大阪鰹節青年團 いろり会 食育事業

生徒達から送られた心のこもった感想

【開催日】 平成18年6月5日(月)
【内  容】 日本料理の良さを子供達に知ってもらうために京料理「たか木」包宰 高木一雄氏による料理の基本である鰹節をたっぷり使った料理の実演講義を行いました。
その中で、子供達は昆布と鰹でダシを取り、卓上削り器で本節を削り、昆布と鰹のダシの相乗効果を体感してもらいました。
また、いろり会と昭和会による鰹節と昆布の講義を行いました。
【場  所】 芦屋市立朝日ヶ丘小学校 家庭科教室
【対  象】 芦屋市朝日ヶ丘小学校6年生(2クラス)
【協  力】 大阪鰹節類商工業協同組合 全国鰹節類青年連絡協議会
大阪昆布昭和会 

最初に高木一雄氏から和食についての説明。
子供達は鍋に高木氏持ち込みの水と昭和会持ち込みの道南産の天然昆布を入れ、ゆっくり加熱して昆布ダシを出していきます。
この間約30分ほどありますので、いろり会は鰹節の説明と本節の手削り体験を行い昭和会は昆布の講義を行いました。
いろり会の講義では全鰹青情報宣伝委員会作成の資料(鰹節あれこれ鰹節の歴史鰹節のできるまで)と大阪鰹節類商工業協同組合の『日本伝統の味、かつお節』を配布して話しました。
大阪昆布昭和会はパンフレットに沿って昆布の種類や流通、産地、健康効果などの説明をしました。
卓上の削り器での本枯れ節の削り方を教え、子供達は各テーブル4人で一本を手削り体験。
子供達は私達が考えているよりこの削り作業を楽しんでいるように感じました。
講義終了後、子供たちは昆布だけで取ったダシを試飲。

その後、本節の花かつおを入れ、一煮立ち(おひたし用だしの為、二番だしのとり方です。)して再び味見。
昆布とかつおのダシの旨みを体験。旨味成分グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果を実感しました。
このダシに塩、醤油、味醂を入れて冷ましておきます。

壇上では高木氏による一番だしに塩、醤油を加えての吸い物の汁の作り方、季節によって塩と醤油の割合を変えるプロの技なども教わり、こちらも試飲。
子供たちの口からあまりのおいしさに驚きの声が自然で出ていました。

次は小松菜のおひたしを作ります。 軽く塩茹でして水で洗い、しぼってから適当な大きさに切ります。そして先ほどのダシに浸します。
器に取り分けて自分たちで削った鰹節をふりかけて出来上がり。
みんなで小松菜のおひたしを食べて、何人かの生徒に感想を聞きました。
素直に昆布とかつお節のダシの旨味の相乗効果を感じてもらえたり、鰹節削りを楽しんでもらえたり、残った本節を分けるために叩き割った本節の断面を見て本当にガラスのように堅いということを実感してもらえたり、何より和食にはかつお節は不可欠で意外に簡単に本格的なダシが取れることを知ってもらえたようです。
子供達が今回勉強したことをこの場だけでなく家庭でも復習して御家族の方々にも体験していただくために道南産の天然昆布(昭和会配布)と本節の花かつおをセットにして持ち帰ってもらいました。
この度、いろり会としては初の試みの活動でしたが実際に行っていろんな事を勉強せていただきました。
最後に今回お世話になりました芦屋市立朝日ヶ丘小学校6年生のみなさん、教職員の皆様、大阪昆布昭和会の皆様、そして高木一雄様ありがとうございました。

〜成果と今後〜

     休日の街中でのイベントではなく、学校での授業であるため、子供たちの学ぶ意欲と真剣さが感じられました。

     子供4人に1本の背節(300g以上)と1台の削り器(いろり会備品)を与えたので、全員にじっくり削りを体験してもらいました。全員が初めての体験で、カンナは新品を使ったので花立ちもよく、子供たちは興奮しながら懸命に削っていました。自分で削ったものを自分たちで取ったダシに浸した小松菜のおひたしの上に山のように振りかけ、口いっぱいにほお張っていました。背節の2/3ほどを時間内で削り上げ、残りは自由に持ち帰りとすると、取り合いになっていました。

     鰹節はガラスのように硬いこと、簡単で体に良くて美味しいこと、昆布と相乗効果があること等、レジュメやパンフレットを駆使して講義を行い、子供たちも真剣に聴いてくれていましたが、実際に見て、触れて、食べて、感じとることの優位さがよくわかりました。

     おいしい、美味しい、オイシイ、子供たちの歓声に、われわれが感動させられました。

     内容が盛り沢山であるため、時間配分については、入念な事前打ち合わせと回を重ねていくことが必要です。今回も2組目の授業のほうが段取りよく行えました。

     家で親が鰹節で出汁をとっていることを知っている子供は、それぞれのクラスで2〜3人しかいませんでした。「今晩、お家の人の前でもう1度復習してみてください」と、花かつおと昆布のセットを持ち帰ってもらいました。各ご家庭のからの反響は未だ明らかではありませんがが、大いに期待できるのではないでしょうか・・・

     大成功だったと総括できます。なんとかして、いろり会の継続事業としていきたいと考えています。

今後も大阪鰹節青年團はこのような活動を引き続きしていきたいと考えています。
このような体験学習をご希望の学校ならびに団体等は下記アドレスまでご連絡下さい!
osakakatsuobushi@diary.ocn.ne.jp
詳細を打ち合わせ後、訪問させていただきます。

※日程や開催場所等の諸条件により実施できない場合もあります。
生徒達から送られた心のこもった感想