第2章 初練習(初めての沈)
野宴会カヌー班2軍オフ2000in豊川 |
初日(H12.3.26)天候:曇り時々雨のちあられ 場所:豊川(桜淵公園) 水位-0.2m 2名
いよいよ、リバーカヤック初体験の日が来た。(平成12年3月26日) (スクールに入ろうかと思ったがスクール日程がどうしても合わず、2人での練習となったのである。) 昨日から低気圧の影響で寒の戻りというか、朝からとても寒くまるで冬に逆戻りしたかのような日である。 コーヒーを飲みながら新聞に目を通すと、 『オホーツク海の低気圧が張り出して冬型の気圧配置となる。26日は本州上空に寒気が入りこみ、寒さが強まる。飛騨は大雪。平野部も北風が強く、雪の舞う所もある。』 な〜んてな記事が目に飛び込んできた。 やまさん「なんじゃ、こりゃ。大雪・・・・・・・・(この活字が目を直撃した瞬間に体が固まってしまった。)」 ちょっと不安になり、一緒に行くはずの谷山兄に電話してみる。(谷山兄とはフォーラムで知り合った仲間である。) トゥルルル〜、トゥルルル〜、ガチャ・・・・・・「はい○○です。」 やまさん「おはよ〜〜、今日こんなに寒いけど行く?」 谷山兄「当然行きますよ。」(谷山兄はいたって元気である。こんな寒さなんか気にしてないようだ。) と、こんな会話で始まったカヤック初乗艇、この後起きる出来事はまだ誰も知らないのである。 -----------------桜淵公園------------------ 約束時間はAM10時、しかし、どうにも待ちきれない私は早めに家を出てしまった。着いたのはAM9:10分・・・・ やまさん「こりゃ、ちょっと早く着きすぎた。まあいいや、浮力体でもいれて待ってればじきに時間がくるさ。」と、独り言をいいつつ準備に入る。
なんて思いつつ、準備をしていると、そこへ谷山兄到着。 谷山兄「どうもどうも、やまさん(^^)」(相変わらず元気印の谷山兄である。) 二人で世間話をしながら、準備をすすめる。 さあ、問題のスプレイスカートだ。前週の日曜日にしっかりと自宅の庭で練習した成果がここで表れる。とりあえず、陸上での練習となり、二人ともやってみる。 1回目・・・・・・・失敗。 2回目・・・・もうちょっとで出来る。と思った瞬間・・・・・外れた。 ちくしょう!練習の成果はどうなったんや。 こころの中で思いつつも気を取り直して3回目・・・・・・。よし!できた!!ぴーす V(^0^) 横を見ると谷山兄は孤軍奮闘している。まだ出来ないようだ。そこで私は素人といえどやはりカヤックの先輩である。T氏にコツを教授(えらそうに・・・・(^_^; アハハ…)してしまった。なんとかT氏もスプレイスカートを装着できた。 今度はパドリングの練習である。フォワードストロークの陸上練習。 (はたから見るとなんともマヌケに見えることだろうなぁ。) そして、いよいよ川へ漕ぎ出すこととしたのである。
川に漕ぎ出すと思ったより簡単に前に進むことが出来る。はじめはクルクル回ってばかりだと聞いていたのに・・・・・俺ってセンスある!?なんて思ってしまった。と見るとT氏はゼンマイ仕掛の玩具のように水面をクルクル、クルクルクルクル、クルクル、クルクル、クルクル、・・・・・・。 笑ってはいけないと思いつつ笑ってしまった。(ゴメン谷山兄) そんなことをしているうちに、 「危ない!!」と、思った瞬間に、沈である。浅瀬で沈した(水深30cm)ため、完沈にはならなかったが上半身はずぶぬれである。それでも谷山兄は沈などにめげずに根性一発再度フォワードストロークの練習である。しかし、クルクル、クルクル、クルクル、クルクル、クルクル、クルクル・・・・・・・・。どうしても、前にすすめない。 再度、陸上にてフォワードストロークの練習である。あまりやっていると肩は凝るし腕も疲れて来る。ここらで休憩となった。 ----------------休憩-------------------
昼ご飯を食べていると、にわかに空が曇りだし、雨??いや違う。雪??ちゃう。みぞれ〜〜〜〜。 急に冷え込んできて堪らず焚き火で暖をとる。 なんて日だ、やっぱり天気予報は正しい。こんなことを感心してる場合じゃない。でも焚き火の力はすごい。冷えた体がどんどん温まる・・・・。 -----------------休憩------------------
途中で、スイープの練習、リバースストロークの練習等をいれながら、漕ぎあがっていった。すると練習にはちょうどよさそうな1級の瀬が見えてきた。ここでストリーム・インとストリーム・アウトの練習をする。 下りながら、ドローストローク、スカーリングの練習をしようということになり、ドローストロークの練習をしていた時である。パドルを横方向に大きく出した瞬間・・・・・・・ 「あれ?」と思う間もなく、艇が傾く・・・・・。 こらえようと思う間もなく・・・・・・・・・・・・・・ あえなく沈!!・・・・・・・(完全なる租沈である。(>_<))
ここからが問題だった。ロール・・・・頭をかすめるが、練習もしたことがない。出来るはずもない。仕方がないのでイメージしたとおりに沈脱を試みる。スプレイスカートの前を引っ張り腰から抜け出す。思ったよりも簡単だ。パドルはしっかりと握っていた。結構、自分ナリには冷静でいられたように思う。 どちらかというと谷山兄の方が慌てたらしい。(それだけ見事な完沈だったのである) その後、水上でスターン側から乗りこむこともできた。しかし、艇の中にたまっている水が出せない。しかたなしに岸に辿り着き、水出しをして、落ちつくためにもタバコに火をつけ、「ふう〜〜〜〜っ」と、気を落ちつかせる。本当に簡単に沈するものなんだなぁ。これが初沈の感想である。何事も経験が大事と思うと同時に「毎度、沈脱はかなわないから、絶対にロールを覚えなければ」と、心に誓うやまさんなのである。 ここからの、川下りは周りの景色を見る余裕も出来(1回沈すると、不思議と沈に対する恐怖心がなくなるものである)楽しめた川下りであった。 そういえば、漕いでいる時はあまり寒さを感じなかったなぁ。 駐車場付近に戻ってきて、記念撮影をして初カヤックの終了となったのである。
教訓:何事も経験が大事である。聞くとやるとでは大違い。やまさん 最後に、いろいろ教えていただいた、akiちゃん、おけいこさん、ジンさん、神宮司大佐さん、真由美さんには大変感謝しております。ありがとうございました。記念すべきリバーカヤックの第1歩を踏み出すことが出来ました。m(__)m 一緒に行っていただいたK氏にも感謝!! おまけ 帰りに近くの八名温泉に浸かり疲れを癒しての帰宅となりました。
鉄泉やサウナ等があり、入泉後はマッサージ機がただで使えます。値段は大人800円、子供400円でした。 第3章 増水した川・・・・・・・・・・・→ |