2003,12,1掲載 | 今週の話題バックNo.64 |
2003,10,1〜10,31 |
10月31日 知事と森吉町民の懇談会
県主催の「森吉町民と知事の懇談会」が29日、森吉町コミュニティーセンターで開かれ、町民代表が出席して、寺田典城知事と意見交換した。
冒頭、松橋町長は森吉町外4カ町村病院組合議会が、公立米内沢、厚生連の北秋中央(鷹巣町)、阿仁町立との3病院統合を決議したことに触れ、「新病院建設の許認可に難しい点もあると思うが、1カ月でも早く進めたい。これまで以上の応援を」と県関係者に訴えた。
寺田知事は「病院統合、高校再編が、この地域で早急に解決すべき課題」と語り、町村合併については「現在は閉塞(へいそく)感があるが、合併することで広い夢を抱いたまちづくりができる。森吉山などの特徴をどう活かすかが課題。各地域のまちづくりをサポートするのが県の役割」などと述べた。
意見交換で議員から、新病院に対する支援策を問われた知事は「公設民営なら、珍しいケースになるが、今後は高度専門医療が行えなければ維持できない。空港を利用して東京からでも患者が来るような病院づくりも考えるべきで、関係町村が協議して方向を定めることが大事。県は地域医療支援計画を立て、どんな支援ができるか考える」と答えた。
あのような公式の場で「どんな支援をしてくれるのか」と尋ねたら、総論しか返ってこないのは明々白々。大変デリケートな問題なので、非公式折衝の課程で双方の合意形成を図っていかなければならない重要な問題ゆえ、聞くだけ野暮な質問だったが、「東京を視野に入れた病院づくり…」など、建設費用や医療設備・スタッフの充実を考えると、正に“荒唐無稽な答弁”だった。
また、18年度に鷹巣阿仁地区の4高校を1校に統合する計画については、「合川高校の存続は無理。米内沢高校も維持できるか疑問。大館鳳鳴高校に匹敵するような高校にならなければ、存続は難しい。計画については、近く教委が説明に来る筈」と述べた。
第2回鷹巣阿仁地域任意合併協議会が29日、森吉町コミュニテイセンターで開かれ、27日に新市将来構想検討委員会(桧森正委員長)から答申された同構想案などを協議した。
事務局の説明後協議に入ったが、いきなり佐藤修助合川町長が「構想案が私の手元に届いたのは昨日の夕方。このような重要な町づくりプランを1〜2日のわずかな時間で理解するのは無理。スケジュールが厳しいのは分かるが、拙速すぎる。こういう進め方には賛成できない」と、協議の進め方そのものを批判。続けざまに和田勇治合川町議会議長も「地域個々の課題や事情、これまでの広域行政の反省などを事前に吟味した上で構想が練られたのかは疑問」と反発した。
また阿仁町の議員から「各町に持ち帰ってそれぞれ協議した上で、再度この場で決定したらどうか」との意見も出されたが、森吉・鷹巣町の議員から「各町を代表して来た委員であり、この場で決めるべき」との意見が出され、指摘された事項の追加や修正を加えることで、構想案を承認した。その他、協議会の事業として、各町毎の地区座談会の開催と住民アンケートの実施計画も承認された。
なお同時に出された財政シミュレーションのうち、合併しない場合の策定は「構想案を策定したコンサルタント業者が、全国平均のデータに基づいて算出した数値。しかし各町の数値は固有の事情によって算定されなければならないため、実際に各町が策定している財政計画の数値と数億円単位で相違がある。合併しない場合の数値は、各町が算出した数値を計上すべき」と、修正を求められた。
鷹巣阿仁地域任意合併協議会のWeb Siteは、http://www.takaa.jp です。
◎地区座談会開催計画案
鷹巣町 11/12〜21 町内8箇所 18:30〜20:00
合川町 未定 未定 未定
森吉町 11/13〜20 町内9箇所 19:00〜
阿仁町 11/10〜21 町内7箇所 19:00〜20:00
◎住民アンケート実施計画案
実施期間…11/10〜26(配布11/10〜、回収11/20〜26)
