2004,2,19掲載 今週の話題バックNo.67
2004,1,1〜1,31

1月31日 3商工会合併は白紙に

 阿仁部4カ町村商工会合併推進協議会(森澤徳夫会長)は28日、合川、森吉、阿仁の3商工会合同正副会長会議を開き、3町商工会合併について協議したが、前回の会議で合川と阿仁が森吉に対して求めた本所の所在地と会長人事に関する見解について、具体的な提示がなかったため協議は決裂。「3町合併」を白紙に戻し冷却期間を置いたうえで再度、各商工会ごとに合併の是非から検討することにした。

 会議には正副会長と事務局長ら約10人が出席し、非公開で開催。会議終了後に3商工会の会長が会見を行い、協議内容について説明した。
 会議の冒頭、森吉町商工会の森澤徳夫会長が「本所と会長人事は個人で決められる問題ではなく、前回の会議後に役員会を開いて討議した。重要な問題のため今すぐに結論を出すことは困難というのが役員会の結論。合併を急ぐ理由はなく、あらためて3町での協議会を立ち上げ、白紙から協議するべきということになった」と同町商工会の見解を報告した。
 これに対し、本来の議題以前の協議内容になった出だしに、課題を一つづつクリアして合併を進める用意があった合川町、阿仁町ともに反発した。合川町商工会の佐藤吉廣会長は「対等、互譲の精神で合併をとの考えから森吉に対し本所と会長人事の見解を示すよう求めたが答えはなく、対等、互譲の精神が森吉には見られなかった。信頼関係が崩れ協議は成り立たなかった」などと述べた。阿仁町商工会の北林昭男会長も同様の見解を示した。
 その上で佐藤会長は「現状のままで協議を進めるのは無理。現在進められている合併は白紙とし、3月に臨時総会を開き、現状での合併はないと説明する。5月に開催予定の定期総会で合併の是非について会員にあらためて問い、合併するかしないかを決める」との方針を提示。阿仁町も同様の考えを示したため、阿仁部3町商工会の合併が白紙となることが決定的となった。
 今後については、2月下旬に現在も存続中の上小阿仁村を含めた4町村による合併協議会を解散することを確認した。以上、地方各紙より

1月30日 合川町も合併法定協議会設置を可決

 合川町の臨時議会が29日開かれ、鷹巣阿仁地域(法定)合併協議会の設置を賛成多数で可決した。町村合併についての合川町議会は他の3町と温度差を感じさせる動きが続いていたが、今回の採決も異例の無記名投票で行われ、起立採決で賛否を明らかにした他の3町との違いが浮き彫りになった。議長を除く17人が投票した結果は、賛成13票、反対3票、白票1票の賛成13対反対4の賛成多数。
 採決に先立って行われた質疑で法定協議会の意味づけについて、佐藤町長は「合併を前提にしたものだが、必ずしもイコールではない。法定協の中で合川町として主張すべきは主張し、それが通らないとなれば、そういうこと(離脱)もありうる」との認識を示した。地方各紙より

 なお報道によると、質疑の中で「合併へ進もうとしているなか、駆け込み的に基金を取り崩す動きがあるが、各首長ではどう話し合っているのか」と、森吉町の地域福祉基金取り崩しを「合併前の駆け込み取り崩し」と報道した“地方紙”の記事を引用した質問が出された。
 正しい情報に基づいた報道がなされないと、いたずらに混乱を招くことになる。特に合併に係わる町村間の利害関係などは、慎重を期さねばならない!情報過多の時代、情報の取捨選択はもちろんだが、メディアの選択も吟味しなければならないようだ…

1月29日 森吉町地域福祉基金1億円取り崩しへ

 森吉町議会全員協議会が26日開かれ、町当局から町地域福祉基金条例の改正案を報告され、議会側に異論はなく了解された。今回の措置は、これまで基金の利子を民間団体の在宅福祉向上や健康づくり等の事業支援に充てていたが、基金創設時に比べて金利が大幅に下がったため、利子が底をつき、全く利用できなくなったため、元金を取り崩せるように改正したい考え。
 当局の説明によると、現在の基金残高は1億7,393万4,000円。3月定例議会に改正案を上程し、16年度は元金から1億円を取り崩して住民の福祉サービスに充てる方針で、交付税の減額などで新年度予算が編成できない状況にあるための、苦肉の策だという。
 基金はバブル期の平成3〜5年度に普通交付税を積み立てたもので、当時は3.5%〜4.5%と高年利で、利子収入は多い年で409万円(6年度)あったが、最近は年利が0・001%まで下がり、15年度の利子収入はわずか1,700円まで落ち込んでいる。
 改正案では、使途に「高齢者、障害者、児童等の福祉増進に関する事業」を加えて幅広く活用できるようにするほか、「基金の全部または一部を処分することができる」とする条文も追加して、使途目的を拡大するもの。

