2003,9,1掲載 | 今週の話題バックNo.62 |
2002,8,1〜8,31 |
町村名 | 人口計 | 前月比 | 世帯数計 | 前月比 | 社会増減数 |
鷹巣町 | 21,233人 | 24人減 | 7,331世帯 | 9世帯減 | 20人減 |
合川町 | 7,702人 | 14人減 | 2,285世帯 | 6世帯減 | 9人減 |
森吉町 | 7,567人 | 6人減 | 2,507世帯 | 1世帯減 | 4人減 |
阿仁町 | 4,159人 | 6人減 | 1,470世帯 | 1世帯増 | 2人増 |
上小阿仁村 | 3,205人 | 1人増 | 1,113世帯 | 2世帯増 | 2人増 |
仙台管区気象台が発表した東北の9月から向こう3ヵ月間の長期予報によると、この期間の平均気温は平年並みか高く、降水量は平年並みの見込みだ。
9月は天気がおおむね周期的に変わるものの、高気圧に覆われ晴れて残暑の厳しい時期がありそう。気温は平年並みか高く、降水量は平年並み。
10月も天気が周期的に変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込み。9月同様、気温は平年並みか高く、降水量は平年並み。
11月も天気がおおむね周期的に変わるが、一時寒気が南下して冬型の気圧配置になりそう。平年と同様に東北日本海側では曇りや雨の日が多く、同太平洋側では晴れの日が多いと予想している。気温、降水量はともに平年並み。
東北農政局秋田統計・情報センターは27日、今月15日現在の水稲の作柄概況を発表した。
それによると、県北の出穂最盛期は平年から3日、前年から2日遅れの8月8日で、穂数は平年並みだが、1穂当たりの籾数、全籾数は平年に比べ「やや少ない」で、登熟は「やや不良」。
本県全体では、6月下旬後半以降の低温の影響から、出穂最盛期は平年に比べて3日遅い8月8日。田植え期以降、高温・多照で経過したことから茎数は平年に比べやや多かったものの、6月中旬以降の日照不足やその後の低温の影響から分蘖(けつ)の発生が抑制され、穂数は「平年並み」。幼穂形成期以降は低温で経過し、白(はく)ふが散見されるものの、1穂当たりの籾数および全籾数も「平年並み」となっている。出穂後の天候が低温・日照不足で経過し、初期登熟が緩慢となっていることから、登熟は「やや不良」が見込まれる。
第25回「みんなですすめる交通安全」全国キャラバン隊は26日、上小阿仁村を皮切りに阿仁部4町村の首長に内閣官房長官からの交通安全メッセージを伝達した。
全国交通安全母の会連合会が主催する内閣府受託事業で、全国7コースで実施。東北地方のキャラバン隊は山形県を出発して25日に本県入り。26日は県庁から北秋田郡に入った。
上小阿仁村健康増進センターでの伝達式には関係者80人が出席。村交通安全母の会の会員30人が、交通安全祈願の踊りを披露して隊員を出迎えた。
隊長の齊藤靖子県交通安全母の会連合会長が「世界一安全な道路交通の実現を目指し、住民の安全意識の高揚に一層の尽力を」とする福田康夫内閣官房長官のメッセージを北林孝市村長に伝達。これを受けて村長は「交通事故の絶滅を目指し、交通安全対策をさらに強化する」と誓った。
キャラバン隊はこのあと、沿道で広報活動を展開しながら、阿仁、森吉、合川の各町役場を訪問して能代市に向かい、28日は八森町を経て青森県岩崎村へ向かう。
四季美舘で昼食を摂っている一行を目撃したが、無粋な警察官の制服姿の中に、タスキをかけてスラリと伸びたスタイルのよい“おばさん”の姿が、一際目立っていた。
秋田県内は25日、朝鮮半島から延びる前線に伴う雨雲の影響で、県北を中心に大雨となり、各地で床上、床下浸水や土砂崩れなどが相次いだ。
