2003,4,16掲載 今週の話題バックNo.57
2002,3,1〜3,31

3月31日 鷹巣阿仁部の3月1日現在の人口と世帯数
町村   人口 前月比 世帯数 前月比 社会増減
鷹巣町 21,465人 21人減 7,339世帯 増減なし 7人減
合川町  7,747人 17人減 2,278世帯 6世帯減 10人増
森吉町  7,626人 11人増 2,501世帯 7世帯増 15人増
阿仁町  4,209人 11人減 1,477世帯 4世帯減  3人減
上小阿仁村  3,243  6人減 1,114世帯 増減なし  2人増

3月14日 上小阿仁村長と知事懇談

 「単独立村」を検討している上小阿仁村の北林孝市村長は11日、県庁で寺田典城知事と合併問題について意見交換した。懇談後、同村長は「今回の合併は避けたい」との意向を改めて示した上で、村民意識調査の結果を見て、5月か6月に正式に態度決定するとした。懇談会には小林村議会議長も出席した。
 北林村長は知事に対して、合併検討委の設置や村内集落座談会の開催などこれまでに実施した町村合併問題に対応した取り組みを説明。あわせて、過去は交通不便な中山間地帯だったが現在は国道の整備が進んだ点、公有林を中心とした財産の形成などの面に触れ、座談会の結果を尊重した上で「みんなの力でもう少し村を支えていかなければならない」と、現時点では自主自立の道、村を守ることを目指していることを説明。また「村民一人一人の幸せのためには、自主自立の精神を持つことが大事。寄らば大樹の陰、で活路を開くのはおかしい。行財政改革により、この村のままで進んで欲しい、という村民が大部分だ」とした。
 財政面に関しては、18億円の基金を取り崩すことで08年までは対応でき、その後は18億円程度と見積もる2千fの公有林を活かして対応すると説明。ただ、その後については「行けるところまでいき、あとはその時に後進が考えること」と述べるにとどまった。
 寺田知事は合併しない場合は、03年度中に行財政改革の計画を提出するよう求めたという。
 寺田知事は、合併しない可能性のある市町村の首長と将来構想について懇談しており、今回は羽後町長に続き2回目。

3月13日 鷹巣町長選 新人岸部氏が出馬表明

 任期満了(5月12日)に伴い4月22日告示、27日投開票される鷹巣町長選に、JA秋田厚生連・北秋中央病院名誉院長の岸部陞(すすむ)氏(66)が12日、無所属で立候補することを表明した。4選を目指す岩川徹町長(54)がすでに出馬表明しており、8年ぶりの選挙戦が確実となった。
 町内のホテルで会見した岸部氏は、「日本一の福祉の町を築いた岩川町長は尊敬するが、政策が福祉に偏っており、経済が衰退している」と訴えた。公約として、▽鷹巣阿仁5町村での合併▽大学病院に準ずる高度医療の導入▽雇用拡大のため、商店街の活性化と共存できる大型店の導入、などを掲げ、「農林水産・商工業の活性化やバランスのとれた福祉と教育の推進を通じて町民、議会、行政が三位一体となった町の発展を目指す」と述べた。

 岸部氏は能代市出身。弘前大大学院医学研究科修了。昭和50年から北秋中央病院院長、今年1月から同病院名誉院長。現在、弘前大非常勤講師、県農村医学会副会長。

3月12日 鷹巣阿仁部の人口と世帯数 2/1現在

町村名 人口計 前月比 世帯数計 前月比 社会増減数
鷹巣町 21,486人 15人減 7,339世帯 4世帯減 8人減
合川町 7,764人 1人増 2,278世帯 増減なし 3人増
森吉町 7,615人 10人減 2,494世帯 増減なし 3人減
阿仁町 4,220人 12人減 1,481世帯 4世帯減 4人減
上小阿仁村 3,249人 2人増 1,114世帯 1世帯増 7人増