 さて、秋北紙の報道によると、他町村の同基金の実態は以下のとおり。
 鷹巣町は3億円あった基金を15年度に2.5億円取り崩し(予定)、残額は5,000万円。阿仁町も既に一部を取り崩しており、残額は3,100万円。合川町は15年度で5,500万円取り崩す予定だったが、必要としていた財源でまかなうことができたため取り崩しをやめ、約1億7,000万円の残額がある。また単独村を目指す上小阿仁村は基金の取り崩しは行っておらず、1億2,870万円の現在高。

 この日の森吉町の協議を複数の地方紙は、「背景には新年度予算不足があるものの、合併を控えた時期だけに、取り崩しは鷹巣、合川、阿仁の各町で波紋を呼びそうだ」と報道し、「基金の取り崩しを合併を控えた先食い」と暗に批判したが、上記のような各町村の実態をみれば“的はずれな”報道と言えそうだ。

1月27日 法定合併協議会設置を可決 鷹阿3町

 合併の特例に関する法律など関係法令に基づき、鷹巣、合川、森吉、阿仁の4町で構成する鷹巣阿仁地域(法定)合併協議会設置について、地方自治法の規定に基づいて町議会の議決を得るための臨時議会が26日、合川町を除く3町で開かれ、3町とも法定協議会の設置を議決した。
 3町の臨時議会ではそれぞれ共産党議員などが反対討論したため、いずれも起立裁決で可否を決し、鷹巣では20対3、森吉では15対2、阿仁では12対1の圧倒的大差の賛成多数で可決された。合川町の臨時議会は29日に開かれ、4町で議決されると2月9日に法定協議会が設置される予定。

1月26日 15年の森吉署管内の交通事故

 森吉署が纏めた昨年1年間の交通事故発生状況は、以下のとおり。
 人身事故は44件で前年比24件の減、傷者は54人で前年比36人の大幅減となったが、死亡事故は4件で死者も5人と前年比2人増だった。また物損事故は325件で、前年比5件減。
 死亡事故の特徴は、死者5人中4人が65歳以上の高齢者。そのうち70歳以上が1人、80歳以上が3人で、被害にあったのは歩行中が2人、自転車乗車中が1人、車両に同乗中が1人だったという。
 また65歳以上の高齢者が重傷を負った事故も4件で、高齢者が事故当事者になるケースが目立っているといい、阿仁部の高齢化が反映されているようだ。阿仁部では「年寄りを見たら、赤信号」。慎重な運転が望まれる。

1月25日 鷹巣阿仁合併協議会発足、2月9月を予定

 鷹巣、合川、森吉、阿仁の4町で構成されている鷹巣阿仁地域任意合併協議会(会長・岸部陞鷹巣町長)は23日、第5回協議会を鷹巣町役場で開き、地方自治法第252条に基づく鷹巣阿仁地域合併協議会(法定合併協議会)設置に関する議決、規約案、15、16年度事業計画案、両年度の予算案など協議案を承認した。
 任意合併協議会の協議はこの日で終了し、今後は各町で法定協設置を議題にした臨時議会を開催し、議決を経て2月9日に法定協発足の見通し。臨時議会は当初4町が足並みをそろえて26日議決の予定だったが、合川町のみ29日臨時議会を開会するため、鷹巣、森吉、阿仁の3町が26日に臨時議会を開催し、議決する予定。今後のタイムスケジュールは、2月から12月まで計15回法定協を重ね、17年3月の新市誕生を目指す。