秋田地方気象台によると、午前6時42分、能代山本地域と北秋鹿角地域に大雨洪水警報が出された。最大雨量は、同5時20分からの1時間で能代57_を最高に、鷹巣49_、大潟43_など。警報は同10時40分解除された。
県総合防災課などのまとめによると、午後5時現在、床上浸水は県北の7市町村で住宅など計23棟。
阿仁部でも雨量が多かった上小阿仁村では、雨の降り始めの同日午前7時から午後3時30分までの総雨量は110_。特に午前7時40分から8時40分までの1時間に65_という、激しい豪雨に見舞われた。同村の午後6時現在のまとめで、床上・床下浸水23棟のほか、鉄砲水に襲われたハウス内で飼育していた比内地鶏1千羽が水死するなどの被害を受けた。
JR秋田支社によると奥羽線、五能線、花輪線で雨量計が規制値に達し、リゾートしらかみなど特急、普通列車の上下線計25本が運休、31本に最大4時間21分の遅れが出た。
24日午後8時の降り始めから25日午後4時までの総雨量は、鷹巣90_、大館84_、能代74_、大潟64_など。
日本相撲協会は25日、大相撲秋場所(9月7日初日、両国国技館)の番付を発表した。郷土出身力士は、十両東8枚目で9勝6敗の成績を挙げた豪風(24歳、尾車部屋、本名・成田旭、森吉町出身)が3枚上げて同東5枚目になり、4場所ぶりの幕内入りを狙う。
また3場所続けて全休した藤ノ嶋(22歳、伊勢ケ浜部屋、本名・藤嶋勝史、鷹巣町出身)は、序ノ口西27枚目から番付外となった。
合川町三里自治会(福岡新吉会長)の第3回ジャンボスイカコンクールが23日、三里担い手センターで行われ、農家13人が手塩にかけた自慢のスイカを出品し、重量を競った。
コンクールは三里地区で生産されたスイカを住民が各自持ち寄り、その重さを競うもの。順位を競うことより、家庭菜園で収穫した自慢の一品を「お茶菓子」代わりに持ち寄り、交流を深めることが大きな狙い。多くの地域住民がこのコンクールに備え、スイカ栽培に取り組んでいるという。
13人の住民から球形のバレーボール型と、だ円形のラグビーボール型の2つの部門に、それぞれ8点が出品され、計量・審査の結果、バレーボール型の部では、14.2sで福岡哲子さんが1位となった。2位が福岡幸子さん、3位が福岡竹三郎さん。
ラグビーボール型の部では、15.4sで福岡政一さんが1位で、昨年1位の14.1sを上回った。2位が松橋アヤ子さん、3位が福岡サダさん。
コンクール終了後は、地域住民約20人による懇親会が開かれ、出品されたスイカを囲みながら出来栄えなどについて笑顔で語り合った。
JA鷹巣町(小塚政悦郎組合長)が先月13、14の両日、大館・北秋田の小売店に出荷したセリの一部に、セリへの使用登録がされていない農薬「ジメトエート粒剤」が使われていたことが18日、分かった。店頭に並んだ1200束のうち、最大で500束に同剤が使用されたとみられ、その一部は消費者に売り渡された。
同JAが先月、トレーサビリティーシステム(生産、流通履歴を追跡できる仕組み)を進める一環で農家から聞き取り調査したところ、12戸のうち、5戸が同剤の使用を認めたもので、いずれも使用できないことを知らなかったという。
同剤の使用が発覚した先月15日、同JAは各農家にセリの出荷停止を指示。店頭に並んだ1200束のうち、347束は同剤の使用の有無にかかわらず、同17日までに自主回収したが、853束は消費者に販売されている。
県病害虫防除所によると、同剤は稲や野菜、花などに幅広く使用が認められている殺虫剤だが、セリなど流通量の少ない作物への使用登録はされていない。同JAは「国の農薬登録保留基準値1ppm以下の0・017ppmという、ごく微量の残留農薬が検出された。安全面に問題はない」としている。
先月中旬の出来事が、どうして今頃になって表沙汰になったのだろうか?販売者責任として直ちに情報開示し、販売された物の回収に万全を期すべきだったのでは… トレーサビリティーシステムを自認するJAさん!
