2002,12,18掲載 | 今週の話題バックNo.53 | 2002,11,1〜11,30 |
大館桂高校(永井高道校長)は、閉科する衛生看護科のノウハウを引き継ぎ、看護や福祉分野への進学を重視するカリキュラムを編成して、15年度から普通科に「保健・福祉」コースを設置する。同校は「これからの社会や一般家庭に必要な学習を通して、多様な生徒の期待に応えることができる」とPRしている。
「保健・福祉」コースは現行の4コースのうち、「家庭福祉」コースを改称した形。これまでも看護や福祉系大学などへの進学を支えてきたが、より受験対策を強化。入試で重視される理数系の授業を2〜3年生で8単位増やし、「福祉」の科目を盛り込む計画。
介護実習もあり、卒業時に訪問介護員(ホームヘルパー)2級の資格を得ることができる。即戦向きではないが、将来を考える上での足がかりになればとしている。
対象は15年度入学生から。2年進学時にコースを選択。1学級(40人)を見込んでいる。
26日午後秋田市内のホテルで開かれた、ハタハタ資源対策協議会(佐々木健座長)の季節ハタハタ漁況予報によると、今年の初漁日は昨年と同日の12月5日頃で、小型の2歳魚が主体になりそうだ。漁獲量は一昨年1,085d、昨年1,437dと2年連続1,000d台の水揚げしだったが、今年も豊漁を期待したい。
ハタハタの初漁は、成熱度で示される生理的条件と、水温13℃以下という水温条件の両方が満たされるときに認められると言う。
メスの成熱度(生殖腺重量/内臓除去重量×100)が20に達した日と、ハタハタの初漁日との間には、相応の関連性がある。今年は10月21日にこの指数が20に達したと推定され、平成7年と並んで極めて早かった。メスの成熱度が20に達した日が平均(10月29日)より早い年の初漁日は、12月5日±3日の間であるため、今年の初漁日も比較的早い時期となる可能性が高いとしている。
また今年は、水深100b以深の水温が平年より高いものの、ほぼ13℃以下となっており、接岸時期は100b以浅の13℃以上層の動向に左右されそう。今月15日発表の気象予報では「東北地方の向こう1ヵ月間の気温は低い」とされることから、100b以浅の水温は順調な低下が期待できると推察。一方、初漁日は大潮の前後に認められることが多く、今シーズンの大潮は12月4〜5日と12月19〜21日に。このため、深層の水温が平年より高いという懸念要因はあるものの、初漁日は成熱度の推移によって推定した範囲と大きく相違しないと考えられ、12月5日頃になりそうだと言う。
県統計課が27日公表した同現在の人口と世帯(推計)速報人口速報です。出生、死亡を自然増減、転入、転出を社会増減として扱う。ただし県は平成12年の国勢調査結果を基準に積算しているのに対し、市町村は住民基本台帳をベースにしているため、県の統計結果と市町村が広報などで示す数字との間には開きがあります。
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町村名 | 人口計 | 前月比 | 世帯数計 | 前月比 | 社会増減数 |
鷹巣町 | 21,533人 | 11人増 | 7,343世帯 | 3世帯増 | 18人増 |
合川町 | 7,755人 | 13人減 | 2,278世帯 | 6世帯減 | 5人減 |
森吉町 | 7,641人 | 8人減 | 2,499世帯 | 1世帯増 | 2人増 |
阿仁町 | 4,240人 | 13人減 | 1,487世帯 | 2世帯減 | 7人減 |
上小阿仁村 | 3,277人 | 3人減 | 1,128世帯 | 5世帯減 | 増減なし |
阿仁町議会議員全員協議会が25日町役場で開かれ、来年4月に水無地区から幸屋渡地区へ移転オープンする町養護老人ホームの運営形態について、町財政が厳しい状況であることから、現在の町直営方式を改めて、民間委託の方向で合意した。
浜田章町長の挨拶の後、町担当者が直営と民間委託のメリットとデメリットを提示。町直営の場合は、「新施設に対応して職員数を増やさねばならないため、人件費が上昇し、町財政に影響を及ぼす」などのデメリットを強調。民間委託のメリットについては「給与体系の違いで、人件費が町直営より安く抑えられる」などと述べ、町直営の年間運営費試算(職員23人=職員10人,臨時13人)は1億3841万円で、民間委託(職員21人=職員7人、臨時14人)は、1億2601万円となると説明。併設されるデイサービスセンター職員は員数に含まれず別とした。
