2004,1,14掲載 | 今週の話題バックNo.65 |
2003,11,1〜11,30 |
男鹿市の北浦漁港で27日、季節ハタハタの先発隊約13`が初水揚げされ、昭和51年以来、26年ぶりの11月初漁となった昨年(11月28日)よりも、1日早い接岸となった。当初、12月1日初漁と予測していた県水産振興センターによると「ブリコの成熟度が昨年並みに進み、接岸も早まった。本隊の接岸は、早ければ12月上旬」の見込み。
北浦漁港に初水揚げされた季節ハタハタは3歳魚が中心で、全長16aから20aで、中型から大型がほとんど。同漁港と五里合漁港に所属する計7隻が水揚げした。浜値は雌が1`1700円、雄雌混合は同700円から900円だったと言う。24日には金浦で今期最高の48トンの水揚げがあり、水温が下がって海が荒れると、本体の群が一挙に接岸しそう。県漁協や漁師は「ことしは魚体が大きい」と、期待している。
27日午後から森吉町のノロ川で行方が分からなくなっていた秋田市添川字境内川原の無職、川口サナさん(87)は、28日午前10時過ぎ入山地点から南西へ約1`の沢の斜面に仰向けに倒れているのを捜索中の県警防災ヘリが発見、直ちに町内の公立米内沢総合病院に搬送されたが、同10時50分頃死亡が確認された。
森吉署の調べによると川口さんは、27日正午頃埼玉県から帰省中の三男(54)と一緒にノロ川高原林道を訪れ、三男が「午後2時までに戻って来るから」と川口さんを車に残して桃洞杉を見物に出かけ、約束の時間に車に戻ったところ、川口さんの姿が見えず、付近を探したが発見できなかったため、同午後6時45分頃森吉署に届けたもの。
28日は警察・消防・町役場・山岳会・家族など約60人と県警防災ヘリが午前8時から捜索を開始、10時10分頃倒れている川口さんを防災ヘリが発見したが、川口さんは心配停止状態で、病院に搬送されたが蘇生しなかったもの。川口さんに目立った外傷はなかったとの報道だが、28日の最低気温は平地でも−5℃と今冬一番の冷え込みで、非常に強い降霜だった。
森吉町議会全員協議会が27日開催され、去る11月13日〜20日間、町内9地区で行われた市町村地区別合併座談会(開催時間は、19:00〜20:30)の様子が報告された。
参加者は296人と極めて低調だが、柴田助役は対象世帯の1割が参加したとの認識を示し、議員との温度差が感じられた。また、参考資料として配付された、新市将来構想概要版が何処の会場でも分かりにくいなど、不評だったという。
なお住民からは、次のような意見や質問があったという。
・住民の意思をどう把握しようとしているのか。
・具体的な資料を示してほしい。
・特例債の使途を考えてほしい。
・財政的なものばかりでなく、将来的な方向を示してほしい。
・財産区はどうなるのか。
・議員の任期はどうなるのか。
日 時 | 会 場 | 対 象 集 落 | 出席者数 |
13日(木) | アグリハウス | 米畑、中新田、大沢、松栄、御狩屋、長野、日栄、長野岱、高校通り、根小屋、鶴田 | 28人 |
16日(日) | 前田公民館 | 小又、新ノ又、宮ノ下、工場地帯、前田駅前、下前田、鍛冶町、八幡森、通り町、 桂坂、陣場岱、惣内 |
45人 |
17日(月) | コミュニテイセンター | 七曲、松山町、新町、横町、大町、本丁、新丁、大杉、裏町、学校通り、上御嶽、 長下、滝の沢、寄延、中道岱、山崎団地、伊勢の森、田の沢 |
57人 |
根森田コミセン | 根森田、堺田、巻渕、細越 | 12人 | |
18日(火) | 浦田児童館 | 大渕、白坂、浦田、桂瀬、新桂瀬、上羽立、下羽立 | 43人 |
19日(水) | 米内沢駅前自治会館 | 川向、駅前、桐木岱、向本城 | 33人 |
新屋布福祉館 | 新屋布、平里、止、羽根川 | 48人 | |
20日(木) | 本城コミセン | 本城御嶽、本城上、本城下、本城荒町、本城町屋 | 7人 |
五味堀コミセン | 五味堀、大岱、柏木岱、神成 | 23人 | |
合 計 | 296人 |