1月24日 今年3度目の真冬日

 23日の県内は強風が吹き荒れ、大雪警報と暴風雪警報が発令された。最高気温も氷点下の真冬日で、地吹雪が舞い上がり視界が悪い上に道路も凍結してカチンカチン。至る所でスリップ事故が起きたようだ。この悪天候で大館能代空港の東京線2便に最大約1時間の遅れが出、JR列車も長距離列車を中心に遅れが出た。
 幸いにして23日の日中、当地はほとんど積雪がなかったが、阿仁町では23日午前7時現在の積雪量が、阿仁合90a、比立内130a、打当142aとなり、豪雪対策本部設置基準の1.5bに近づいたため、午前9時役場内に豪雪対策警戒部を設置した。
 今朝6時の気温は、−1℃と昨日より5℃ほど高く、昨夜からの降雪も6aと少なかったため除雪車の出動はなく、土曜日でもあるため何処の家庭でも早起きしての雪かきはないようだ。

1月23日 一転して、大雪

 昨日の県内は天気予報通り大雪に見舞われた。朝から夕方まで間断なく雪が降り続き、当地では朝7:00から午後4:00迄の間に25a積もった。北秋田建設事務所によると、22日午後6時現在の各地の積雪量は、大館51a、鷹巣55a(秋田地方気象台発表では64a)、米内沢60a、沖田面65a、阿仁合87a、比立内114aだという。
 今朝はずいぶん冷え込んだが、昨晩からの降雪量は、当地で9aと心配したほどは降らなかった。しかし日中に雪が強くなるとの予報もあり、油断できない。今のところ雲の合間から青空が覗いているが…

1月22日 大寒なのに雨

 寒中だと言うのに、秋田県内は3月中旬並の異常な暖かさだ。秋田地方気象台によると20日の最高気温は大館で3.6℃、鷹巣3.1℃と平年より3℃ほど高かく、厚く積もった雪道がゆるんでビチョビチョになった。
 21日も同様で、一年中で最も寒いとされる大寒なのに、朝7時頃から“ベダカス”(霙)が降り、とうとう雨になった。気温も最低気温こそ−1℃だったが、雨が上がった午後3時には最高気温が3℃を記録。2日続けて3月中旬頃の陽気となった。
 天気予報によると今日明日は、強い寒気が入り込むので、冬型の気圧配置になり大雪になるとのこと。昨夜から今朝5:30までの積雪は10a、その後7:00頃までに5aも降った。いずれも湿った重い雪で、最も除雪に難儀する雪だ。朝の段階では、気温は高い。

1月21日 森吉町婦人会新春のつどい

 森吉町婦人会の合併10周年記念「新春婦人のつどい」が18日、会員ら250人が出席して町コミュニティセンターで開かれた。
 平成5年に旧米内沢、前田両婦人会が、組織強化と相互親睦を深めるために合併実行委員会を立ち上げ、翌6年4月に町婦人会として一本化して以来、健康で住み良い社会と、円満な家庭づくり、暮らしを高める学習に努める、地域奉仕活動に進んで参加、男女共同参画社会の実現で地域活性化などを重点目標に、活動を進めてきた。
 開会セレモニーの後、前琴丘町教育長の大山廣子さんを講師に招き、「町づくりは夢おこし心おこし人おこし」と題した講演を聴いたほか、午後は会員有志が演芸を披露するなどして交流を深めた。

1月20日 介護に疲れ一家心中か、鷹巣町で3人死亡

 19日午前8時5分頃、鷹巣町脇神字平崎川戸沼、無職永井良吉さん(76)方で、永井さんと妻のミネさん(75)、長男良一さん(50)の一家3人が死亡しているのを、介護に訪れた町社会福祉協議会のホームヘルパーが発見、連絡を受けた上司が現場を確認後、110番通報した。
 報道によると、永井さんは木造一部2階建ての1階居間の介護用ベッドの上で、ミネさんと良一さんは隣の寝室で死亡していた。母子2人は青い作業用ビニールシートでテント状に覆われた室内でソファーに寄りかかるように倒れており、中に七輪で練炭を燃やした跡があった。玄関の鍵は掛かっていなかったが、外部から進入した形跡や室内に荒らされた形跡はなく、3人に目立った外傷はなかったという。
 同署などによると永井さん方は3人家族で、永井さんは昨年8月に倒れて入退院を繰り返し、14日に退院したばかりで、寝たきりの状態だった。関係者の話では、居間に「介護で疲れた」という遺書めいた走り書き(妻が書いたらしいとの報道もある)があったというが、書かれた時期ははっきりしていないようだ。左官だった良一さんは、足が悪いミネさんを含め両親の介護のため、仕事ができない状態が続いていたという。同署では一家心中の可能性が強いとみており、良吉さんの死因などを調べている。 報道されたとおりなら、誠にお気の毒なこと! 「たかのす福祉公社」とならんで、日本一の高齢者福祉を自認する鷹巣町社会福祉協議会がケアしていたが…