町内の福祉団体は、町社会福祉協議会・あに福祉会などあるが、委託先はこれから検討の上、民間委託の方向で詰めていくことで合意した。民間委託の場合、現在の職員は全員、町に引き上げると言う。
同老人ホームは昭和48年に開設。定員50人。職員数は16人。施設の老朽化により、昨年7月に移転新築に着手し、今月14日に建物本体が完成した。総工費は約9億円。
本格的なウインタースポーツシーズンの到来を前に、森吉町の森吉山森吉スキー場で臨時営業が行われ、好天に恵まれたことも幸いし、500人を超えるスキーヤーやスノーボーダーが訪れて初滑りを楽しんだ。
今月上旬から中旬にかけての大雪で、同スキー場は21日現在で約60aの積雪を記録。一部のコースが滑走可能となったため、12月1日のオープンを前に23、24の両日、臨時営業することにしたもの。同スキー場が11月中に営業するのは今回で2度目。昭和62年の開業以来、最も早いシーズンインだという。
滑走可能なのはファミリーコースとカラマツコースの2本で、レストランと売店も営業した。
23、24日とも青空が広がる好天となり、ゲレンデコンディションも雪が引き締まりほぼベストの状態に。シーズンインを待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが午前中から多数訪れ、久しぶりの雪の感触を確かめながら、思い思いにシュプールを描いていた。
県高野連は21日、来春の第75回記念選抜高校野球大会の21世紀枠に、先の秋季県大会準優勝の大館鳳鳴高校を推薦すると発表した。このあと東北6県の推薦校から1校に絞られ、12月15日までに大会事務局に提出。来年1月30日の最終選考会で2枠の21世紀枠が確定する。
鳳鳴は先の秋季県北高校野球大会で、強力打線が爆発し2位で突破。その勢いに乗り県大会でも決勝進出を果たした。決勝で経法大付に敗れたものの、堂々の準優勝で11年ぶり3度目の東北大会に出場した。
推薦理由は大館周辺地区から常に県大会に出場しながら、地区のレベルアップに中心的な役割を果たしているほか、1日2時間半の時間で工夫しながら練習。進学率95%を誇り、創立以来“文武両道”を目標に励んでいることなど。県準優勝、11年ぶりの東北大会出場も決め手の一つとなった。
また鳳鳴野球部は創部102年の伝統校で、大正12年の第1回甲子園大会(当時は中等学校野球大会と称した)から予選に参加。県予選では、(第1回大会で準優勝した)秋田中学に延長の末1点差で惜しくも破れ全国大会出場は逃したが、以来連綿として秋田県中等学校・高校野球をリードしてきた実績を持つ。
来春のセンバツ甲子園の出場枠のうち、各地区予選の結果から30校、明治神宮大会からの特別枠1がすでに確定している。21世紀枠で出場できるのは2校。今後は、12月上旬に全国9ブロックの地区選考会が行われ、東北地区も各県から推薦された6校の中から1校を選び、同15日に発表。最終の選考委員会は来年1月31日に行われ、21世紀枠2校が決まる。東北地区では、21日までに秋田のほか青森(青森)、岩手(宮古商)、山形(山形南)の3県が推薦校を発表した。県推薦校となった鳳鳴は、21世紀枠での出場に向けて、まずは第1関門を突破した形だ。
北秋田地方農作物異常気象対策本部の対策指導班会議が18日鷹巣町中央公民館で開かれ、10月下旬以降の長雨や降雪で収穫が大幅に遅れている大豆の対応を話し合った。会議では転作団地の刈り取り進ちょく率が2割にも満たない状況で、刈り遅れ、降雨による品質の劣化が確実に進んでいることを報告。排水対策を徹底して収穫作業を促進することや、水分を多く含んだ大豆の品質低下を防止するため乾燥調製の指導徹底を申し合わせた。
大館北秋地域の大豆作付面積は鷹巣町の301fを最高に8市町村合わせて798fha。このうち生産組合による団地転作が550.6fで、残りが個別転作や畑作によるもの。
14年産の収穫作業は団地栽培で10月13日頃に開始されたが、その後の長雨や積雪で圃場にコンバインが入れない状態が続いている。降雨による影響で大豆の水分が22〜23%まで上昇。品質も腐敗粒、裂皮、着色粒、汚粒割合が増加しているという。
生産農家にとっては規格外の発生による減収や転作助成金の影響が懸念される、現場の指導者から「刈り取っても品質の劣化で、等級がつかない状況にある。経営確立助成金の交付との兼ね合いもあって無理に収穫を進めることができず、指導に苦慮している」との声があがった一方で、JA関係者は「助成金の交付要件を満たすためにも、まず刈らなければどうにもならない」として収穫作業の促進を呼びかけた。
