:45)
・歌謡ショー(19:00)
・花火大会(21:00)
鷹巣阿仁部教育事務協議会主催の教育講演会が9日、森吉町コミュニテイセンターで開催され、森吉町出身で九州大学大学院助教授の石川巧氏が「漱石・鴎外のいない風景」と題して講演した。
石川氏は森吉町米内沢字大杉の石川兼輝・妙子氏の子息で、1963年生まれ。地元の高校を卒業後、公立都留文化大学文学部国文学科を卒業、成蹊大学大学院文学研究科修士課程修了、立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程を修了して、1992年山口大学教養部講師、1996年同人文学部助教授を経て、今年の4月から九州大学大学院(比較社会文化研究院)助教授として活躍している。
専門は日本近代文学専攻で、川端康成を中心に大正後期から昭和初期の文学状況を考察しながら、劇文学、プロレタリア文学などを研究し、研究論文、論評、編著、学会の発表、教育活動に関する研究発表等が多い。
講演では、自身がふるさとを離れて、学究生活を続ける中で、なぜ日本近代文学という領域を専門とする学者になろうと考えたのか。また文学はどのような価値をもつものか、などについて語った。
森吉町の漆下遺跡(様田地区)で「ひょっとこ」のように見える、口先をとがらせた縄文時代の人(猿)面付き土器が発掘された。大きさは高さ7.5a、幅8.2a、奥行き10.4a。見る角度や光線によって凛々(りり)しい顔にも、おどけた表情にも、また、人にも、猿にも見えると言う。小生には、孫悟空にも見えるが…
遺跡南端の土器などの捨て場と考えられる場所から出土したもので、一緒に発掘された土器片などから、県埋蔵文化財センターは縄文後期後半(約3500〜3千年前)のものとみている。
頭部上部には穴があり、急須(きゅうす)のような形だ。すぼめた口先も穴が開いているが、頭部の球状の中空は穴がなく、口先の穴とは繋がっていない。同センター北調査課では「日常的なものではなく、恐らく祭祀(さいし)に使ったものだろう」と話している。朝日紙より転載
第16回森吉山麓たなばた火まつりが7日、前田河川公園で開催された。今年は「燃えよ、魅せよ、伝えよ」がテーマ。午後3時からの前田小学校マーチングバンドを皮切りに、五味堀餅つき踊り、七夕踊り・七夕太鼓、阿仁前田獅子踊りなどの郷土芸能が披露され、午後7時に各集落から集まったたなばた絵灯籠の大行列が前田駅前から会場の河川公園まで練り歩いた。
8時からの開会セレモニーの後、わらび座のメンバーが踊りと太鼓を披露。続いてメインの火祭りとなり、仕掛け花火や打ち上げ花火の競演でクライマックスを迎えた。
森吉町迂途坂地滑り対策本部(本部長・松橋久太郎町長)の合同会議が5日、同町のコンベンションホール四季美館で開かれ、現在も避難生活を強いられている住民について町が「現場の推移を見守りながら、11月初旬を避難勧告解除の目安にしたい」と説明した。また、現場の状況が安定して推移していることを受け、「今月7日から18日まで、避難者に一時帰宅させたい」などと報告。
3月19日に地割れが見つかった迂途坂地区では、排水ボーリングなどの工事で地盤の動きも小康状態を保っているが、避難勧告対象となった8世帯23人は現在も、町内の空き家や仮設住宅(5棟)での避難生活を強いられている。
国立秋田高専の伊藤驍(たけし)教授(防災工学)は現地調査報告の中で「地質状況から、今後よほどのまとまった雨量がない限り、急速な滑りはないと推定される」と述べた。
災害発生以来4度目の会議となったこの日は、町職員や県北秋田建設事務所職員ら35人が出席。松橋本部長が、県内に被害をもたらした4日未明の集中豪雨について触れ、「悪影響を懸念したが、ほとんど影響はなかった。基本的には落ち着いてきたと思うが、皆さんの意見を聞き、誤りのない対応をしたい」とあいさつ。
同本部の担当者が、お盆に合わせた住民の一時帰宅を提案し、その条件として▽一日の雨量が70_を超えた場合▽5日間の雨量が300_を超えた場合▽亀裂拡大が1時間3_を超えた場合―の3つの事態が発生した時は、一時帰宅期間中でも、再度緊急避難させる方針を示した。
それに対して、伊藤驍教授は、これまでの観測データを示しながら、「排水ボーリングの結果、地下水位も徐々に下がり、落ち着いてきている」と状況を説明。町の提示した条件での一時帰宅の実施を認めた。
県北秋田建設事務所は、集水井の工事が終了し、今後の対策として、地滑り再発を防ぎ、地盤を安定させるため、11月と12月の2度に分け、地中に約20メートルのボルトを打ち込むアンカー工下部工事を提示。また、同本部は、全面的な避難勧告解除の時期について、「現場の安全確認ができれば、降雪前の11月初旬を目安にしたい」とした。
大館能代空港利用促進鷹巣地区協議会(桧森正会長)は、町中央公民館で総会を開き、同空港を利用した自治会、町内会、各種団体などミニ団体旅行への旅費援助を決めた。
援助の対象は最低5人以上のグループで、往復とも大館能代空港を利用した場合に一人5千円、片道だと同3千円を援助する。
13年度は、町内の中学校を卒業する生徒に卒業記念として、飛行機の割引搭乗ができる「スカイメイト会員証」を贈呈しており、これに続く大館能代空港の利用拡大策。約70万円を予算化し、予算額に達した時点で援助を打ち切る。