 鷹巣署は同日夜、秋田大学医学部で3人の司法解剖を行った。ミネさんと良一さんの死因は一酸化炭素中毒死と判明したが、良吉さんの死因は特定に至らなかった。

1月19日 森吉山樹氷まつり開幕

 「森吉山の樹氷まつり」が17日、阿仁町高津森の森吉山阿仁スキー場で開幕した(会期は3月7日まで)。まつりは阿仁町と森吉町、森吉山通年観光対策協議会の主催で、今年は県北地区の冬季観光イベントを連携させた「あきた北冬季観光」のオープニングイベントを兼ねて実施された。
 樹氷形成のメカニズムは、氷点下で冷やされた霧(過冷却水滴)が、木の枝や幹に触れた際の衝撃で一瞬にして凍結、この氷が幾層にも重なり合ってできるもの。同スキー場ゴンドラ山頂駅舎から上部に広がるアオモリトドマツの原生林で樹氷が形成される。
 樹氷観賞コースは、ゴンドラ山頂駅舎から山頂に向けて登りながら樹氷群の中をめぐる周回路になっており、所要時間は約30分。
 オープン最初の土日は空一面に青空が広がる快晴に恵まれ、観光客や近隣の地域住民など多くの人が訪れ、自然がつくり出した「モンスター」たちの姿に感嘆していた。
 ゴンドラ料金は、大人が往復1500円、小学生以下は同750円。営業時間は午前9時〜午後4時(上り最終乗車は午後3時)。

1月18日 根子番楽を国の重要無形民俗文化財に

 文化審議会(高階秀爾会長)は16日に開いた文化財分科会の審議・議決を経て、阿仁町の根子番楽(ねっこばんがく)と象潟町小滝のチョウクライロ舞を重要無形民俗文化財として答申した。今回の答申に基づいて、本県の2件が正式に指定された場合、本県の重要無形民俗文化財の累計は14件となるという。
 このうち根子番楽は、武士を主人公にした勇壮な舞いを中心に、伝承される民俗芸能。根子番楽保存会が伝承。毎年8月14日に同町公民館根子分館(旧阿仁町立根子小学校)体育館で演じられるほか、地元の神社祭典や行事などでも披露されている。8月14日の夜は、集落の住民や盆で帰省した集落出身者などの前で、太鼓、笛、手平鉦(てびらかね)、拍子板の賑やかな伴奏で10番ほどの演目が演じられる。

◎儀式的な意味を持つ舞い…翁が地を踏み鎮める「翁舞」や「三番叟」など。
◎武士舞…テンポの速い囃子と歌に合わせて勇壮に舞う。弁慶の振り回す大長刀(なぎなた)をかわして牛若丸が跳ねたりとんぼ返りを
       繰り返し、大長刀のうえに飛び乗るなどして激しく舞う「鞍馬」、曽我五郎・十郎兄弟が父の仇討ちを遂げようと厳しい修行を
       している場面を演じる「曾我兄弟」などがある。
◎花番楽…花のお礼に子どもが舞う。
◎作祭…豊年満作を祝って舞う。
◎鐘巻…紀州道成寺の安珍、清姫の物語を演じる。作り物の蛇が出て旅の山伏との争いや大蛇退治の場面がリアルに演じられる。