クマゲラの保護を主目的とする国指定森吉山鳥獣保護区の区域拡大に関する公聴会が19日、森吉町の四季美館で開かれる。環境省は今年10月末の保護区の更新に合わせて、区域外の森吉山東山麓(さんろく)北側の草地など554fを編入する計画で、草地に広葉樹を中心とした森林を造成し、クマゲラの生息に適した環境拡大を図るとしている。
森吉山の東山麓は、ブナ林など広葉樹を主体とする森林からなり、レッドデータブックで鳥類の絶滅危ぐU類に分類されている大型キツツキ類のクマゲラの、本州での数少ない繁殖地の一つとして、昭和58年に希少鳥獣生息地の保護区に指定された。平成5年には多数のねぐら木などが確認された地域を特別保護地区に拡大・指定した。
公聴会は、10年を一区切りとした保護区の更新を行うために開催。環境省は更新を機に保護区拡大の計画書を策定した。
現在の鳥獣保護区の総面積は6,062fで、拡大部分を合わせる6,616fとになる。形態別の内訳は、これまで指定のなかった草地が488f、林野5,732f(49f増)、水面360f(増減なし)、その他36f(17f増)。拡大保護区の指定期間は今年11月1日から25年10月31日まで。
公聴会は午後1時半から。森吉、阿仁両町と県、東北森林管理局、阿仁森吉森林組合、阿仁川漁協、森吉町観光開発公社、日本野鳥の会県支部などの代表が計画に対して意見を述べるもので、一般の傍聴も可能。
阿仁町で16日、「北緯40度異人館フェスティバル」(町商工会主催)が開催された。異人館フェスティバルは、明治13年に阿仁鉱山にやってきたドイツ人技師の住居として建設され、現在は町の重要な観光施設となっている国の重要文化財「異人館」に因んだ催し。
この日は久しぶりに夏らしい青空が広がる絶好の天候に恵まれ、会場となった異人館前の庭園には午前11時の開幕と同時に、イベントを楽しもうという人たちが次々と来場。
会場を訪れた人たちは真夏の太陽を浴びながらドイツ風に仕上げられたビールを手に、「根子番楽」などの郷土芸能やカワイ音楽研究会によるドイツ音楽ショー、生バンド演奏などを楽しんでいた。
財団法人たかのす福祉公社(理事長・岸部陞鷹巣町長)の理事会が15日、ケアタウンたかのすで開かれ同公社業務改善調査実施要綱、調査主眼事項を承認したが、岸部理事長が委嘱した4人の調査委員のうちメデカジャパン(神成裕代表取締役社長=本社・埼玉県鴻巣市)の渡邊広幸取締役については、採決の結果、不同意とした。
「鷹巣町に進出を希望している福祉関連業者の人間を、福祉公社の調査員に委嘱することは利害関係がありすぎる」とする理事の意見に対して、岸部理事長は「業務改善に精通している人を委員に委嘱した。公社との利害関係はない。理事会員と理事長の見解の相違がこのまま続けば、町民に迷惑がかかり、理事長の辞職も考えざるを得ない」と述べた。
福祉公社事務局によると、渡邊氏による業務改善調査はすでに8月7、8の両日行われており、諸規定(寄付行為)、介護報酬実績、職員給与体系、給与算定方式、時間外支給状況、公社組織図、ランニングコスト実績、1ヵ月の献立表などの資料を提供済みという。
理事側から「プライバシーにかかわる調査項目も入っている」との指摘に対して、公社事務局は「たとえば給与については、氏名や年齢、勤続年数などは伏せ、プライバシーには十分に気を使っている。個人情報が漏れることはない」と説明。