対 象…4町在住の18歳以上の住民
仙台管区気象台が23日発表した東北地方の11月から向こう3ヵ月間の長期予報によると、11月は天気がおおむね周期的に変わるが、一時寒気が南下して冬型の気圧配置になりそう。平年と同様、東北日本海側では曇りや雨の日が多く、同太平洋側では晴れの日が多い。
12月は冬型の気圧配置の日が多いが、一時強い寒気が南下する模様だ。平年と同様、東北日本海側は曇りや雪または雨の日が多く、同太平洋側は晴れの日が多い。
1月は冬型の気圧配置が続くが、強い寒気の南下は一時的。平年と同様に東北日本海側では曇りや雪の日が多く、同太平洋側では晴れの日が多い。各月の気温、降水量は平年並みの見込み。
今月17日、森吉町阿仁前田字道行沢の山林にキノコ採りのため入山し、行方不明となっていた峰浜村沼田字鳥矢崎、無職田村正一さん(78)が26日、遺体で発見された。
この日は家族や同署員、消防団員ら約50人が午前8時すぎから捜索を開始。同日午後零時50分ごろ、入山地点から南西約1.5`の阿仁前田字上ノ沢地内の沢(幅1.5b、水深10a)で遺体を発見。家族が現場で田村さんと確認した。最悪の結果となったが、遺体が発見されて家族や親戚等も安堵したことだろう…
田村さんが発見された場所は、神成集落から入った旧県道から南西に500bほど入った小沢、最終目撃された地点からも近い。地元消防団(森吉町第4分団)が当初から、発見の可能性が高い地点として有望視していた箇所だった。
森吉署の捜索方針は、当初「必ず入山地点へ戻る」の一点張り(犯罪者は現場へ戻るの如しか?)だったし、捜索の指揮をとった能代山本広域消防や峰浜村関係者は、地元の意見や捜索方法を取り入れなかった。
今朝の最低気温は0℃を観測、もちろん今秋一番の冷え込みだ。この冷え込みで、今秋の初霜を観測した。天気予報は今日も明日も晴れ。従って明朝も降霜のおそれがある。
昨年は初霜がないまま、初雪となったが、13年の初霜は10/19,12年は10/28,11年は初霜なしの初雪、10年は11/2,9年は10/19,8年は初霜なしの初雪など。
森吉山で24日、初雪が観測された。森吉スキー場のゲレンデは真っ白の雪化粧となり、麓の阿仁前田や鷹巣町、大館市からも雪化粧の様子が確認された。昨年の初冠雪は10/28だった。なお13年は確認できなかったが、12年は10/14,11年は10/17,10年は10/20,9年は10/8,8年は10/16だった。
秋田地方気象台によると、県北部は23日夜から24日朝にかけて西高東低の冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が入り込んだ。このため標高1000b以上の山間部では夜にかけて雨が雪へと変わったという。
阿仁町臨時議会が23日開かれ、経営不振で平成2年に解散した町畜産公社に対する町の出資金10,100,000円と、公社借入金を町が肩代わりしたことに基づく公社への損失補償金の元利合計78,573,752円の合計88,673,752円の債権を放棄する権利放棄案を可決した。
出資金は、49年度の公社設立時と57年度の2回にわたって町が出資したが「公社解散による清算を行った結果、有形無形両資産が皆無のため回収不能」。また公社に対する請求権についても「既に時効(13年3月29日)が成立しており回収不能」としている。
この問題は、解散した公社借入金の返済を町が肩代わりし、町が公社に対して支払い済み分の返還を請求したものの、時効成立により債権が消滅していたことが発端。町は損失補償金の返還を求めて内容証明郵便を送付(10年10月12日付)しただけで時効中断が成立したと錯誤していたが、時効中断のためには訴訟提起が必要だったことが今年になって初めて分かったと言う。
鷹巣阿仁部5カ町村とエアーニッポン株式会社で組織する大館能代空港地域活性化懇話会(会長:岸部陞鷹巣町長)は、冬期間の搭乗率向上を図るため、今年も11月15日から来年3月末まで、鷹巣阿仁部5カ町村の住民を対象に、大館能代空港発着便の往復利用者に対して3千円を補助する「たかのすあに新時代の翼」を実施する。