2002・北緯40度秋田内陸リゾートカップ・100キロチャレンジマラソンの参加申込が31日締め切られた。今年も募集期間を1ヵ月延長したが、大会事務局が同日午後5時現在でまとめたところでは100`が前年の申込者数をわずかに上回ったものの、50`は逆に下回ったほか、目標数にはまったく手が届かない状況。また、今回は初めて視覚障害をもつ参加者も伴走者をつける形でプレ参加させるが、申し込みを受け付けた結果、伴走者を含めて3件のエントリーがあったという。
第14回を数える今大会は「甦るまごころ つながる絆」を合言葉に、9月22日に開催。100`は角館町の広域交流センター前を午前5時にスタートし、鷹巣町の鷹巣阿仁広域交流センター前のゴールを目指す。また、50`は阿仁町の秋田内陸線・比立内駅前駐車場を同11時にスタートし、100`同様、鷹巣阿仁広域交流センター前がゴール。
都道府県別で出場者(50`、100`合わせて)が最も多いのが本県の381人、以下東京都155人、神奈川154人、宮城113人、千葉104人、埼玉90人など。
森吉町の浜辺の歌音楽館少年少女合唱団が4日、神奈川県の横須賀芸術劇場大劇場で開かれる「全日本少年少女合唱祭全国大会」に出場する。
合唱団は、浜辺の歌音楽館ができた昭和63年に、地域の小、中、高校生らで結成。毎週2回、定期的に練習を行い、合唱祭などのコンクールに出場しているほか、町内福祉施設への慰問活動も行っている。
今年で16回目を迎える少年少女合唱祭全国大会(全日本ジュニアコーラス・フェスティバル2002)には、県合唱連盟の推薦で初めて出場が決まった。全国から推薦された25団体のうち、最も「小所帯」となる15人のメンバーで臨む。曲目はは、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌「エーデルワイス」など3曲。
合唱祭が終わった後は、同町が生んだ作曲家・成田為三の妻で故文子さんの妹、杉浦俊子さんが入所する千葉県松戸市の老人福祉施設を慰問。為三ゆかりの歌を披露し、お年寄りと交流を深めることにしている。
わずか2場所で十両昇進を決めた豪風関(23歳、たけかぜ、本名成田旭、尾車部屋)の後援会が1日、出身地の森吉町に発足した。町コミュニティーセンターで開かれた設立総会には町民ら約200人が出席。引き続き激励会を開き、温かい拍手と声援を送った。
激励会では、和服姿の豪風関が、尾車親方と一緒に入場。米内沢小学校相撲部の桜田美樹君(6年)、前田小学校相撲部の庄司勇太君(同)が、豪風関と尾車親方に花束を手渡した。
決意表明で豪風関は、「まだ2場所しか出ていないが、力不足を稽古で補う。調子の良い時も悪い時も、末永く応援してほしい」と力強く述べ、今後の奮闘を約束した。
身長170aで142`。力士としては小兵だが、尾車親方は「重心の低さを利用した突進力がある。技能賞の常連になるような力士になってほしい」とまな弟子に期待を寄せている。
後援会設立総会では、会長に松橋久太郎町長を選んだ。事業計画として、本場所への応援ツアーの実施のほか、豪風関へ化粧回しの贈呈などを決めた。今後、町内外を問わず会員を募る。
合川町の集落代表者会議が31日町役場で開かれ、町政報告の中で金田町長は合併と公立米内沢病院について、町民の意見を聞くため、お盆前にアンケート調査を実施する考えを示し、「年齢別に分けた町民約2000人を対象に、市町村合併に関するアンケート調査を実施、集計後、集落座談会を開催して、合併の是非に対する町民の意見を聞く。また公立米内沢病院と市町村合併についての考え方も聞きたい」と、語った。
また金田町長は、「公立米内沢病院は約20億円の累積債務があり、これをどうするかが課題。北秋中央病院と統合しないと決めているが、機能分担は考えられる。役所が建設して中央病院が運営する公設民営の新病院はあり得ない」と説明、今後の対応を列記した5〜6項目の選択肢を設けてアンケート調査し、民意を把握したいと語った。
更に「合併は必要だが、合併特例法の期限となる平成17年なのか、それとも10年先、15年先なのかが大きな問題であり、首長同士でも話さなければならないことがある」と強調したと言う。
県は国勢調査結果を基準にはじき出しているのに対し、市町村は住民基本台帳をベースにしているため、県の統計結果と市町村が広報などで示す数字との間には開きがある。
6月中の動きを示す秋田県の7月1日現在人口は男557,531人、女619,031人の計1,176,562人で、1ヵ月間で380人(0.03%)減少した。内訳は、6月中に637人生まれたのに対し、952人亡くなったため、315人の自然減。また、6月中に県外から920人転入してきたのに対し、985人が転出したため65人の社会減に。
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町 村 | 人口計 | 前月比 | 世帯数計 | 前月比 | 社会減少数 |
鷹巣町 | 21,553人 | 2人減 | 7,369世帯 | 8世帯増 | 6人増 |
合川町 | 7,798人 | 1人増 | 2,296世帯 | 3世帯減 | 6人増 |
森吉町 | 7,642人 | 8人減 | 2,487世帯 | 増減なし | 4人減 |
阿仁町 | 4,298人 | 1人増 | 1,497世帯 | 1世帯増 | 7人増 |
上小阿仁村 | 3,247人 | 1人増 | 1,128世帯 | 1世帯増 | 3人増 |
合 計 | 44,538人 | 7人減 | 14,777世帯 | 7世帯減 | 18人増 |
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