3月11日 きょう、高校入試

 県公立高校の15年度一般入試はきょう、全県で一斉に行われる。最終志願者数は、県全体で全日制、定時制あわせて9,795人。合格発表は18日に行われる
 全日制は最初の教科となる国語が午前9時〜9時55分まで、数学が10時15分〜11時10分まで、英語が11時半〜午後零時25分まで、昼食をはさんで午後1時10分〜1時55分まで理科、同2時15分〜3時まで社会と続き、同3時半頃〜5時頃にかけてグループ面接に臨む。

3月10日 森吉山スキー場整備開発促進協、新組織に衣替え

 阿仁町や森吉町などで組織している、森吉山スキー場整備開発促進協議会の通常総会が8日、阿仁町のふるさと文化センターで開かれ、同協議会を改組し、森吉山の通年観光推進に取り組む「森吉山通年観光対策協議会」に衣替えして、4月に設立することで合意した。
 総会には会員約50人が出席。山田賢三副会長が「スキー場の誘客数が減り、森吉、阿仁両スキー場を取り巻く環境も変わってきている。今後、協議会が進むべき方向を見い出したい」と挨拶。冬場だけでなく、森吉山の自然資源を生かした通年観光を推進する新協議会結成を提案した。新協議会の設立総会は今月末にも行われる予定。

 スキー場が開設された当初、国土計画の予定通り森吉山の山頂部にもスキー場を作らねばと、阿仁町側が提唱して設立された協議会だったが、自然保護の網がかかっているため断念、次に出たのは森吉スキー場と阿仁スキー場をつなぐ案に変わり、そして今回はスキー客の激減によって「森吉山通年観光」へと、目標が変わった。正に世相を反映した時代の流れを感じる。

3月9日 議長辞職勧告・不信任案を可決、定例会は流会

 鷹巣町議会3月定例会は7日開会、会期を20日までの14日間と決めた後、岩川町長の行政報告、町村合併調査特別委員会設置の決議案を賛成多数で可決した。
 当局議案の上程に先だって米沢一議長に対する辞職勧告、引き続き不信任の決議案が提出され、どちらも賛成多数(賛成13票、反対9票)で可決。決議成立の通告を受けた米沢議長が、議長として議事進行を告げたことに納得しない13人の議員が審議を拒否して退場。出席議員が過半数に満たない事態となったことから、流会となった。

 米沢議長に対する不信任案は今任期中に、これまで3回提出された。議長として中立ではなく、議会運営に支障をきたし、信頼性に欠くというのが不信任の理由。今回の辞職勧告は、定例会前に開催された市町村合併問題に関する議会全員協議会の席上で「いくら不信任をかけられても(議長を)辞めない」と発言したことをとらえて、「議長にふさわしくない言動で、12月定例会の不信任案可決に対する釈明の言葉もなかった」と、簾内順一議員(公明正大ク)が動議を提出。賛成、反対討論の後、単記無記名投票の結果、有効22票中賛成13票で可決したもの。

 同町議会ではこれまで岩川徹町長に対する野党議員が11人、与党議員が13人と、与党議員の数が多かった。しかし、町村合併に対する岩川町長の方針や、昨年12月議会の際に当局側が議決権に介入(岩川町長が与党議員に欠席するよう促したとか?)したとされる問題をめぐり、反発した与党議員の一部が今定例議会から野党に回ったため、野党議員が13人に増加、与野党の勢力が逆転していた。

3月8日 グループホーム、新運営主体を検討

 6日開かれた合川町議会全員協議会で、運営主体をめぐり難航しているグループホーム設置問題について佐藤修助合川町長は、「NPOによる運営は現状では困難。新たな運営主体を模索せざるを得ない」との考えを示した。
 協議会では、はじめに佐藤町長が痴ほう性高齢者グループホーム運営問題について、「NPO側に話し合いを持つよう再三にわたって求めたが、現段階では話し合いに応じられないという姿勢に変わりはなく、NPOによる運営はあきらめざるを得ない状況。新たな運営主体を含めて今後の進め方について考えていきたい」などと報告した。