対象者は、利用時に鷹巣阿仁部5カ町村に住民登録している人で、申し込みは旅行後15日以内に各町村の役場担当(森吉町の場合は企画観光課)まで。申請には航空券の半券と印鑑が必要。半券に氏名の記載がない場合、取扱旅行代理店からの証明が必要。
新時代の翼は、同空港が開港した平成10年度に東京便の1日2往復化の実現に向けた冬期間の利用率向上策の一つとして、東京便の団体ツアー利用者を対象に助成金を交付したのが始まりで、翌年度から個人・団体を問わず助成金を交付することにし、以後毎年継続して実施している。
しかし利用実績が鷹巣町民に偏るなどの不満もあり、取りあえず今年度は引き続き実施するが、来年度以降継続するかは未定。ちなみに昨年度の実績は、鷹巣町892件、合川町276件、森吉町226件、阿仁町72件、上小阿仁村48件だった。
21日午後6時半から森吉町阿仁前田の四季美館で、桜庭木材株式会社(佐々木浩二社長)の主催によるマリンバコンサートが開催され、大ホールに詰めかけた満員の聴衆を魅了した。
桜庭木材株式会社は、2001年11月に「森の郷、未来につなぐこの自然」を環境スローガンとして活動を始め、2002年9月にISO14001の認証を取得。企業活動において、環境に配慮しながら地域社会との共生を目指すもので、マリンバコンサートの開催もその一環。奥森吉の山から切り出されたブナ材が、マリンバの一部に用いられていると言う。地元でのコンサート開催は、一昨年のピアノコンサート以来、二度目のこと。
プロの奏者によるマリンバの単独演奏は、地方では滅多におめにかかる機会はなく、ほとんどの聴衆にとって初体験であったが、マリンバの新鮮な音色に、一堂感激!素晴らしい演奏に酔いしれた。奏者は仙台市を中心に指導・演奏活動している加藤詢子・熊谷昇子・丹野富美子さんで、特に、親会社のヤマハが世界に誇る、最高級マリンバで演奏された。
前田の山奥で切られたブナが「桜庭」で加工され、こんなに素晴らしい音色の楽器に生まれ変わることに、感銘を受けた。次回はどんなコンサートが聴けるか、今から楽しみだ…
去る17日、阿仁前田字道行沢の山中にキノコ採りに入ったまま行方が分からなくなった峰浜村の田村正一さんの捜索は、20日も引き続き行われたが、依然として発見できず、捜索を打ち切った。今後は親戚が捜索を続けると言う。
また同じく、17日鷹巣町七日市字明利又地内の竜ケ森へキノコ採りに出かけたまま行方不明となっている鷹巣町綴子字胡桃館42-3の無職・淡路富造さん(67)の捜索も不明になってから20日まで連日行われたが、発見できず、捜索を打ち切った。今後は、家族や親戚が捜索を続けると言う。
淡路さんは、17日午前7時頃、家族に「キノコ採りに出かける」と言い残し、単独自家用車で出かけたが、夜になっても戻らないため、家族が鷹巣署に届け出たもの。淡路さんは、明利又地区周辺でのキノコ採りを何度も経験していると言う。
森吉町外四カ町村病院組合(公立米内沢総合病院)の第4回臨時議会が20日森吉町農業構造改善センターで開かれ、同病院と北秋中央病院(鷹巣町)、阿仁町立病院の3病院の統合決議案を15対2(欠席2)の賛成多数で可決した。
統合決議案は8月の同組合議会定例会の議題とする予定だったが、構成町村議会で協議が行われていなかったため、一旦、採決を留保。その後、組合を構成する5カ町村議会の理解を得たとして、この日の臨時議会に提案、可決されたもの。
各町村議会の協議では、町村合併せず単独村を選択した上小阿仁村だけが「民設民営で、町村負担は13%以内」という、条件付き可決だった。なお8月定例議会の際に、決議案の賛成者として名を連ねた上小阿仁村選出の北林甚一議員は、今回の決議案賛成者から外れた。
17日、阿仁前田字道行沢の山中にキノコ採りに入ったまま行方が分からなくなった峰浜村の田村正一さんの捜索は、19日も前日同様50人体勢で行われたが、依然として発見できなかった。