ハローワーク鷹巣が26日まとめた10月末の新規高校卒業者職業紹介状況によると、就職内定率は県外が61.4%と半数を超えたが、県内は43.5%、管内(鷹巣阿仁)は46.8%にとどまっている。ただし昨年同期に比べると、県外は2.9ポイントダウンし、県内は15.2ポイント、管内は14.2ポイント上回っているという。
来年3月北秋4高校(鷹巣農林、鷹巣、米内沢、合川)と比内養護学校たかのす分校高等部を卒業予定の新規学卒者のうち、学校・職安を通じて就職を希望しているのは男子107人、女子61人の計168人。県内が男子79人、女子45人の計124人。このうち管内は男子34人、女子13人の計47人。県外は男子28人、女子16人の計44人。県内の割合が73.8%と地元志向が強いという。
大館労働基準監督署は25日、鷹巣町脇神字上太田面の婦人服製造業、ハピネスと同社取締役の男性(34歳、東京都江戸川区)を賃金不払いの労働基準法違反の疑いで、大館区検察庁に書類送検した。
同社は主に婦人スカートの縫製を行っていたが、今年1月31日で事業を停止。従業員19人に対し14年2月1日から今年1月31日までの賃金合計16,894,808円を支払わなかった疑い。現在の未払い額は、一部内払いなどを差し引いた残高合計8,855,053円となっている。また内10人が労働福祉事業団による未払い賃金立替払い制度の適用により、3,959,228円を受けているという。
21日夜半から強風が吹き荒れ、翌22日も朝からどんよりした雪雲に覆われ、冷たい強風に小雪が混じって初雪となった。夕刻から降り方が少し強くなったので、明朝までには“かなりの降雪か?”と思われたが、明けた23日は屋根にうっすらと雪が積もった程度だった。休日の初雪となったため、冬用のタイヤ交換も比較的進んだようだ。
ちなみに昨年の初雪は11月2日。13年は11/13、12年は11/18、11年は11/17、10年は11/12だった。
県高野連は合川高校を、来年3月に開催される第76回選抜甲子園大会の「21世紀枠」の本県推薦校に決定した。推薦の理由は、部員わずか15人だが今秋の県大会で29年ぶりに4強に進出するなどの活躍をしたと言うもの。
大館北秋田からは、昨年の大館鳳鳴高校以来のこと。21世紀枠の対象は、各都道府県秋期大会の準々決勝進出校で、各高野連が「困難克服校」、「模範校」1校を推薦できる。来年1月30日の選考委員会で、全国から2校の出場校が決定する。
鷹巣町川口地内で行われていた県単事業、大館能代空港アクセス道路整備事業川口工区が完成し19日、現地で開通式が行われた。国、県関係者等によるテープカット、くす玉のセレモニーの後、来賓車両など25台がパレードして開通を祝った。午後3時からは一般車両の供用が開始された。
川口工区は、あきた北空港東西線の川口南交差点から北上し、小猿部川を経て米代川左岸手前までの延長1760b。幅員16.5bで、このうち車道6.5b、両側に幅員3.5bの歩道を設置。米代川左岸手前からは東に下り、既設の主要地方道鷹巣川井堂川線と接続する。
10年度から15年度までの継続事業で、初年度は用地買収、実施設計など、11年度に工事着手した。14年度までに小猿部川に架かる「北空港川口橋」(延長105.7b、全幅16.5bのコンクリート橋)を整備。工区全体が高さ15bの盛土工で、全体土量は41万方mにもなった。本年度は歩道整備、舗装工などを整え完成したもの。総事業費は約31億3千万円。
大館能代空港管理事務所が18日公表した10月の実績によると、大阪便(1日2便)利用者数が、4カ月ぶりに前年同月を上回った。また今年の東京便(同4便)は、4月を除いて軒並み前年を上回るなど好調だ。
10月までの今年の累計は、東京便が前年同期比6,104人、6.1%増の106,160人。一方、大阪便は同764人、1.8%減の141,841人となり、両便の合計は同5,340人、3.7%増の148,001人と、低い伸びながらプラス実績を確保している。
このうち大阪便は、10月に前年同月比297人、4.7%増の6,550人が利用し、6月以来4カ月ぶりに前年比プラスに転じた。大阪便の過去最高は昨年9月の7,744人で、これに今年9月の7,203人、翌10月の6,550人と続いており、好調実績を連月で確保した。