理事会が不同意とした渡邊氏以外の調査委員は、大友信勝氏(東洋大教授)、佐藤進一氏(元鷹巣阿仁福祉事務所副所長兼福祉所長)、高坂祐司氏(高坂呉服店取締役)の3氏。調査委員の任命権者は理事長。
合川町初のグループホーム「バンドー北欧の里」が15日オープンした。旧県立営農大学校(同町下杉)の校舎を町が譲り受けて補修した建物で、運営は民間業者に委託する。
グループホームは鉄筋コンクリート2階建ての旧営農大学校本館のうち、1階部分の3分の2だけを全面改装して開設。総事業費は耐震補強工事費を含めて約3,400万円。バリアフリー化によって、通常より割高になったという。
床などの内装には間伐材をふんだんに使っているほか、床下にはマイナスイオンを発生させるゼオライトを敷いた。延べ床面積は498u。利用料は1人月額57,000円。
グループホームは当初NPO法人が管理運営主体となる予定だったが、最終的に町の直営とし、運営を町内に本社がある民間業者に委託することになった。同ホームは、1ユニット9室で、全室が個室、職員は10人。既に町内外からの予約で満室になっているという。
大館北秋田各市町村の成人式は、冬に行われる合川町を除いて、お盆の14〜15日に開催される。各市町村の該当者は以下のとおり…
◎大館市 男 398人、女 407人(昭和57年度生まれ)
◎比内町 男 92人、女 71人(昭和58年度生まれ)
◎田代町 男 40人、女 57人(昭和57年度生まれ)
◎鷹巣町 男 138人、女 128人(昭和57年度生まれ)
◎森吉町 男 40人、女 49人(昭和57年度生まれ)
◎阿仁町 男 27人、女 23人(昭和57年度生まれ)
◎上小阿仁村 男 20人、女 20人(昭和58年度生まれ)
合川町を除く鷹巣阿仁部4町村は、今夏の低温、日照不足による農作物の生育障害を懸念し、異常気象対策本部を設置した。これまで異常気象対策本部を設置しているのは、上小阿仁村が7月25日、鷹巣町7月29日、森吉町8月6日で、阿仁町も8月8日に浜田町長を本部長とする対策本部を設置した。各町村の対策本部では、それぞれ対策会議を開き、稲作の生育および異常気象対策の状況などをテーマに情報収集している。
県の報告によると、水稲は最近の気象の回復で生育が進み、出穂盛期は平年より1日遅れの8月6日。現在は穂ばらみ期から出穂期を迎えているが、生育は圃場間・圃場内のバラツキが大きいと言う。
また中干し以降、葉色の色落ちが見られ、登熟が充分行われるか懸念され、出穂している圃場では、幼穂期から減数分裂期にかけての低温が原因と思われる籾や枝梗の退化(白ふ)が見られ、1穂あたりの粒数の減少が懸念されるなど、警戒を呼びかけている。
各対策本部では全体的な低温による被害、遅延型冷害、登熟不良などが懸念されるとし、資料などの配付、広報無線などを通じて警戒を呼びかけることにしている。
森吉町議会全員協議会が11日開かれ、町当局が前田小学校建設計画について、校舎を町立前田保育所と一体化する新計画を示した。建設費は小学校5億4千万円、保育所1億4千万円。16年度設計、17年度着工の予定。用地買収費や建築費など、7月30日の同協議会で示した計画より、工法の変更で約3億円削減できるという。
約2週間での基本計画変更に、一部の議員から反発もあったが、特に反対意見を述べた議員はごく少なかった。当局は大筋で方針を認められたと判断。盆明けから前田地区で住民説明会を開き、9月議会で関連議案の承認を得たい考え。