19日の捜索は、入山地点〜県道福館阿仁前田線までの地域を集中的に行い、午後からは再びヘリコプターを投入して空からも捜索(最後に目撃された地域)したが、発見できず、同日の捜索を午後3時に打ち切った。20日も人員を縮小して、引き続き捜索が行われる予定。
19日午後8時50分ごろ、上小阿仁村小沢田字向川原、養鶏業北林シゲさん(63)方から出火、木造2階建て住宅270uを全焼した。北林さんは一人暮らしで、けがなどはなかった。
17日午後2時30分頃、峰浜村沼田字鳥矢崎62の無職、田村正一さん(78)が森吉町阿仁前田字道行沢の山中にキノコ採りに入ったまま行方が分からなくなったと、同行した妻(79)から通行人を通じて森吉署に通報、同署員と消防署員、町役場職員など15人余りと、ヘリコプターが出動して午後3時頃から捜索したが、発見できなかったため午後6時過ぎ、当日の捜索を打ち切った。
18日は、地元の森吉町消防団第4分団員、町役場職員、消防署員、警察署員、峰浜村消防署員、峰浜村住民など50人余りで、午前8時から捜索を再開。生憎の雷雨の中、車の駐車箇所から午後4時頃偶然最終目撃された地点までの間を数回にわたり捜索したが、同日中には発見できなかった。
不明になった地域は、阿仁前田の庄司タイヤ向かいの沢から入山し、神成集落の裏山までの一帯で、県道や旧県道、町道、農道、林道など縦横に通っており、道に迷うような地域ではない。田村さんは、キンダケを採りに入山したと言い、相当前から同地域へ通い慣れているとも?また狩猟の経験があるため、山道には慣れていると言うものの、心臓疾患でペースメーカーを入れていると言う。
19日も、18日の体勢で捜索を再開するが、夜間の冷え込みや雨などにより、安否が気遣われている。
県大館能代空港管理事務所が発表した9月の利用状況(東京4便、大阪2便)によると、搭乗率は前年同月を5.8ポイント上回る75.9%で、過去最高の利用率となった。
まとめによると、利用者総数は19,039人。前年同月に比べ72人減となったが、搭乗率の75.9%は過去最高となった。内訳は、空港着の利用者が9,767人で搭乗率77.9%、空港発は9,272人で同73.9%。運航状況は、予定運航回数180回に対して、実績同で運航率100%。
東京便は111,836人が利用し、前年同月より469人増の搭乗率78.3%。空港着が5,844人で同77.3%、空港発は5,992人で同79.3%。
大阪便は利用者7,208人で、前年同月比541人減の搭乗率72.3%。空港着が3,923人、78.8%、空港発は3,280人、65.9%だった。
東京便についてはビジネスや帰省など個人客の利用が定着、大阪便は秋の行楽シーズンでツアー団体客の利用が増えたのが要因とみられる。
森吉町の介護老人保健施設「もりよし荘」のグループホーム「森の家」が完成し、16日竣工式が行われた。「森の家」は、社会福祉法人幸楽会が森吉町米内沢字柳原の旧米内沢営林署跡地約4,284uを買い上げ建設されたもので、建物面積は347u。総事業費は建設費約4,200万円、備品約3,000万円、用地代3,000万円の約1億円。
入居者は全員に8畳の個室が用意され、そのほかに食堂、浴室、身障者用トイレ2カ所、洗面台、洗濯室、事務室があり、7人の常勤職員によって、11月1日から運営が始まる。1ユニット9人の入居が可能で、16日現在6人の申し込み(入居決定は2人)があり、18日には、内覧会が行われる。17年度にもう1ユニット追加建設する予定。問い合わせ先は、もりよし荘内のグループホーム「もりの家」開設準備室(電話0186−72−5030)。
第13回民謡「長者の山」全国大会が11,12日、千畑町民体育館で開かれ、大館北秋からの出場者は、一般の部で鷹巣町の河田郁子さんが敢闘賞を、熟年の部で森吉町浦田の片岡利一郎さんが奨励賞を、ジュニアの部で比内町の渡辺早織さんが奨励賞を受賞した。
「あきたの文芸」入選者