さらに東京便は、10月に前年同月比148人、1.3%増の11,581人が利用。今年は4月を除いて前年比増と好調だ。大阪便同様、10月は過去最高実績となった。同月の東京便の搭乗率は大阪便を約10ポイント上回る73.9%で、3カ月連続で70%台を維持した。10月末現在の15年平均搭乗率は68.6%と、大阪便を17.2ポイント上回っている。
秋田内陸縦貫鉄道株式会社が18日、記者会見をして新お座敷車両の外装デザイン募集の審査結果を発表した。採用されたのは、角館町出身で東京在住の田口秀成さんの作品。春の桜と秋の紅葉で、四季をイメージしたデザイン。車両は12月下旬の完成を目指して、現在製作中。
また12月中旬から2月中旬まで、角館駅前の観光案内所「駅前蔵」で、内陸線沿線風景のテーマパネル写真展を開催すると言う。なおこの23,24の両日、阿仁合運転区で行われる第2回車両クリーンアップ作戦の参加者を募集している。参加申し込みは、秋田内陸縦貫鉄道サポーター係、82-3231などへ)
森吉山ダム工事事務所では、森吉町の山と川の織りなす美しい景観と川に寄り添って生活する人々や森吉山ダム流域内を舞台とした「第7回 自然撮り in森吉 写真コンテスト」を実施している。今年中に撮影された作品なら、誰でも応募できる。
◎テーマ… ・四季と川(美しい自然と川のある風景)
・川と遊びとくらし(川とくらし、釣り、水遊び、レジャー、イベントなど)
・ダム工事(森吉山ダム工事に関わるもの、埋蔵文化財発掘)
◎部 門… ・一般の部
・高校生以下の部
・コンパクトカメラの部(レンズ付きフィルムも可)
・デジタルカメラの部
◎応募・問い合わせ先…(財)森吉町観光公社「写真コンテスト」係 0186-75-3188
◎締め切り…平成15年12月31日(当日消印有効)
阿仁町の阿仁森吉森林組合特用林産物加工所はこのほど、町特産の「マタタビ」を練り込んだ「またたびラスク」を開発し、道の駅「あに」で販売している。
同町は平成6年から町内の山沿いに自生し、薬効性の高いマタタビに着目、特産化を目指して栽培の拡大に力を入れてきた。町商工観光課によると、マタタビの栽培農家は町内に約10戸。生産量は年間約450`。
「またたびラスク」は、乾燥させたマタタビの実を粉末にして生地に練り込んだもので、大館市の岩谷製パンの協力で商品化に成功した。甘さが控えめでピリッと辛く、ビールやワインのつまみに合うと言う。「またたびラスク」は1袋(80c)300円。マタタビを使ったラーメン、お茶とともに道の駅「あに」で販売中。ワインは町内の酒屋で扱っている。
鷹巣町議会は14日の臨時会で、高齢者複合型施設「ケアタウンたかのす」を運営する財団法人・たかのす福祉公社に関する町議会の調査特別委員会を、より調査権が強い100条委員会に切り替える決議案を賛成多数で可決した。公社に対する町の出捐金と補助金に関することを調査事項とし、来年2月議会に報告する予定。
調査特別委は福祉公社に14項目の資料提出を要請したが、逆に法的根拠などをただされ、提出の見通しが立たなかったため、簾内順一同特別委員長は「公社の理事会、評議員会の対応はあまりにも不適切で、徹底して解明する必要がある」と、100条委員会への切り替えを提案したもの。
同案に反対する議員(前町長派)から「公社に求めた資料にプライバシーを侵害するものがある」「100条委で調査する具体的事実がはっきりしない」と異論が出たが、簾内委員長は「求めた資料に、法的な問題はない。調査対象を出捐金と補助金と特定している」と反論した。
議長と欠席議員1人を除く22人で起立採決を行った結果、13対9で同決議案は可決された。100条委は、この日の初会合で、公社に14項目の資料などの提出を改めて求めることを決めた。
国土交通省が進める森吉山ダム本体工事の仮排水トンネル「転流式」が13日、森吉町森吉字姫ヶ岱地内で行われ、関係者が小又川の流れを仮排水トンネルに切り替える作業を見守った。小又川の流れを切り替えたことで河床掘削が可能となり、来年度から本格的にダム本体工事に入る。ダム工事の完成は平成23年の予定。
