寒狭川(豊川上流)リバーガイド
★寒狭川(滝神社〜水道橋上流)
水質は河川調査でも10指に入り、降雨3日後くらいの落ち込みは「スパーリング・ソーダ水」の中にいるようで、沈してもあまりの気持ちよさに、ロールをするのも忘れてしまいそうになる気分です。
6月〜9月いっぱいくらいまでは、鮎釣り師の姿が目立ち、地元のパドラーも出来るだけ、ツーリングを自粛しているので、ビジターの皆さんも、無用なトラブルを引き起こさないようにご協力をお願いします。
この区間は渓谷を流れるので、アクシデントが発生した場合も、アプローチできる場所も限られますから、十分注意して下さい。

★寒狭川---------→観測所水位はココを参照


@スタート(滝神社)(H14.3.9撮影)----地図へ----
・左が上流(放水口あり。注意のこと)  ・右が下流(2又に分かれている)

スタート地点直後に大きな岩が中州を作り流れが左右に分かれています。左岸寄りが本流です。右岸寄りは水量も少なく、岩が多いので危険です。
本流の水量が少ないときほど流れは右寄りになり、艇は中州の岩に向かって押しつけられるので、初心者は注意が必要です。

・神社下(左岸側)(H14.3.9撮影)
神社下の瀬を下流左岸エディーから撮影
(石田観測所水位:-0.18m)
豊川の数少ないホールのうちで最も遊べるホール(ウエーブ)です。水量によりウエーブ、ホールと変化をするため、ロデオパドラーは1日中遊んでいる事もあります。

石田観測所水位情報で観測所水位はココを参照
-10〜+20cmまあまあ
+20〜30Cmがベストコンディション
+30〜50Cmウエーブ
+50Cm以上は無くなります
神社下の瀬から10mほど下流のちょっとした落ち込み。

水位が-0.20m前後で落ち込みが出来ます。

Aサーフィンウエーブ。(H14.3.9撮影)----地図へ----
神社下から100mほど下ると真中に大きな岩で出来た中州によって流れが二股に分けられます。
本州は左岸側。ここには安定してウエーブが発生します。対して大きくはないのです初級者のサーフィン練習にはGOODな場所です。
中州より左岸下流を撮影 中州よりサーフィンウエーブを撮影


A-1、マイクロホール(H14.3.9撮影)
サーフィンウエーブから、さらに2・300m下るとマイクロホールが現れます。
水位が上がると初級者には結構楽しめるホールになります。ただ、ちょっと浅いのが難点。
マイクロホールを左岸下流より撮影 マイクロホールより下流を撮影


B旧国道151の橋(H14.3.9撮影)----地図へ----

マイクロホールを越えると旧国道151の橋が見えてます。
色は赤色です。












C懺悔(ざんげ)の瀬(私がブローチングした瀬です。)(H14.3.9撮影)----地図へ----
スタート地点から最初の橋になる、旧国道151の橋をくぐり、しばらく進むと左岸よりに流れが変わります。全体に浅く、岩も多いので進入路が分かりづらいので慎重に本流を見極めて下さい。本流がさらに右岸方向に流れを変え、最後は右岸よりに集中して、落ち込むという場所です。
下流から上流を見た写真
(黄色の艇の左横の岩に張りついた)
私本人です。ブローチングの瞬間
H12.5.13撮影
※ブローチングの詳細については恐怖体験談をお読みください。
コチラをクリック--------→Click!