今年度の県民芸術祭公募文芸作品集「あきたの文芸」俳句部門で鷹巣町の花田和さんの「京の寺」、川柳部門で上小阿仁村の田中靖子さんの「老いの詩」が、それぞれ奨励賞を受賞した。また森吉町桂瀬の白沢キノさんの「母の詩」、上小阿仁村の田中寄木さんの「余生つれづれ」も、それぞれ川柳部門で入選した。
「あきたの文芸」は、県民の創作意欲高揚と文芸活動の普及振興を目的に、県内在住者と県出身者の16歳以上を対象に昭和43年から公募しており、今回は小説、詩、短歌、俳句、川柳の5部門に450点の応募があった。
12日午後4時頃、秋田市旭南の無職、小泉栄一さん(72)が阿仁町立又渓谷(幸平衛滝)に写真撮影のため入山したまま行方が分からなくなったと、同行した写真撮影会の仲間が森吉署に届け出た。同署や消防などが13,14の両日、付近を捜索したが手がかりはなく、15日も午前7時から小泉さんが入山したと思われる地点を中心に捜索を続ける予定。
同署の調べによると、小泉さんは12日午前9時頃、写真撮影のため秋田市の写真撮影会の仲間8人で幸平衛滝駐車場から入山したが、集合時間の午後1時になっても戻らないため、仲間が付近を捜索したものの発見できず、同署に届け出たもの。
13,14日の捜索には、消防団、警察官、山岳会員など20人余りが参加。小泉さんが撮影のため向かったと思われる幸平衛滝付近を中心に、途中の一の滝、二の滝、更には中滝まで捜索範囲を広げたほか、14日には県防災ヘリ「なまはげ」も加わり、空からの捜索も続けたが発見できなかったと言う。
阿仁町議会議員選挙の立候補届出が午後5時に締め切られ、予想通り現職10人、元職1人、新人3人の計14人の届け出以外になく、無投票当選が確定した。
今回の選挙には、わずか1票差をめぐり、2度にわたって町長選に挑んだ末、現職浜田章氏に敗れた元助役の小林精一氏(68)や、1回目の町長選に町議を辞して挑戦したが惨敗した元職の山田博康氏(53)ら、元町長候補者が町議の仲間入りをした異例の選挙となった。
阿仁町は、高齢化率が41.2%と県内69市町村中、唯一40%を突破しており、過疎化も県内屈指だが、今春行われた上小阿仁村長・村議の同時選挙に次いで、無投票当選となった。無投票当選は、超過疎化・高齢化町村の象徴的な顛末か…?
当選者は、届け出順に次のとおり。
(1)月居 博明 55 無現 林 業 水 無
(2)山田 博康 53 無元 農 業 根 子
(3)柴田 誠 59 無現 農 業 戸鳥内
(4)中村 信一 60 無新 農 業 荒 瀬
(5)山田 賢三 76 無現 会社役員 銀 山
(6)吉田仁吉郎 61 無現 農 業 吉 田
(7)松橋 隆 60 無現 会社役員 幸屋渡
(8)鈴木 謙一 66 無現 農 業 打 当
(9)工藤 敏雄 65 共現 農 業 水 無
(10)梅邑長之助 76 無現 商 業 吉 田
(11)小林 精一 68 無新 無 職 銀 山
(12)松橋 悦治 59 無新 会
社 員 比立内
(13)泉 一雄 63 無現 農 業 中 村
(14)伊東 昇一 61 無現 農 業 伏 影
任期満了(10月31日)に伴う阿仁町議会議員選挙が、本日告示される。現職で再選をめざすのは、議席順に梅邑長之助氏(76歳、吉田・商業)、山田賢三氏(76歳、銀山・会社役員)、工藤敏雄氏(65歳、水無・農業)、泉一雄氏(63歳、中村・農業)、鈴木謙一氏(66歳、打当・農業)、柴田誠氏(59歳、戸鳥内・農業)、月居博明氏(55歳、水無・林業)、松橋隆氏(60歳、幸屋渡・会社役員)、吉田仁吉郎氏(61歳、吉田・農業)、伊東昇一氏(61歳、伏影・農業)の10人。
これに対し、町議を辞して町長選に立候補した元職の山田博康氏(53歳、根子・農業)が再出馬を表明。新人では、元助役で町長選に立候補した小林精一氏(68歳、銀山・無職)、前公立米内沢総合病院事務長の中村信一氏(60歳、荒瀬・無職)、前農業委員会委員長の松橋悦治氏(59歳、比立内・会社員)が名乗りを上げている。