仮排水トンネルは上下2段あり、ダム広報館のほぼ直下を通るなどダム堤体を大きく迂回するように掘られている。1,103bの下段は9年6月に着手し14年3月の完成、1,205bの上段も本年度中に完成する見通しになっている。
森吉町と阿仁川漁業協同組合などの共催による「カジカの放流」が12日、阿仁前田の中川原河川公園で行われ、前田保育園の3歳以上の園児53人が約1千尾の稚魚を放流した。
漁協職員から説明を受けた後、小さなバケツにカジカの稚魚を分けてもらった園児達は、そっと川に放ち、元気に泳ぎ回るカジカを見送った。「カジカの放流」は、森吉町が平成8年2月、国土庁の「水の郷」に認定されたのを機会に翌9年から実施しているもので、園児達が水と親しむとともに、水辺環境の維持保全に対する意識を高めることが目的と言う。
阿仁部4カ町村商工会合併推進協議会が11日、森吉町コミュニティセンターで開かれ、新商工会の名称は投票の結果、阿仁部商工会に内定した。
名称の決定については、一般公募で集まった149件の中から、役員会が選考した「あきた北」「あきた内陸」「阿仁部」「北秋田」の4案を提示。“伝統ある地名を消したくない”と「阿仁部」を推す意見と、“発展という意味から広域的なイメージを”と「あきた北」や「北秋田」を推す意見とに分かれ、会議を休憩して意見調整が図られたものの互いに歩み寄りはなく、無記名投票で決めることとなった。
21人が投票したが開票結果はなぜか20票で、阿仁部14、北秋田5、あきた北1、あきた内陸0となり、再投票を求める声が上がったが、事務局は「投票結果に大きな影響はない」と判断。阿仁部を新商工会の名称として内定することを決めたと言う。名称は、県に申請し県知事の認可を受けて正式に決定する。地方紙より
この日の協議案件は、専門部会検討事項の最終報告、新商工会の名称、合併契約書の内容、商工会設立委員会設置、今後のスケジュール−の5項目。いずれも承認、可決された。
衆議院議員比例代表東北ブロックで、大館桂高校出身で共産党新人の高橋千鶴子さん(青森市・44歳・党県常任委員)が初当選を果たした。新聞報道によると、高橋さんは小坂町出身で、大館桂高校から弘前大学に進み、卒業後は青森市内の私立高校英語教師、青森県議を務めたと言う。高橋さんは国政選挙立候補6回目で、今回は比例単独候補として共産党の名簿順位第1位だった。
花輪高OBの山本さんも比例で復活
秋田2区に立候補し、2万7千票余りで3位となって小選挙区では落選した社民党新人の山本喜代宏さん(鹿角市・47歳)は、比例代表東北ブロックにも重複立候補していたが、東北ブロックの社民党比例立候補者の中で惜敗率がわずかに上回り(3ポイント)1位となったため、比例ブロックで復活当選を果たした。
山本さんは鹿角市出身、花輪高校から電電公社職員となり、労組役員などを務めた。出馬表明から、わずか1ヵ月で衆議院議員に当選したもので、正に奇跡の当選だった! 鹿角市での衆議院議員は、故・沢田政治氏以来40年ぶりのこと。
鷹巣町民の有志でつくる「鷹巣町の市町村合併をみんなで考える会」(上遠野雅彦代表、会員80人)は、同町で近く予定されている「合併に関わる地区座談会」と「住民アンケート調査」の中止を求める文書を鷹巣阿仁地域任意合併協議会(会長:岸部陞鷹巣町長)に提出した。
考える会では、アンケート調査票と一緒に配布された新市将来構想案(概要版)の内容に不満があるなどとしており、将来的には住民投票条例制定に向けた署名活動の実施も視野にいれていると言う。地方紙より
昨夜から阿仁町と合川町で、鷹巣阿仁地域任意合併協議会の「合併に関わる地区座談会」がスタートしたが、これまで慎重な姿勢を貫いている合川町に加えて、合併の推進役を務めて来た鷹巣町の中から、一部町民とはいえ具体的な反対運動が起きたことは、今後のスケジュールに影響を与えそうだ。
「もりよし合唱祭」が9日、森吉町浜辺の歌音楽館で開かれ、町内外から参加した8グループが息のあったハーモニーを奏でた。
「もりよし合唱祭」は町内の女性合唱団「コールもりよし」が主催し、郷土が生んだ作曲家成田為三の顕彰と町が「森と水、音楽が調和する町づくり」を推進していることから、町教育委員会が後援して開かれている(開催費用は全額町費)。