冒頭、松橋久太郎町長は、築後30年弱の保育所は老朽化で屋根の雨漏りが目立つことなどから2年後に大規模修理を予定しており、「保育所と一体化した構築物なら、小学校のグラウンドや駐車場などの問題がすべて合理的に解決できる。町の将来と前田小学校の在り方を考えると、これがベストと判断した」と述べた。
計画案によると、新校舎建設場所は、現在の保育所が建っている場所。北側の町立前田体育館を活用するため、渡り廊下で接続し、保育所は小学校の南側に一体化して建設する。町立体育館を利用すると、建設費が約2億円節約できる。相撲の土俵や温泉の源泉ポンプは移設する。
7月末の計画で総事業費は、概算で8億5千万円を見込んでいたが、校舎の柱や梁(はり)など主要個所を鉄骨とすることで建設費を2億3千万円以上削減できるほか、用地買収費が2300万円以上削減できるというもの。
小学校建設の財源は国の補助金が2億円、義務教育債が1億6500万円、一般財源は1億7千万円としたい考え。前回問題となった市町村合併特例債の活用は、現段階では考えていないという。
現校舎は昭和38年の建設。当時は全国的に珍しい円形校舎として注目されたが、構造上の問題や老朽化が進み、町は15年度からの2ヵ年で改築を計画した。
3月議会で本年度当初予算に設計費など約6500万円を盛り込んだが、この時点で現校舎の耐力度調査の結果が出ていないことに加え、建設場所についての合意がなされていないなどの理由で、議会側が関連予算を全額削除し、予備費に回す予算修正をした。
今年はアユの天然遡上が(全国的に)極めて少ない上、遡上期に異常渇水だったため、阿仁川の中・上流部にはほとんどその姿が見えない。事情を知らない遠来者が、川の中にポツンと立ち入っている姿がたま〜に見受けられるが、30分もしないうちに釣り人の姿は影も形も見えなくなる。
8月1日から網漁が解禁となったが、前述の様な状況では、網の掛け様がない。浦田地区からの下流域では網の縄張りが見られるが、前田から上流部のアユの本場ではほとんど見込みがない。
挙げ句の果てに最近川に異変が起きている。昨年蔓延したFlavobacterium psychrophilumによるアユの感染症、いわゆる冷水病だ。今シーズンも最初からその兆候があったものの、昨年と比べれば、問題になる数ではなかった(昨年は、アユばかりか、普通のザッコも罹患していた)。
ところが、7月の梅雨寒と渇水の影響が出てきたようで、冷水病による「アカダクレ」が増えてきた。アユ釣り情報として全国的に有名なサイト「あきた阿仁川」の菊地さんによると、当然近隣の河川にも見られると言う。
その結果7月30日と8月9日の増水後、アユの姿が見えなくなった。少しの増水でも急激に魚が減少する。つまり、弱ったアユは簡単に流されてしまう。昨年は、弱ったアユが毎日流れ、増水後は川底が真っ白になるほど、死んだアユが深みに沈んでいた。
ただし昨年は、病気のアユが大量に流された後、下流部のピンピンとした元気なアユと入れ替わった例もあるので、未だ期待できるかも知れないが…
Flavobacterium psychrophilumによるアユの感染症「冷水病」は、琵琶湖産の放流アユによってもたらされたもので、元々阿仁川にはなかった。
この川から「冷水病」を駆逐するためには、5年間ぐらい放流を止めた上、一切のアユ漁を全面禁止し、天然アユの遡上回復と自然の治癒力を待つことしか、その対策はない!