秋田県全体でも収穫は平年なら今月8日ごろ終わるが、今年は県内の約4割しか刈り取りが終わっていない。こうした状況から、JA秋田中央会(菅原稔会長)は19日、県に対し、積雪や品質悪化で収穫不能となった圃場への転作助成金支払いなどを求める要請書を提出した。羽後町の佐藤正一郎町長も同様の要請を行った。
同中央会の要請は▽収穫不能となった圃場に対する、水田農業経営確立助成の受け取り要件緩和▽被害農家に融資・利子補給などの支援対策を講ずる―の2点。菅原会長が県庁を訪れ、品田稔農林水産部長に要請書を手渡した。
品田部長は「収穫放棄はできるだけ避けてもらいたい。しかし、気象災害で収穫できなくなった圃場には特例措置で助成金が支出されるよう、必要な事務手続きを進めている」などと話した。
大相撲九州場所13日目(22日・福岡国際センター)で、東十両10枚目の豪風(本名成田旭、森吉町出身、23歳)尾車部屋が皇司(入間川部屋)を押し出して8勝5敗とし、勝ち越しを決めた。
文部省唱歌の名曲「から松」の作曲者として知られる後藤惣一郎氏(鷹巣町あけぼの町、80歳)の音楽碑を建設しようと20日、知人や音楽関係者が実行委員会を結成し鷹巣中央公民館で初会合を開き、目標額500万円の募金運動に取り組むことにし、広く町内外に呼びかけていくことを確認した。町内に建設場所を定めて、来年8月20日ごろの完成を目指すと言う。
北原白秋の詩に曲をつけた「から松」は、昭和38年に全国作曲コンクール第1位となり、中学校教科書に採用された。多くの合唱曲集にも取り入れられ、日本の名曲として全国各地で愛唱されている。
「から松」に代表される後藤氏の作品は声楽曲、器楽曲、交声曲など作曲、編曲合わせて約600曲にのぼる。身近なところでは、鷹巣町民歌、森吉町民歌をはじめ県北一円にわたって幼稚園や小中学校、高校、専門学校などの校歌40数曲を作曲している。
県音楽教育界の重鎮的な存在で、現在は森吉町「浜辺の歌音楽館」の終身名誉館長、日本音楽著作権協会員。作曲活動、音楽教育活動、演奏活動が評価され、12年度に地域文化功労者として文部大臣表彰された。
実行委員会は音楽教育関係者らが中心となって結成。実行委員長に就任した岩川鷹巣町長は、「後藤先生は我々が考えている以上に全国的に高く評価されている」と業績を讃えるともに、「全国で評価を得たから地元でも評価されるということではない。最初に地元で喝采を受けて、全国へ評価が広がっていくのが本来の姿と思う。そういう意味合いを込めて運動していきたい」と語った。以上、北鹿紙より
「から松」が全国コンクール第1位となった当時小生等は中1で、音楽の先生が教えてくれた想い出深い曲。同氏は地元の鷹巣町や教職生活をおくった阿仁部での評価は今一だが、成田為三研究の第一人者。ところで、これまでは全く話題にもならなかったのに、この時期に急に顕彰会とは… 来春の町長選の賜物かな??
仙台管区気象台が20日発表した、12月から3ヵ月間の東北地方の天気予報によると、この期間の平均気温は平年並みの可能性が高く、その確率は50%の見込み。また、同3ヵ月間の降水量、東北日本海側の降雪量とも平年並みを予想している。
東北の12月は冬型の気圧配置が続き、平年と同じく、東北日本海側は曇りや雪または雨の日が多い。気温、降水量とも平年並み。
年明け後の1月は、冬型の気圧配置が続き、時々強まりそうで、東北日本海側は平年と同様に曇りや雪の日が多い。気温は平年並み、降水量は東北日本海側で平年並み。
また、2月は冬型の気圧配置が続くが、弱まる時期も。東北日本海側は平年に比べて曇りや雪または雨の日が少なく、気温は平年並み、降水量は東北日本海側で少ない見込み。
大館能代空港管理事務所が19日公表した10月の利用実績によると、東京便の利用者数が5ヵ月ぶりに前年同月を上回り、大阪便は4ヵ月連続1,000人超となった。
10月の東京便は前年同月を1,354人、13.4%上回る11,433人が利用し、搭乗率は64.9%。内訳は、同空港で降りた客が5,822人で搭乗率65.5%、乗った客が5,611人で同64.3%だった。この結果、東京便の今年の累計は10月末現在で100,056人に。10月になって東京便が増加に転じた背景について同事務所は、航空運賃の値下げや特定の搭乗日の運賃が安くなる「超割」期間が前年比べて長かったこと、さらには航空券の早期購入による運賃割引(早割)などにより、運賃の割安感が高まったことを挙げている。