1月15日 「環森吉山フォーラム〜保全と利用を考える〜」

 森吉町の四季美館で27日午後1時半から、「環森吉山フォーラム〜保全と利用を考える〜」が開催される。美しい自然と山を次代に引き継ぐため、オーバーユースを回避しながら望ましい利用状況を実現し、それをいかにして経済活動に結びつけるかを考えるとともに、自然環境保護と利用の調和に取り組むきっかけにしようと県北秋田地域振興局・森吉山通年観光対策協議会・県北地域観光振興協議会が主催するもの(※オーバーユース…自然の自己回復力を超えた過剰利用)。
 フォーラムでは、日本交通公社市場調査室長の寺崎竜雄さんが「地域の素材を活用した地域活性化への取り組み」と題して基調講演したあと、パネルデスカッションを行う。基調講演(1:40〜)、パネルディスカッション(3:05〜)
 パネリストは、松田光輝((財)知床財団係長)、藤本英夫(森吉山の自然を守る会会長)、滝川望(企業組合アドベンチャーバケーションネットワーク代表)、松橋重智(森吉町観光開発公社課長)の4氏。
 一般聴講も可能だが、予約制。希望者は北秋田地域振興局地域企画課(0186-62-1251) hokusyu@mail2.pref.akita.jp 

1月14日 強い寒気で県内大荒れ

 14日の県内は冬型の気圧配置が強まり、大荒れとなった。秋田地方気象台によると、14日午前9時までの24時間降雪量は、能代・阿仁合11a、鷹巣・角館・横手18aなど。
 14日午前6時までの最低気温は、県内24観測地点のうち、象潟を除く23地点で氷点下を記録。八幡平−5.1℃、湯の岱同3.5℃、田沢湖同3.2℃など各地で厳しい冷え込みとなった。
 吹雪など悪天候の影響で、大館能代空港では羽田発エアーニッポン445便と、折り返しの446便が欠航。秋田自動車道など県内高速道路では、吹雪による視界不良のため、同日早朝から県内全線で最高速度が50`に規制された。また、新日本海フェリーも午前9時秋田港発敦賀行きが、欠航した。

1月14日 コミセン前の町道で人身滑走事故

 13日午後4時35分頃、森吉町米内沢字寺の下の町道で、青森市浪館の自衛官・佐々木稔雄さん(39)運転の普通自動車が滑走して、同町米内沢字黒沢の安東タキエさん(72)と安東ミサさんをはね、タキエさんは腰部打撲、ミサさんは太もも骨折で、共に1ヶ月の重傷を負った。
 森吉署によると佐々木さんが進行中、左側に滑走し、右側を歩いていた二人に衝突したものらしい。
 現場は町コミセンと浜辺の歌音楽館前の町道で、下り坂。折しも午後2時半頃から約30分間にわたって、今まで見たこともないような大きな(直径5aもあった)湿った雪がノソノソと降った後で、しかも夕刻になって凍りだしたので、スタッドレスタイヤを履いていても制動が利かなかったようだ。
 今日の予報は、発達した低気圧の影響で終日吹雪模様。夜明けと共に風が強くなった。湿った雪が降った後の路面が凍結しており、あくまでも慎重運転を!

1月13日 森吉町金婚式

 平成13年度森吉町金婚式は、1月21日(水)午前11時から町コミュニテイセンターで開催される。今回の対象者は、昭和28年に結婚し、50年の節目を迎えたカップル。町では、その前後に結婚した方々の参加を募っています。自己申告も可能で、申し込み・詳細はコミセン(72-3259)まで。

1月9日 合川町長は法定協参加の意向表明

 任意合併協議会で、他の3町とは温度差を見せていた合川町の佐藤修助町長は、7日に開催された同町議会議員全員協議会で、鷹巣阿仁部4町による町村合併を推進していく方針を初めて同町の公式の場で示した。
 合併に関する住民アンケートの結果を踏まえ、「アンケート結果は現時点における町民の率直な気持ちと受け止めている。数字を客観的にみると合併に肯定的な回答は合わせて44.8%に上る。対する合併に否定的な回答は合わせて17.1%で、肯定的な回答の方が大きく上回っている」としたうえで、「合併する方向で進めて良いものと判断し、法定協議会に参加するべきだと考えている」との方針を示した。
 さらに、議会に対して「あとは住民の代表である議員の皆さんの判断のみ。今月の遅くない時期に議会を開き、法定協議会に参加するための議決を得たいと考えている。早急に協議して結論を出してほしい」と求めた。地方紙より
 これまで一貫して合併には慎重な姿勢を崩さず、時には否定的な発言を繰り返していた議会主流派の対応が注目される。