県警機動遊撃隊と秋田署は8日、本籍・森吉町の住所不定無職、播磨助松容疑者(56)を窃盗の疑いで逮捕した。調べによると、播磨容疑者は今年7月、秋田市内の公園事務所に侵入し、現金1万5千円とクーラーボックスなど十数点を盗んだ疑い。
事務所荒らしの警戒活動をしていた隊員が同市内の空き家に隠れていた播磨容疑者を発見し、所持品などについて追求したところ、犯行を認めたため逮捕したもの。
機動遊撃隊は人員が手薄になる時間帯を中心に事件発生時の初動捜査に当たる若手を中心にした新設部隊で、7月に全国で初めて創設した。
合川町を訪問しているロシアのハバロフスク青少年友好交流団一行と、合川中学校生徒による「日ロ子どもサミット」が8日、同校で開かれ、互いの文化について意見交換した。
サミットは10年前に同町で初開催し、今回で4度目。合川中からは生徒会の委員ら14人が参加した。自己紹介などに続き、普段の学校生活や、昔から伝わる風習、伝統料理、音楽、スポーツなど広範囲にわたって話し合いが行われた。
ハバロフスクの学校では3ヵ月間の夏休みがあるといい、生徒たちは羨ましそうな表情。またロシアの女性デュオ「タトゥー」については、「歌は上手だけど、ロシアではそれほど人気がない」とし、今年6月に来日した際、ドタキャンしたことに対し「あの態度はおかしい。ロシアのみんながそうだと思わないで」と語ったと言う。
スポーツの話題では、合川中生が防具を身に着けて剣道を紹介。競技内容を説明した後、二人1組で行う「日本剣道形」を披露。初めて見るという一行は、威風堂々の武芸に大きな拍手を送っていたと言う。
一行は、9日は十和田湖などを見学し、10日まで県内各地を巡る予定。
日照不足や低温が続いていることから、県農林水産部は7日、県内8地域振興局や秋田地方気象台の担当者を集め「農作物異常気象対策会議」を開いた。
会議では、地域振興局の担当者が管内の農作物の成育状況を報告。11年ぶりに真夏日ゼロを記録した7月は、イネの成育が全域で1〜4日遅れているとした。また鹿角、北秋田、由利、仙北などで大豆の成長に遅れが出ており、仙北や平鹿などでアスパラガスの成育が悪いと報告された。
大館北秋の水稲は、最近の気象の回復で生育が進み、出穂期は平年より1日遅い8月6日。圃場間、圃場内で生育のバラツキが多く、一部では葉色の色落ちが見られるため、「登熟が充分に行われるか懸念している」と報告された。
秋田地方気象台によると、7月は日照時間が平年より約2割少なく、平均気温が約2℃低かった。また今後の見通しについて、今月前半は気温、日照時間とも低めで経過し、後半は平年並みに回復するという。
上小阿仁村議会の市町村合併調査特別委員会(武石善治委員長)が7日、村役場で開かれ、合併の是非を問う委員の投票を行い、大多数が「合併しない」ことを確認した。
合併の是非の方向性を決定する特別委員会の委員の投票は、無記名で行われ、票数も公表しなかったが、武石委員長は「合併しないとの判断が大多数を占めた」と発表した。
上小阿仁村は、既に北林村長が合併しない方針を示していたが、議会ではこれまで態度を明確にしていなかった。しかし全議員が参加する特別委員会が「合併しない」選択をしたことによって、議会も村当局の方針を支持し、合併しないことが決まった。
県内はこの夏初めて夏らしい暑さになった。秋田地方気象台によると、6日の最高気温は、大館が30.3℃、鹿角が31.6℃、鷹巣が31℃。秋田市が30.3℃、角館では同33℃と6日の県内の最高気温を記録した。当地も31.5℃を記録し、やっと夏らしい気候になった。
夏を告げるツクツクホウシが一昨日の午前10時頃から鳴き出し、夏休み気分も出てきた。今日も鳴いていたが、まだ1匹らしい。昨年の初鳴きは7月31日、一昨年は8月5日だった。
しかし7〜9日は再び天気がぐずつく模様で、東北北部は8日の「立秋」も梅雨明けは、おあずけとなりそうな気配だ。