告示日の14日は町役場で、午前8時半から午後5時まで、立候補の届け出を受け付けるが、3日の立候補予定者説明会に参加した14陣営以外に新たな動きがみられないため、無投票の公算が大きい。もし定数を超えた場合は、19日午前7時から町内9カ所で投票が行われ、午後8時から町ふるさと文化センターで即日開票する。9月2日現在の有権者数は、男1,760人、女1,987人の計3,747人。
大館出身の安藤昌益生誕300年、小林多喜二生誕100年を記念するイベント「大館市先人顕彰祭」が11〜13日間、開催されている。
顕彰祭は、昌益生誕300年、多喜二生誕100年を記念し、文化、商工業、まちづくりなどの団体などでつくる実行委員会(丸屋悧実行委員長)が企画。「先人を通し、郷土の誇る文化風土をみんなで学び、みんなで讃えよう」をテーマに、シンポジウムや講演、演劇、などを展開。昌益、多喜二をはじめ、大学教授として文学研究を続け、昌益を発見した狩野亨吉、多喜二の母・セキについて学ぶ内容。また、多喜二と同年に大館に生まれたプロレタリア系作家・平田小六、大館出身の訳詞家・中田羽後、戦前の歌謡界で活躍した上原敏など、郷土が生んだ先覚者に幅広くスポットを当てるもの。
初日に行われた「先人史跡めぐりバスツアー」では、狩野亨吉生誕の地(石田ローズガーデン)、狩野父子顕彰碑(中央図書館前庭)、多喜二文学碑(郷土博物館)、昌益の墓参(二井田温泉寺)、多喜二生誕の地碑(下川沿駅前)などを見学。12日は、シンポジウム「安藤昌益理解のために」(午後1時;文化会館)、市民懇親パーティー(午後6時30分;秋北ホテル)が行われた。
13日は、記念講演「多喜二が愛した女たち」(午前10時30分;文化会館)、多喜二と母セキに捧げる歌唱の会(講演に続いて開演)、講談と先人歌謡の夕べ(午後1時30分;同)が行われる。
阿仁部4カ町村商工会合併推進協議会の役員会が10日開かれ、一般公募していた合併後の名称を協議した。名称の公募は9月30日締め切られたが、応募総数150点(115種類)あった。
各会長ら10人余りが出席した役員会で応募作品を数点に絞り込む作業が行われ、地域をはっきりと示し、分かりやすいなどの理由から、「あきた内陸」、「あきた北」、「阿仁部」、「北秋田」の4点を同協議会に推薦することとした。
このほか、7月の予備調印後、各専門部会で協議した検討内容について、合併後の役員定数は35人(会長1,副会長2,理事30,監事2)、総代制とするなどと報告。合併協議案を審議する臨時総会を12月2日と内定した。商工会の名称や役員の定数などの検討内容は、いずれも臨時総会で審議され、決定となる。
北朝鮮による拉致事件を調べている「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表(拓殖大学助教授)が10日本県入りし、11年前に行方不明となった松橋恵美子さん(当時26歳)の自宅(合川町三里字屋布岱)や車が見つかった能代市落合浜などを視察した。その後、記者会見した荒木代表は、「かなり黒に近い灰色と言わざるを得ない」と述べ、拉致の可能性が非常に高いとの見方を示すとともに、「この周辺に北朝鮮の協力者がいる筈」と述べたと言う。
この指摘を受け、「北朝鮮による拉致疑惑を解明する秋田県民の会」の福岡博代表は「調査会のリストには380人が載っていると聞く。今後は、特定失踪者支援ネットワークの立ち上げに向け、秋田から全国に呼びかけたい」と語っている。地方紙より
奥森吉のノロ川地内にキノコ採りで入山し、8日午前11時頃から行方が分からなくなり、遭難届けが出されていた大館市二本杉後62-3、無職菅原美智子さん(72)は、不明から24時間後の9日午前11時、けがもなく無事発見された。
菅原さんは8日午前9時過ぎ、夫ら3人とクマゲラ保護センターから桃洞沢方面に入山、キノコ採りを楽しんでいたが、菅原さんの声が聞こえなくなり、夫らが午後4時頃まで付近を探したが発見できず、森吉署に届けた。