17回目を迎えた合唱祭には、町内4グループの他に、鷹巣町2グループ、二ツ井町・大曲市からそれぞれ1グループの計8グループが出演。成田為三の代表曲「浜辺の歌」を全員で合唱した後、童謡や国内外の民謡など得意なレパートリーを披露した。
県民文化政策課が8日まとめた10月末現在の15年飲酒運転等住居別実態調査結果によると、ベスト1は八森町で、飲酒運転は1人の検挙者も出していないほか、飲酒運転を原因とする交通事故も皆無という成績だ。これに対し、県内ワースト1は飯田川町で、同現在、酒気帯び運転で8人が検挙されているのに加え、死亡者を1人出している。
一方鷹巣阿仁部では、鷹巣町が酒酔い運転で2人、酒気帯び運転で9人が検挙され、飲酒運転に伴う負傷事故が1件発生しており、県内7位の成績。次いで上小阿仁村は10位、合川町17位だが、阿仁町53位、森吉町62位と2町の成績は芳しくない。
この調査は、飲酒運転による違反(酒酔い・酒気帯び)は1件につき1点、飲酒運転による事故に伴う負傷は同3点、同死亡は同8点、飲酒運転を除く死亡事故は同3点の換算で算出し、総点数で順位を決定。県内での発生だけではなく、県民が県外で起こした飲酒運転や交通死亡、負傷事故も件数、点数として加味しているという。
改選後初の阿仁町臨時議会が6日開かれ、正副議長・各常任委員会委員・一部事務組合議員などを選任した。
議長選挙は無記名投票の結果(総数14、有効投票14票)、山田博康氏6票、山田賢三氏6票、梅邑長之助氏2票で、両山田氏が同数となったため抽選の結果、山田博康氏(53歳、4期目)が議長に選出された。
続いて行われた副議長選挙も無記名投票で行われ、梅邑長之助氏8票、泉一雄氏6票で、梅邑氏(76歳、9期目)が副議長に選出された。同氏は副議長連続4期目。
前評判では町長選挙の“勝ち組”が圧倒的に多数を占めるため、勝ち目がないと言われた“負け組”だが、中間派を取り込んで議長に据えたため勝利を収めた格好だが、解散した畜産公社関係議員の道義的な責任問題も議長選に影を落とした様だ。(当サイトの独善的な推量だが…!)「驚いた」と語ったのは議長に選出された山田氏だとの新聞報道も。その他の議会構成は、下記のとおり(◎委員長、○副委員長)
【議会選出監査委員】…伊東昇一
【総務文教常任委員会】…◎吉田仁吉郎、○松橋隆、鈴木謙一、中村信一、梅邑長之助、泉一雄、小林精一
【産業建設常任委員会】…◎月居博明、○伊東昇一、松橋悦治、山田賢三、柴田誠、工藤敏雄、山田博康
【議会運営委員会】…◎工藤敏雄、○泉一雄、松橋悦治、小林精一、伊東昇一
【鷹巣阿仁広域市町村圏組合議会議員】…山田博康、工藤敏雄、月居博明、泉一雄
【森吉町外四ヵ町村病院組合議会議員】…梅邑長之助、中村信一、鈴木謙一、柴田誠
【公立合川高等学校組合議会議員】…松橋悦治、伊東昇一
【鷹巣町外6ヵ町村衛生施設組合議会議員】…小林精一、松橋隆
【阿仁町青少年問題協議会委員】…中村信一、吉田仁吉郎、松橋悦治
第126回県種苗交換会(県農協中央会主催)、が能代市を会場に先月31日から開会され、6日閉幕した。同交換会は、明治11年に「種子交換会」として始まったもので、能代市での開催は平成6年以来9年ぶり10回目のこと。
テーマは「地産地消から食の安全・安心のメッセージを」。BSE問題や偽装表示、無登録農薬使用問題など、消費者の食への信頼が揺らぐ中、地産地消を通じ生産者と消費者、地域住民が食と農の相互理解を深め、安全・安心への信頼回復と地域農業の振興を図る。
出品された農林産物は、水稲、畑作物および工芸作物、果樹、野菜、花き、農林園芸加工品、畜産品および飼料、林産品の8部門。北鹿からは354点が出品された。
同市総合体育館を主会場に、市文化会館、能代山本広域交流センターなどで各種展示や主催・協賛行事が行われ、7日間の期間中、昨年の大館市を1万1千人上回る82万7千人の人出があった。特に2日の日曜日には22万5千人もの人出だったと言う。地方の小都市で10万人以上の人出が、1週間も続くことは大変なこと。経済効果も大きいことだろう。来年は大曲市で開催される。
鷹巣阿仁地域任意合併協議会で慎重な対応を続けている合川町だが、他の3町とは違う日程で合併に関する地域座談会を開催する。