ボーイスカウト秋田連盟が4年に一度開いている、第24回ボーイスカウト県大会は3日夜、森吉山高原キャンプ場で大営火を行って閉会した。大営火は、これまで別々に活動していたスカウト約400人が一堂に会する唯一のイベントで、スカウトたちは地区ごとにアトラクションを披露するなどして友情を深めた。
今回参加したスカウトは、ベンチャー(高校生)23人、ボーイ(小学高学年から中学生)122人、カブ(小学生)177人、ビーバー(幼稚園)37人と、役員ら合わせて391人。同キャンプ場を拠点に、奥森吉の大自然のなか、キャンプクラフト、フィッシング、自然観察、天体観測などの体験活動に取り組んだ。森吉町での開催は平成7年以来、8年ぶり二度目。
社団法人阿仁町畜産公社が平成2年に解散した際、町が代位弁済した同公社の負債など約8千万円の請求権(債権)が時効により消滅、回収不能となった問題で、同町の住民団体「町政を学ぶ会」(佐々木孝夫代表)は29日、「この問題に対するこれまでの町の説明は不十分で疑問が残る」とし、町と町議会に対して経緯の詳細や今後の対応などについての説明を求める公開質問状を提出した。いずれも、8月8日までに公の場で、文書をもって回答するよう要請している。
同会が町に対して提出した質問状では、「畜産公社に関する一連の行政事務については、多くの町民から疑問の声が上がっている。町広報紙に掲載された報告は、疑問の解消には程遠いもの」とし、
○求償権保全への対応
○代位弁済が終了した7年度から11年度までの間の未収金の取り扱い
○前町長との事務引き継ぎ内容
○問題に関する相談機関は
○事後処理の主務担当は
○町民に対する今後の対応 の6項目について回答を求めている。
町議会に対する質問状では、「町民の疑問の声に対して、町のチェック機関である議会はどのように応えるのか」とし、
○求償権の存在を認識していたか
○平成7年度以降の議会としての対応は
○決算審査意見書の趣旨の実効について
○町との協議内容
○町民に対する説明責任をどのように果たすか の5項目について回答を要求。
同公社は昭和49年、町と県畜産開発公社、町農協などの出資で設立、経営状況の悪化から平成2年12月に解散した。解散時に残っていた約7千万円の負債は町が肩代わりする形で、平成2年からの6ヵ年で農林中央金庫に償還した。
しかしその後、町は公社に対する求償権(請求)を一度も行使せず、起算日(同権発生の)となる平成8年から5年が経過したため、金利なども含め7800万円に上る公社に対する債権が自動的に消滅してしまった。
第3回鷹巣阿仁地域合併検討準備会(会長・岸部陞鷹巣町長)が1日、鷹巣町役場で開かれ、今秋の設立を目指している任意合併協議会に諮る組織図案、規約案、各種規定案などを承認した。なお阿仁町からの要望で、自立の道を模索している上小阿仁村に対しては、引き続き任意協参加を呼び掛けていく方針だ。
この日の準備会では任意協設置に向けて組織図、規約、会議運営規定、会議傍聴要綱、幹事会設置規定、専門部会設置規定、分科会設置規定、事務局規定、新市将来構想検討委員会規定、財務規定、報酬および費用弁償規定の11項目の案件を承認。これらの承認案件は成案として任意協設立時に諮られる。
組織図案では、任意協の正副会長は4町の首長で互選。会長一人、副会長3人。このほか4町から議会議長を含む3議員が加わり、計16人で構成される。幹事会は4町からそれぞれ助役、課長ら3人が参加し、計12人で構成。この中から幹事長、副幹事長を互選。
専門部会は企画、財政、総務、税務、建設、教育など14部会。各部会には下部組織として計40の分科会が置かれる。各専門部会の中で最も多い6分科会が置かれるのは住民、総務の二つ。住民には年金、医療給付、保健など、総務には人事、防災、管財などの分科会が配置される。
事務局は任意協会長が属する町に置かれ、会長が4町から均等に職員を任命。メンバーは事務局長、事務局次長を含む12人。
新市将来構想検討委は住民代表12人で構成され、商工会、JA、老人クラブなど8団体を選定し、その中から委員を委嘱する方針。また、委員のうち4人は公募を検討する。