3月7日 議員定数は18人に戻す

 合川町議会全員協議会が6日開かれ、昨年12月に否決した定数条例案の再提案について、定数を2増の18とする条例案を3月定例会に提案することで合意した。同議会は昨年の6月定例会で、定数を18から16に削減する条例を可決していたが、3月定例会で条例案が可決されれば、わずか9ヵ月で再び18に戻ることになる。

 協議会には全議員(18人)が出席。和田勇治議長が「議員一人ひとりの率直な意見を聞きたい」と述べ、暫時休憩を宣言。休憩中に、定数を18と16のどちらで再提案すべきか議員個人や各会派の代表から意見聴取した。
 再開後、聴取結果について和田議長が、「18と16の両案があったが、18に賛成する議員が全体のおよそ3分の2を占めた。この案を尊重したい」と報告し、定数18の条例案を11日開会の3月定例会で再提案することで合意した。反対意見は出なかったと言う。以上地方紙より

 金田前町長から佐藤町長に代わり、俄かに合併気運が出てきた昨今、今後予想される合併についての一連の作業とタイムスケジュールを考えると、他町より少ない議員数では不利と考えたのではないか

3月6日 阿仁町は「合併」を選択

 阿仁町の浜田章町長は4日、3月定例町議会初日の施政方針の中で、市町村合併について「21世紀の阿仁のまちづくりを考えた結果、わが町は合併を選択することが賢明であるとの判断をした」と述べ、正式に合併を宣言した。
 今後は、合併特例債などが適用となる法定期限内(17年3月)の合併に向け、鷹巣阿仁部の各町村に町としての意思を伝えるとともに、具体的に働きかけていく考え。県が示した合併パターンの鷹巣阿仁部で、合併を正式表明したのは阿仁町が初めて。
 浜田町長は合併を決断した理由について「自立の道も検討したが、財政の厳しさや人口減などで自立は不可能と判断、やむを得ずの合併だ。まず合併に前向きな森吉、合川両町と話し合いたい」と語った。

 また5日開会された森吉町議会で、松橋森吉町長は施政方針の中で「5町村での任意協議会設立は、現時点では不可能。ただしミニ統一選後に再協議の含みも若干残っている」「今後は阿仁町、合川町と話し合いを進めたい。時期は今定例会終了後になりそう」と、語った。

3月5日 県内、冬に逆戻り

 昨日の県内は、強い冬型の気圧配置となり、強風を伴って雪が降るなど、冬に逆戻りしたような天候になった。
 秋田地方気象台によると、秋田市の最大瞬間風速が同日午前6時23分に25.4bを記録するなど、沿岸を中心に風の強い状態が続いた。雪も全県域で断続的に降り続いた。
 阿仁部も猛吹雪になり、真冬でも滅多にない程の悪天候。久しぶりの凍結路にどのドライバーも慎重運転。
 ところで私事ですが、運の悪いことに駅の除雪当番にあたり、早朝6時と午後3時の2回除雪作業をしたが、吹き溜まりが多く、3人で1時間以上もかかった。

3月4日 うまい話にご用心!