『ざんげ』の由来
カヌーを始めて間もないとあるカヤッカー(実は自分)が、川にも慣れてきて「俺ってカヌーの天才かも・・・」とルンルン気分でツーリングしていて、ここでブローチングを体験し、初めて川の秘められたパワーを知り、「神様、これからもう川をなめたりしません、どうか助けて下さい」と懺悔したところ。ヾ(@゚▽゚@)ノあはは
ざんげの瀬の下流にて


D国道151の橋&アングル----地図へ----
スタート地点から二つ目の橋『鳳来大橋』が見え出すと、川底は一枚岩の岩盤になり、川の中央部が岩の裂け目で深くなっている。橋の手前から水深が均一になり、全体が浅くなるので慎重にルートを探すこと。
瀬の最後は直角にカーブし出口に右写真の岩があります。平常水位(0cm)で少し頭を出すくらい、渇水期(-20cm以下)には下の写真のような状態です。岩にぶつかったり、返し波でバランスを崩したり、曲がりきれずに乗り上げたりと初心者の方は注意が必要です。岩がかぶるくらいの水位(+20cm以上)の時には、岩の下側はエンダー、スターンカットのポイントになります。
・国道151の橋(H14.3.9撮影) ・アングル(H14.3.9撮影)
国道151の赤い橋を越えると瀬が始まる。 瀬の最後、直角カーブ(中州より右岸を見る)

→サーフィンポイント
アングル(直角カーブ)のすぐ下流にちいさなウエーブが出来ます。このウエーブはエントリーがしやすく、初級者のサーフィン練習ポイントです。自分も始めてここでサーフィンが出来ました。


E洗濯板の瀬(H14.3.9撮影)
洗濯板下流右岸より上流を見る。
----地図へ----


全長200Mほどの長い瀬、増水時(+20以上)には連続して波が高くなり、写真中央の岩の後ろがホールになり、水位によってはキーパー気味になることもあります。また、渇水時は岩が頭をだしているので注意が必要です。
増水時に沈脱した場合は、次の牛淵まで流されることも有ります。
渇水時は左岸よりが浅くなります。







F牛淵(瀞場)
向こうに見えるのが牛淵橋
(H14.3.9撮影)----地図へ----


洗濯板の瀬を過ぎると石積みの橋脚のJR飯田線の鉄橋が見えてきます。ここは流れが穏やかになり、渓谷の雰囲気を味わう事が出来ます。左岸よりから「宇連川」が合流しており、カーブを曲がると赤い「牛淵橋」がかかっています。合流場所から上の台地に小径が付いており、「長篠城跡」に出られるます。










G墓石の瀬(H14.3.9撮影)----地図へ----
牛淵を越えると、流れが左右に分かれ、本流は左岸より。右岸よりも下れないことはないが水量が少なく、ライニングダウンを強いられる。
本流を行くと流れは緩く右にカーブし、瀬の中間、落ち込みの後ろ左岸よりに細長い岩(墓石みたいな岩)が横たわっているので、あまり左岸よりにはコースを取らない方がいい。後半(写真右)に落ち込みがある、水量が多いときはストッパー・ウェーブも強力になります。

瀬尻はフェリーグライド、ピールアウト、エディキャッチ、スターンカットなどの練習に最適です。
墓石より上流を撮影 墓石の落ち込み
本流下流より瀬の中間部分を見る。 瀬尻から上流を見る。


H喫茶店の下の瀬
瀬の最後の書面の岩(アンダーカットロック)
(H12.5.13撮影)----地図へ----
豊川上流部では数少ないアプローチ可能な場所の一つです。左岸の小径(足場が悪いです)を上がると今は廃業して営業はしていない喫茶店の跡があり、車の駐車スペースもある。ここを過ぎると大きな瀬もなくなるのでファルト・ボートの方はここをスタート地点にすると良い。
瀬の入り口に条件がよいと安定したサーフィンウエーブが出きます。
瀬の最後は右に直角にカーブしており、水の多いときには本流が正面の岩にぶつかっていきます。岩はアンダーカット状になっているので、初心者は早めにカーブ内側(右岸より)のエディに入るようにしましょう。





Iゴール----地図へ----
水道橋の上流でゴール地点です。左岸(写真でいうと右側)から道路に上がる小道があります。
ゴール地点(真中の岩の上で休憩が出来ます。)