9日は、午前6時半から警察官と消防団、一般の約30人が捜索開始。同11時頃不明となった地点から西へ約1.5`離れた林道を歩いていた菅原さんを捜索隊が発見し、保護した。菅原さんは、「むやみに歩かないで!」と言うパトカーの広報を聞き、その場で一夜を明かし、夜が明けてから車の音がする方向に歩き出して、捜索隊に遭遇したと言う。
農業学科などを学ぶ全国の高校生が一堂に会する、第54回日本学校農業クラブ全国大会秋田大会が8日、鷹巣町など県内8会場で開幕した。大会には5千人の高校生と1千人の教職員、500人の役員が県内に結集し、各種競技や発表会など日頃の学習の成果を披露。
鷹巣会場では、大会の華である意見発表と平板測量競技が行われ、県代表の鷹巣農林高チームは平板測量競技で得意のチームワークを発揮した。大会は、今日9日午前9時からの式典(県民会館)で、成績発表などが行われる。
7日の県内は、やっと晴天に恵まれた。雨が降らなかったのは今月1日以来のことで、朝から快晴となり、最低気温も一気に4℃台まで下がった。この晴天により、稲刈り作業も本格的に再開された。
北秋田地域農業改良普及センターが5日現在で纏めた水稲の刈り取り進捗状況によると、管内の刈り取り面積は200fで、連日断続的な降雨に見舞われた結果、進捗率は22%と遅れている。
日照不足と低温の影響で登熟が緩慢だったことに加え、既に刈り取り適期に入っているものの、雨の日が多く、圃場条件が非常に悪くなっていることから刈り取り作業が遅くなっている。天候が回復すれば今週末から連休中には相当進むことだろう。ちなみに本日の最低気温は3℃、快晴が予想される。
第39回五城目・上小阿仁間駅伝競走大会が5日行われ、森吉陸協が7位に入賞した。
大会は、上小阿仁村教委と体協、五城目町教委と体協の主催。両町村の交流、親睦を深めようと行われており、県内各地からエントリーした20チームが、健脚を競った。コースは、上小阿仁村生涯学習センターをスタートし国道285号を南下、郡境を越え広域五城目体育館をゴールとする6区間、35.6km。
(1)経法クラブ(大内町)1時間57分9秒
(2)秋田市仁井田陸友会(秋田市)1・57・22
(3)五城目陸協(五城目町)2・6・54
(4)若美陸協(若美町)2・8・31
(5)秋田LSDクラブ(秋田市)2・8・51
(6)八幡平体育協会(鹿角市)2・9・9
(7)森吉陸協(森吉町)2・12・33
(9)上小阿仁村体育協会(上小阿仁村)2・14・40
県教育委員会が3日発表した16年度県公立学校教諭等採用試験の選考結果をによると、教諭合格者(採用候補者名簿搭載者)は139人で、児童、生徒数の減少により教員数も激減する中、前年度に比べて1人増えた。これは早期退職制度の導入に伴い、若年退職の予想人数を新たに勘案した結果、採用予定数(110人)を29人上回ったもの。
受験者は2,236人で、最終平均倍率は16.1倍。14年度(17.1倍)、15年度(16.5倍)に次ぐ過去3番目の高倍率となった。倍率が最も高かったのは高校家庭科の49.0倍(合格者1人)。以下、高校日本史41.0倍(同)、中学家庭科39.0倍(同)、高校公民34.0倍(同)、中学社会科33.0倍(合格者4人)の順。校種別の合格者は小学校31人、中学校30人、高校63人、特殊教育学校12人、養護教諭3人。
早期退職者数を予測するのは難しいが、予測より多くても少なくても、合格者は採用する予定と言う。
上小阿仁村の市町村合併集落座談会が30日、南沢公民館を皮切りに始まった。北林村長や村議会が合併しない方針を示したのを受け、独立村に向けての将来構想策定の骨子、平成25年までの財政シミュレーションなどを説明、住民の意見を求めるもので、今月30日まで村内16カ所で開催される。
折しも、上小阿仁村を除く鷹巣阿仁部4町による、鷹巣阿仁地域合併任意協議会が設立された日と期を同じくした座談会の開催だったが、北林村長は「合併してもデメリットの方が多い。何とかしてみんなの力で村を守っていきたいというのが願い。100人委員会を組織し、将来構想を年度内に策定し、県に提出したい」と挨拶した。