11月は10日の道城地区を皮切りに、30日の三木田・摩当地区まで町内12カ所で開催。時間はいずれも午後7時〜8時半まで。ただし、12月については、調整中と言う。11/5の情報では、12月は1日(三里担い手センター)〜5日(金沢集会施設)までの予定。
昨年8月、合川町が行った市町村合併に関する住民意識調査(合併についてどう思うか)によると、「合併すべき」が26.4%、「やむを得ない」が33.2%、「必要ない」が17.4%、「分からない」が11.6%、「どちらでもよい」が8.9%となり、合併を受け入れる町民が59.6%と半数を超えた。
また合併を公約に掲げて当選した佐藤修助町長も、その後議会が慎重姿勢を続けたことから次第にトーンダウン。最近は町長・町議会共に、合併には慎重姿勢を崩さず、9月末に発足した地域任意合併協議会では消極的ともとられる様な発言が相次いでいることから、地区座談会における町民の反応が注目される。
ただし地区座談会の開催方法・資料の作り方によっては、「合併に賛成」、もしくは「合併に反対」といずれの方向へも住民世論を誘導することは簡単だ!しかも某村の様に、村長も村議会も「合併しなくても、やっていける」と言えば、村民も何となく「合併しなくてもいいんだな」と、思ってしまうものだ!
阿仁町は、日本型狩猟文化であるマタギを後世に残し町の観光につなげるため、近く第4次構造改革特区に応募すると言う。法で保護されている国特別天然記念物のニホンカモシカを狩猟対象とするよう求めるほか、捕獲したカモシカ肉を町内の飲食施設に限定して料理として提供できるよう、食品衛生法の改正などを求める。
また民宿などの経営者が自ら“どぶろく”を製造できるよう特区を設けることや、従来は消防法や建築基準法によって難しい“茅葺き屋根”などの古民家の移築・新築なども特別に認めることも盛り込む。町では特区申請の基本方針を「マタギの里の景観づくり」と位置づけて行く。
マタギの末裔である町猟友会には現在、20代後半から70代の73人が所属。会員数は徐々に減少傾向にあり、高齢化も進んでおり、町では「昔かたぎのマタギを知っている年配の人が猟場に出ているうちに技を伝承していきたい」としている。
ただし特区範囲の設定、狩猟期間、狩猟可能数量など、細部について関係機関や団体との協議が必要で、特に同町のマタギ集落は「根子」・「比立内」・「打当」の3地区に大別されることから、範囲設定は、慎重を要するようだ。
恒例の「東京ふるさと森吉会」が3日、12時から市ヶ谷アルカディアで開催されました。参加者は、総勢170人前後、去年よりも10人ぐらい多かった様。圧巻は、根森田の婦人部による「七福神」だったそうです。後半のほとんどがカラオケ大会の様だったとか…
東京ふるさと森吉会の幹事から、当日の写真が送られて来ましたので、早速掲載します。写真をくりっくすると、拡大写真が見られます。
先月12日、阿仁町の立又渓谷にある通称・幸兵衛滝駐車場から写真撮影のため入山し、行方不明となっていた秋田市旭南、無職小泉榮一さん(72)が2日、遺体で発見されたと、夕方のTVニュースが報じた。。
午前7時から家族ら10人が捜索を開始し、同10時ごろ、同駐車場から約2`の幸兵衛滝展望台から南西約150bの水の枯れた沢の斜面に倒れている小泉さんを発見、家族が本人と確認したと言う。
小泉さんは今月12日午前9時ごろ、秋田市の写真撮影会メンバー7人とともに入山。集合時刻の午後1時になっても待ち合わせ場所の同駐車場に戻らず行方が分からなくなっていた。
今回の行方不明の実態は、以下のとおり…
小泉さんが行方不明になったとの通報で、警察や消防などが捜索を開始したら、行方不明になったと騒いでいるうちに同行した撮影会メンバーが全員帰宅してしまった。さすがに、心が咎めたのか一行のうち5〜6人が、翌日捜索現場に顔を出したと言うが…
警察や消防関係者によると、今回の撮影会メンバー8人は、秋田市の写真屋が募集した撮影会ツアーで、お互い見ず知らずの行きずりの会員だったと言う。従って、「我、関せず」と、早々に帰宅してしまったものらしい。
しかし仮にも同じ目的で撮影のため入山した仲間を、知らない“他人”だからと見て見ぬ振りなどできるものだろうか?