1月8日 鷹巣阿仁地域合併協議会住民アンケート結果 速報

 7日、合川町環境改善センターで第4回鷹巣阿仁地域合併協議会が開かれ、昨年11月に調査票を配布し、先月中旬までに4町が回収を終えたアンケート調査(4町の18歳以上の住民35,458人を対象に実施)結果の速報が報告された。回答を寄せたのは30,362人で、回収率85.6%。
 「合併を進めるべき」と「どちらかと言えば進めるべき」の合計は、鷹巣町では48.6%、合川町が47.3%と半数を割り、一方森吉町が56.3%、阿仁町が57.1%と過疎化・高齢化の進んだ町の数値が高くなった。また全体の集計では、50.8%と半数になった。

回収数のうち
配布枚数 回収枚数 回収率 全体が白紙 設問1が無回答の数
鷹巣町 18,155 14,388 79.3%   249 387   636
合川町  6,828  6,301 92.3%   329 207   536
森吉町  6,689  6,203 92.7%   622 203   825
阿仁町  3,786  3,470 91.7%   159 147   306
合 計 35,458 30,362 85.6% 1,359 944 2,303

設問1.あなたは鷹巣阿仁地域(4町)の合併についてどのようにお考えですか。(該当する項目に○ひとつ)

全 体 進めるべき どちらかといえば
進めるべき
どちらともいえない どちらかといえば
進めるべきでない
進めるべきでない 無回答
全体 29,003(100%) 8,466(29.2%) 6,257(21.6%) 8,118(28.0%) 2,144(7.4%) 3,074(10.6%) 944(3.3%)
鷹巣町 14,139(100%) 4,087(28.9%) 2,781(19.7%) 3,859(27.3%) 1,104(7.8%) 1,921(13.6%) 387(207%)
合川町  5,972(100%) 1,538(25.8%) 1,285(21.5%) 1,867(31.3%)   513(8.6%)   562( 9.4%) 207(3.5%)
森吉町  5,581(100%) 1,780(31.9%) 1,359(24.4%) 1,540(27.6%)   307(5.5%)   392( 7.0%) 203(3.6%)
阿仁町  3,311(100%) 1,061(32.0%)   832(25.1%)   852(25.7%)   220(6.6%)   199( 6.0%) 147(4.4%)
無回答 * * * * * * *

※小数点以下第2位で四捨五入しているため各欄の集計は100%にならない。上掲の数字は合併事務局から協議会に示された唯一の資料。協議会終了後、白票を加えたパーセンテージがマスコミに公表された様だが、白票は意思表示をしない権利放棄とみなし、カウントに入れないことに合意した(%の出し方に異議を唱えた合川町の和田委員も数字の評価は、白票を加味しなくてよい旨の発言をしている。当然のことだが…)ので、新聞報道の%(白票をカウント)とは異なる。

1月7日 森吉町新年祝賀会

 森吉町と町商工会主催の新年祝賀会が6日、町コミュニテイセンターで開かれ、約150人の参加者が記念講演と祝宴で新年を祝った。
 祝賀会では初めに国家を斉唱した後、松橋町長が「町村合併が今年の最大の課題」などと挨拶、来賓祝辞に引き続き、記念講演に移った。
 記念講演では県商工観光課の大石勤政策監が「滞在したくなる観光地づくりを目指してー観光振興の展望と展開」と題して語ったが、
2/3は胡麻擂りと、1/3が自分の知識のひけらかしで、しかもダラダラと論点が絞り込めず、大変耳障りな1時間半だった。
 とかく役人の話など、自己の責任回避が前提にあるので、あんなものかも知れないが、講師の選定にも問題があったのではないかなぁ…

1月6日 夜間通行止め続く 上小阿仁村南沢県道

 上小阿仁村南沢の県道杉沢・上小阿仁線で先月28日発生した土砂崩れの仮復旧作業が30日午後3時半頃終了し、夜間(午後6時〜午前8時)を除き、片側交互通行できるようになり、奥地に取り残された八木沢集落(9世帯、19人)の孤立は回避されている。しかし今後の対応については、県と協議することにしており、本格復旧は雪解け後と見られている。