新聞報道によると、出席者からは▽財政的にもつのか▽任意協議会に参加して初めて、メリット、デメリットがわかる。その結果を見極めてから決断してもよかったのではないか▽今、合併すれば対等合併だが、後で合併すれば吸収合併になってしまい、村民に不利益が生じないか、などの質問が出された。
これに対して▽合併しても財政的には厳しい▽合併すると過疎に拍車がかかる▽任意協に参加して途中で抜けると他町に迷惑がかかる▽合併すると庁舎問題など対等な関係でなくなる、などと答えたと言う。
上小阿仁村では1年前に市町村合併集落座談会を開き、村の現状、財政見通し、合併のメリット、デメリットなどを説明、その後アンケート調査を行い、1,856人(約63.8%)から回収された。結果は、したほうがいいが644人(35.4%)、しない方がいいが669人(36.8%)、わからないが504人(27.7%)と若干しない方が多くなった。これを踏まえて村長・議会とも『合併を控えた方がいい』と判断したと言う。
阿仁町議会の議員全員協議会が1日開かれ、一転して19年秋田わか杉国体のアーチェリー競技の開催を決定した。町負担を3千万円以内とし、吉田地区を会場にするという町の要望に対し、県から文書で前向きな回答を得たため、開催に賛成する意見が議員の大勢を占めたもの。
このほか、県の回答には競技場の整備方針として「仮設施設とし、競技を開催できる最低限の規模と機能を有するもので、整備は阿仁町が行い、経費は県が全額補助する」としている。
また運営面では宿泊は町内の営業施設を最大限に利用し、隣接町の協力を得る。民泊は公民館などの公共施設を活用。大会本部や選手控室、観覧席などの仮設施設は、国体開催県の状況を参考に効率的な配置に務める。競技用具は借用を基本とし、不足分のみ購入など、としている。
浜田章町長は「県の配慮に感謝したい。高齢化の町でも立派に国体を開催できることを内外に示したい。町民を挙げて、地域の真心が通じるような大会にしたい」と語った。
町村名 | 人口計 | 前月比 | 世帯数計 | 前月比 | 社会増減数 |
鷹巣町 | 21,202人 | 31人減 | 7,332世帯 | 1世帯増 | 17人減 |
合川町 | 7,701人 | 1人減 | 2,283世帯 | 2世帯減 | 2人増 |
森吉町 | 7,570人 | 3人増 | 2,505世帯 | 2世帯減 | 3人増 |
阿仁町 | 4,159人 | 増減なし | 1,467世帯 | 3世帯減 | 5人増 |
上小阿仁村 | 3,193人 | 12人減 | 1,115世帯 | 2世帯増 | 8人減 |
鷹巣阿仁地域任意合併協議会設立に伴い、30日鷹巣町役場で県による合併重点支援地域指定交付式が行われ、引き続き4町長による任意合併協議会設立合意書の調印式が行われたのを受けて、鷹巣、合川、森吉、阿仁4町による鷹巣阿仁地域任意合併協議会が発足した。次いで第1回協議会が開催され、規約案や事業計画案を承認。来年1月の法定合併協議会への移行を視野に、17年3月の新市移行を目指すことになった。
鷹巣町役場で開かれた協議会には、委員の4町長と町議会議長、議員合わせて15人(1人欠席)が出席し、規約案や事業計画案を承認。役員選出では会長に岸部陞鷹巣町長、副会長に松橋久太郎森吉町長(会長職務代理者)、佐藤修助合川町長、浜田章阿仁町長を選出した。監事は和田勇治合川町議長、庄司憲三郎森吉町議長。事務所は鷹巣町役場内に設置する。
同協議会は今後12月中旬まで5回開催。併せて新市将来構想検討委員会、財政シミュレーション案の策定協議などを開くが、合川町は町当局も議会も合併に対する態度を保留し、他の3町とは温度差がある。今回の第1回協議会の中でも、和田合川議長は、協議会の決定事項と合川町の意志を同一と考えてもらいたくない旨の発言があり、「新市の将来構想策定」などに支障がありそうな気配だ。
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