一方、大阪便の10月は前年同月を1,217人、23.2%上回る6,253人が利用し、搭乗率は60.8%。内訳は、同空港で降りた客が3,361人で搭乗率60.8%、乗った客が2,892人で同65.3%だった。この結果、今年の累計は10月末現在で前年同期比7,777人、22.3%増の42,605人と、好調な伸び率を確保している。同事務所は「大阪便は全体的に観光客の利用が多いが、最近は特に大阪からのツアーの団体客が増加しており、10月もその傾向が続いたと考えられる」としている。
任期満了に伴う合川町長選は12月18日の告示まであと1ヵ月となったが、立候補を表明しているのは今のところ、現職の金田陽太郎氏(56歳、同町根田字西10)、新人でJAあきた北央組合長の佐藤修助氏(59歳、同町根田字家の下51-2)の2人だけで、ほかに立候補する動きはみられず、現職と新人による一騎打ちが確定的な状況となった。
同町長の任期満了は来年1月17日。選挙は12月18日告示、23日投開票の日程で行われることが決まっている。
金田氏は9月定例町議会の一般質問に答える形で3選出馬を表明。「町は今、市町村合併という問題を抱え、大きな岐路を迎えているが、合併を選択しなかったとしても明確な町づくりのビジョンを持っている。2期8年の経験を活かし、農林業を中心とした地道で堅実な町づくりを推進したい」と立候補に向けた決意を語った。現職の強みをいかし、合併に関する部落座談会と称して、町内各地で座談会を開くなど、各種会合にも積極的に出席して全町的な浸透を図っている。
一方の佐藤氏は今月14日に会見を行い、「これ以上、出馬要請を固辞することは民意を裏切ることになるとの思いから決意した」と出馬を正式表明。現町政について、「町長と議会の対立により町民不在の町政運営がなされてきたことに対する町民の不信感は大きく、町の最高責任者である町長の責任は重大」と批判し、「町民との対話を中心に真の地方自治確立に向け全力で取り組む。町の将来に重大な影響を与える今こそ、真の地方自治を確立して町民生活の安定のため全力で取り組みたい」などと抱負を語った。出遅れの感は否めないものの、JAをはじめ農業関係団体の支援を取り付けるなど着実に支持を拡大している。しかし佐藤氏はJA組合長を辞任しないで立候補する予定で、“安全牌”を確保の上での出馬を選挙民はどう見るか?
両候補ともに政策面ではそれほど大きな違いはみられないが、政治手法が最も大きな争点となっており、現町政に対する評価が票の行方に直結しそうだ。一騎打ちという構図がほぼ確定的となったことにより、対立軸が明確になるにつれ、前哨戦も一気に熱を帯びてきた。
9月1日現在の有権者数は男性3,164人、女性3,585人で計6,749人。
佐藤氏は、亜細亜大学商学部卒。合川町農協理事など務め、昭和61年に同組合専務理事、平成3年に同組合代表理事組合長に就任。同11年、阿仁部四農協の合併により発足したあきた北央農協の代表理事組合長に就任。現在、同組合長のほか県農業信用基金協会理事、全国農協カントリーエレベーター協議会副会長など歴任。
引っ越し作業にあわせて電話の移設とデジタル化工事をする予定でしたが、電話工事が遅れたためdionの契約変更が出来ず、結局dionのサーバーにログインできなくなって、11月からHPの更新ができなくなりました。
そこでプロバイダーをplalaに替えましたので、本日やっとHPを移転することができました。前触れもなく、突然HPを停止、御迷惑をおかけしましたこと、謹んでお詫び申し上げます。明日より、また更新を続けますので宜しく…
県内は9日、冬型の気圧配置が強まり、県上空に寒気が入った影響で、12月上旬〜中旬の冷え込みとなり、内陸部を中心に積雪が観測された。秋田地方気象台によると、同日午後7時現在、阿仁合で10a、角館で8a、秋田で1aを観測した。
同気象台によると、強い寒気が抜ける10日昼過ぎまで、断続的に雪が降り続ける見込み。冬型の気圧配置は同日いっぱい続くとしている。当地でも15aほどの降雪があり、慌ててタイヤ交換する人が多かった。
今年の平地での初雪は11月3日に記録し、5日朝も2度目の降雪があったが(前田まで降ったが米内沢には降らなかった)、昨年の初雪は11月13日、一昨年は10月28日だったので特別早いとは言えない。
ちなみに森吉山の初冠雪は10月28日中腹まで一気に積もったが、13年の初冠雪は11月6日、12年は10月15日、11年は10月17日、10年は10月20日、9年は10月8日、8年は10月16日だったので、今年は遅かったことになる。
景気は相変わらず冷え切ったままだが、このまま冬将軍の到来となってしまうのか…
転居による電話工事の遅れのため、しばらく休ませていただきます。
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