任意協発足は、当初8月を予定していたが、合川町が他の3町とは、やや温度差があり、消極的な対応を続けて来たため遅れた。鷹巣、森吉、阿仁の3町は各町議会の市町村合併調査特別委が合併の方向で報告を行い、任意協設立を決議しているが、合川町は9月定例会で合併調査特別委報告が行われる見通しだからと言う。それでも、今回やっと、4町の足並みが形の上では揃った。
次回の第4回準備会は、お盆前後を予定しており、任意協運営に関する負担金などについて、提案される見通し。負担金が準備会で承認後に、各町の9月定例会に提案される。任意協発足時には、県から合併促進に向けた補助金500万円が措置される。
県教委は、現在、北、中央、南の三つに分かれている県内公立高校の普通科と理数科の通学区を、2005年度入試から撤廃し、全県を1通学区にする方針を固めた。生徒の学校選択の幅を広げるのが狙いで、早ければ今秋にも正式決定する。
県内の公立高校では、商業や工業関係などの専門学科は既に1通学区となっているが、普通科と理数科だけは69年度から3通学区制が続いている。
通学区の見直しについては、県教委は昨年6月に中学・高校の校長とPTA関係者による「県公立高校入学者選抜に係る検討委員会」をつくり、調査書や推薦入試のあり方などとともに検討してきたが、30日の第6回委員会で、学区撤廃の方針を盛り込んだ県教委の草案が了承された。
検討委は9月までに意見をまとめ、県教委へ提案する。県教委では、その後さらに協議を重ね、出来るだけ早い時期に正式決定したい考え。
生徒の学校選択の幅を広げるのが狙いと言うが、学校間格差に拍車がかかるだろう。県教委には、高校再編(統廃合)を促進する狙いがあるのかも知れない…
町村名 | 人口計 | 前月比 | 世帯数計 | 前月比 | 社会増減数 |
鷹巣町 | 21,257人 | 5人減 | 7,340世帯 | 2世帯増 | 6人減 |
合川町 | 7,716人 | 6人増 | 2,291世帯 | 7世帯増 | 11人増 |
森吉町 | 7,573人 | 3人増 | 2,508世帯 | 8世帯増 | 4人増 |
阿仁町 | 4,165人 | 11人減 | 1,469世帯 | 5世帯減 | 4人減 |
上小阿仁村 | 3,204人 | 1人増 | 1,111世帯 | 増減なし | 6人増 |
阿仁町議会全員協議会が30日開かれ、浜田章町長は2007年に同町を会場に開かれる国体(秋田わか杉国体)のアーチェリー競技について、「国体に町が出せるのは3千万円まで。町には人がいない、宿屋もない」と語り、会場を返上する可能性を示唆した。町の財政力が乏しく、65歳以上の町民が人口に占める高齢化率は40%で県内トップという現実もある。「町のメンツは丸潰れだが、メンツを考えていられないのが町の姿だ」と議会も「返上」に理解を示したと言う。
町側は国体開催が困難になっている理由として、町内(1会場)で開催した場合の施設整備費や付帯施設整備費、運営費を合わせた総事業費を5億8150万円と試算した上で、県補助金を除いた町負担額が4億4735万円になり、町財政が逼迫しているため不可能。国体負担能力は3千万円が限度と報告。
また約500人来る役員・選手のうち200人は一般家庭に泊まる民泊が必要だが、町の1681世帯のうち1186世帯には65歳以上の高齢者がおり、民泊協力家庭の確保は困難。
更に、大会を支える役員と競技役員の養成・確保が困難としている。13年4月発足した町アーチェリー協会の会員は、現在6人だけという。
浜田町長は「県や県アーチェリー協会と協議しながら9月末までに開催可否の結論を出したい」としている。
結局「金なく、人なく、宿もなし」という訳だが、こうした実態は当初から分かっていたこと。つまり、多額の県補助金を当て込んで「タダでアーチェリー会場・関連施設ができる」との、思惑だったのではないかなぁ?補助金を巡る県との駆け引きの一面も否定できないが…
森吉町の登山競技は、大丈夫かな?
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