しかも、このメンバー等は高級カメラを携えていたと言うから、多分かなりの腕自慢の方々だと思う。
こうして撮られた写真が、もしもコンテストなどで入賞したら、その美的価値を一体どう評価できるだろうか?
今の世の中、美しいものを“美しい”と観る「審美眼」だけでは、済まされない時代になった様だ!(もちろん全責任は、小泉さんにあるが)
鷹巣町の行方不明者も遺体で発見
先月17日、キノコ採りに行くと家族に告げて出掛けたまま行方不明となっていた鷹巣町綴子字胡桃舘、無職淡路富造さん(67)が2日、遺体で発見された。午前8時頃から、家族ら約30人で捜索を開始、午後2時過ぎ、淡路さんの車が発見された同町七日市字明利又の寒沢登山口の駐車場から、西側の竜ケ森キャンプ場方向に約4`下った沢の急斜面にあおむけで倒れているのを発見。家族が本人と確認したと言う。魁紙
県統計課が31日公表した10月1日現在の県人口は、男552,477人、女614,888人の計1,167,365人で、前年同日に比べて8,545人、0.73%減少した。
一方、県内の世帯数は同現在で396,346世帯を数え、前年を1,597世帯上回った。核家族化が進んでいることを背景に、県内の世帯数は毎年増加の一途をたどっている。1世帯あたりの人数は、14年に初めて3人を割り、今年は2.95人。
鷹巣阿仁部の10月1日現在の人口と世帯数は、以下のとおり。森吉町の人口はこちら
町村名 | 人口計 | 前年比 | 世帯数計 | 前年比 |
鷹巣町 | 21,205人 | 317人減 | 7,338世帯 | 2世帯減 |
合川町 | 7,702人 | 66人減 | 2,284世帯 | 増減なし |
森吉町 | 7,554人 | 95人減 | 2,502世帯 | 4世帯増 |
阿仁町 | 4,152人 | 101人減 | 1,461世帯 | 28世帯減 |
上小阿仁村 | 3,194人 | 86人減 | 1,119世帯 | 14世帯減 |
30日昼頃、合川町三木田の合川南小学校(松橋正信校長、児童69人)の敷地内にクマ1頭が現れた。現場は同町三木田字谷地の旧県道沿い。同校に隣接する釣り堀で釣りをしていた住民が、背後に気配を感じて振り返ったところクマを発見。この住民から町役場に連絡があり、町役場が森吉署に通報。釣り堀の関係者が小学校へ連絡した。
クマが発見されたとき同校ではグラウンドに面した体育館や教室で授業が行われており、すぐに授業を中止して全校児童を校舎3階の図書室に避難させた。
クマは同校敷地内の柿の実を食べたりしながら約1時間ほどの間、校舎の周辺を徘徊。校門脇の植え込みに隠れているところを、猟友会員が見つけ発砲したが命中せず、グラウンドを横切って校舎東側の山林に逃げ込んだ。署員や猟友会員がさらに捜したところ、木の上に登っているクマを発見し射殺した。
猟友会によると、クマはツキノワグマの雌の成獣で体長約70cm。大きさなどから親離れしたばかりで近くに親グマがいる可能性もあり、同校は低学年の児童は職員が車で自宅まで送り、高学年の児童は集団下校させた。同署は引き続き現場周辺で警戒にあたっている。
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