 作業では、斜面や道路に残った土砂や大木の根、倒木を撤去。路面に土を盛り、砂利を敷き詰めた。土砂崩れした側の斜面約25bには落石防止対策として、高さ2bの矢板を打ち込み、反対側にはガードレールを取り付けた。アスファルト面までは掘り下げていないが、幅員3.5bを確保、仮復旧させたもの。

1月5日 消防団出初め式

 4日は各町村の消防団出初め式が行われた。森吉町消防団でも、午前9時町役場駐車場に勢揃いした第1〜第7分団までの団員230名が団旗を先頭に七曲・新町・横町・本丁・新丁・大杉・旧病院通りを経て町コミュニテイセンターまで、威風堂々の分列行進をした。
 引き続き10時からはコミュニテイセンターで式典を挙行、永年勤続表彰、昇格団員への辞令交付、新入団員の紹介などを行い、今年1年間の無火災・無災害・無事故を祈念して、式典を締めくくった。
 例年だと寒風吹きすさぶ中での分列行進が常だったが、今年は暖冬で朝方降った雪も溶け出し、ここ30年来では経験したことがないような暖かな出初め式となった。
 また陽気に誘われた訳でもあるまいが、例年行われている新入団員への辞令交付の際、6人の新人が登壇して、イザ交付となったら事務当局が“辞令”を準備するのを忘れていたことが判明。しばし中断したが結局、辞令交付なしの前代未聞の“新入団員紹介”へと、急遽変更となった。
 今日は御用始め、平成16年の“お役所仕事”の始まりだが、職員一同心して職務に精励してもらいたいものだ。

1月4日 合川町の成人式

 合川町の成人式が4日、同町農村環境改善センターで開催される。同町では、大勢が参加できるようにとの配慮から毎年、帰省者の多い正月に実施されている。
 対象者は昭和58年4月2日から、同59年4月1日までに生まれた町在住者および合川中学校卒業者で、男53人、女41人の計94人。
 本日は午前10時から受け付け開始、式典は同10時半から。成人記念作文コンクールの受賞者による作文の発表などが行われる。午後2時からは、サンシャインあいかわで「新成人のつどい」が開かれる。
 しかし県内のほとんどの市町村は、華美な晴れ着での出席は多額の出費を伴うことや帰省客の多さ、また通例として式終了後の同級会や懇親会で飲食を伴うことから、対象者が満年齢の20歳に達する、お盆に成人式を行っている。

1月3日 鷹巣町・綴子大太鼓たたき初め

 世界一の大きさを誇る鷹巣町の綴子大太鼓のたたき初めが2日、大太鼓の館で行われ、綴子上町と下町の各保存会メンバー計約40人が、今年最初の雷鳴を轟かせた。
 たたき初めは、大太鼓を展示する同館への誘客と、1年間の安全を祈願し平成2年から行っている新春恒例行事で、今年は15回目。

1月2日 17日から森吉山樹氷祭り

 森吉山(1454b)の樹氷祭りが今冬も1月17日から3月7日まで、森吉山阿仁スキー場(阿仁・森吉町など主催)で開かれる。今回は「県北地区冬祭りのスタート」と位置付け、これまで最終日に行っていた雪中花火などのイベントを初日へ変更、大々的にオープニングセレモニーを行う予定だと言う。
 ゴンドラ山頂駅舎(1167b)まではスキー場のゴンドラに乗車、降車後圧雪された道を5分ほど歩くと観賞スポットの「樹氷平」に到着し、眼下には高さ4bを超えるアオモリトドマツの樹氷群が広がる。
 同駅舎からの周回コースは1周約30分ほど。ゴンドラ運行時間は午前9時から午後4時(下りは午後3時)。往復料金は大人1500円、小学生以下750円。かんじきの無料レンタルも行う。

1月1日 鷹巣阿仁部の人口と世帯数 12/1現在

 新年明けましておめでとうございます。皆様の御多幸をお祈り申し上げます。
今年は24年ぶりで、雪のない穏やかな、お正月を迎えました。本年も御愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

町村 人口計 前月比 世帯数計 前月比
鷹巣町 21,167人 21人減 7,739世帯 1世帯増
合川町  7,697人  3人減 2,284世帯 1世帯減
森吉町  7,548人  1人減 2,501世帯 3世帯増
阿仁町  4,132人 11人減 1,459世帯 1世帯減
上小阿仁村  3,176人  4人減 1,106世帯 3世帯減

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