 昨日の午後3時過ぎ、爽やかな女性の声で電話がかかってきた。以下、電話のやりとり…

「もしもし○○さんのお宅ですか?△△さんはいらっしゃいますか?」
  「ハイ、私です」
「こちらは、秋田の□□ですが、あなたが申し込みされていたパソコンが抽選で当たりました」
  「あッ!、そうですか。他の人に当たったと聞いたので、漏れたのかと思っていました。アリガトウ!」
「当初30台の予定でしたが、2千数百人の応募がありましたので、100台に増やしたのです」
「それじゃ、あなたはお受け取りになられますか?」
  「せっかく当たったのですから、いただきます」
「富士通のノートとIBMの液晶一体型の2タイプがありますが、どちらになさいますか?」
「IBMにはCD-ROMが付いて34,800円ですが、ノートにはFD−ドライブ付きで、29,800円です。その他に消費税と送料がかかります」
  (ンッ?無料と新聞に書いていた筈なのに…)と、思いながら 「IBMがいいです。ところでOSは?」
「Win.98です」
 「エッ、(セカンドエデションではなく)98ですか?」
「ええ、98です」「WordとExcelが入っています」
 「それじゃ、CPUは?」
「ちょっと、お待ちください」
 (しばし経ってから)「166MHz。ノートは126MHzです」
 (何にッ!166MHzだと!pentiumか、それ以前か? そんなに古いマシンが、未だあったのか??)
 (フムフム、これじゃ中古品や大量廃棄品を売りつける詐欺商法ではないのか?)
 咄嗟に、(こんなのに嵌ったら、大金を出してゴミを買い込むのに等しい)
 従って、メモリやHDD容量など、他のスペックは聞く必要もないと思い、丁重に
 「せっかくですが、スペックが低いので辞退させていただきます!」と、断った。

 1月下旬の魁新聞に、「県のIT講習会で使用したパソコン30台を希望者に無料で差し上げます」「応募者多数の場合は抽選で。当選者に直接連絡」との紙上広告に誘われて応募したのだったが…
 ちなみに、わが町役場でも、同様の電話を貰って「見事パソコンに当選」。前述の様なやり取りの末、申し込んだ人がいる。ちゃんと使える普及品が届くことを祈っています。
 小生への電話では、3月22日「くろねこ宅急便」により、代金引換で着くとのことだったが… 

3月3日 鷹巣阿仁部3病院の統合を検討

 森吉町外四ヵ町村病院組合議会が28日開かれ、公立米内沢総合病院と鷹巣町の北秋中央病院、阿仁町立病院の統合を視野に入れた「公立米内沢総合病院将来構想検討特別委員会」の設置に関する決議が議員から提出され、採決の結果16対2(欠席1)の大差で可決された。
 この日設置された特別委員会は、地方自治法第110条及び同病院組合議会委員会条例第4条に基づくもので、委員5名により任期を本年8月定例議会までとするもの。検討内容は、次の2項目、
 @公立米内沢総合病院、阿仁町立病院、北秋中央病院の三病院の統合に関する事項
 A鷹巣・阿仁部医療圏の地域医療に関する事項

 また本会議の冒頭、松橋久太郎管理者は行政報告で、「平成15年2月17日の正副管理者会議で協議した結果、現状での病院経営は当院をはじめ阿仁町立病院、北秋中央病院の三病院とも経営が困難となり地域医療が危機的状況になることに関しては認識が一致しているが、公立米内沢総合病院がどうあるべきかを再度検討する必要があるため、管理者を委員長として副管理者四名と院長、主幹、事務長を加えた八名で将来の方向付けを目的とした『検討委員会』を設置することにした」と、説明した。
 これによって、病院当局並びに議会が“統合”に向かって検討することになった。

3月1日 鷹巣阿仁部5町村、合併任意協会の設置に至らず

 鷹巣阿仁部5町村長による「町村合併に関する懇談会」の第4回会合(最後)が27日、鷹巣町中央公民館で開かれ、浜田章阿仁町長と松橋久太郎森吉町長が任意協議会の設置を明確に要望し、佐藤修助合川町長も賛同の姿勢を示したが、北林孝市上小阿仁村長が4月の村長・村議改選を理由に、選挙後の検討を要望。また岩川徹鷹巣町長も実施中(27日発送)の合併に関する「町民意識調査の結果を踏まえて判断したい」と結論を先送りしたため、現段階では5町村による合併任意協議会の設置は困難との結論に達した。
 これに対して松橋町長が「5町村の任意協議会設置が困難なら、次の方策(可能な町村による任意協議会の立ち上げ)を検討せざるを得ない」と述べた。予想どおり、岩川町長のパフォーマンスに振り回されただけだった…


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