2000/7月 出撃記録(8日)




★18日目
7月2日(日)天候:晴れ 豊川上流(牛渕下流付近)5名 
水位+0.05〜+0.04(石田水位)


今日は、午後から用事があったので、午前中のみの練習であった。
今日もゲートの練習である。
分流が合流する地点にゲート設置したため、
結構難しいゲート練習となった。時間にして2時間ほど練習して川を後にした。
反省:この日は気温が高く、半そで、半ズボンでカヤックに乗ってたら
沈してばかりいたので、途中でとても寒くなり力は入らないし
気持ちは悪くなるし、車に戻って体温が徐々に回復すると
気持ち悪さも取れてきた。ハイポサーミアにかかっていたらしい。
気温は高くても水温は低い。気をつけよう。
ダウンリバー中でなくてよかった。



★19日目
7月5日(水)天候:晴れ 木曽川(大濠〜桃太郎港)5名 
水位+1.68〜+1.69(今渡水位)


2回目の木曽川ダウンリバーである。
大濠、3点セット、観音のウエーブは水量が多すぎて
すべて、つぶれていた。富士の瀬だけは大波が出現して
ジェットコースターが楽しめた。
一緒にいったチャッキー氏は、富士の瀬できれいなサーフィンを決めていた。

天気はよかったのだが、自分自身がちょっとスランプになっていて、
思いっきり楽しむことが出来なかった。
スランプというのは、ロールがうまく出来なくなってしまったのだ。
流水でロールしようとしても、一度で起きれない。
ロールが出来た頃は、考えないでも出来たのに・・・・。
ロールに不安があると、瀬に入るのも躊躇してしまう。
脱して流されたら皆に迷惑かけちゃうし・・
なんてこと考えてると、ついつい消極的になっている。
う〜〜ん、これは何とかせねば。
流されても迷惑かけない場所で練習するしかないか。
ちょっと悩み気味・・・・(×_×;)シュン



★20日目
7月9日(日)天候:晴れ 豊川(桜淵公園&江島橋〜当古橋)9名 
水位-0.10〜-0.12(石田水位)


今日は、クラブのメンバーの進水式を行うことになっている。
リバーカヤックに初めてのるメンバーだ。以前、ファルトボートに乗っていたので
ある程度のパドリングは出来るはずである。
AM10:00に桜淵に到着すると、彼はすでに来ていた。
進水式の恒例の儀式であるビールかけを行い、とりあえず、
桜淵で練習だ。しばらく、練習をしておおよそ真っ直ぐ進めるので、沈脱の練習をした。
これもクリア。ついでに、ロールの基本を教えておいた。
もう一人はファルトの進水式である。
こちらは、到着が遅れたので、進水式はなし。

ネットで知り合った、こがいさん夫婦+ベルとも会うことができた。
掲示板等でのやりとりをしているため、初対面という感じがしない。

我が家はサニベルとケンドー、女房と小学4年の息子はサニベル、
私はケンドーである。

リバーカヤック初心者の彼がおおよそ真っ直ぐ進めるので、
当初の計画どおり、静水リバーツーリングをすることとなった。
ツーリング区間は豊川の江島橋〜当古橋までの約8kmである。
鮎釣り師も想定し、瀬はライニングダウンすることにしていた。

メンバー構成は、
やまさんファミリー(私)      ・・・リバーカヤック(ケンドー)
         (かみさん、息子)・・・ファンカヤック(サニベル)          
H氏                ・・・リバーカヤック(スパーク)
こがいファミリー(こがい夫婦+ベル(犬)) ダッキー(リンクス2)
谷山兄               ・・・ファルトボート(ウムナック)
レイジ               ・・・ロデオボート(レイジ)
M氏                ・・・スラ艇

9名+1匹、総勢7艇のツーリングとなった。
こうしてみると、さまざまな艇でのツーリングだ。
カナディアンをいれたら、カヌーの種類勢揃い?
あっ、シーカヤックもあるなぁ。

スタート地点である江島橋へ車で移動して、レイジさんと私で
ゴール地点に車を回送しておく。

さあ、いよいよスタートだ。
私を先頭に最後のサポートをレイジさんにお願いしてスタートした。
最初の瀬から鮎釣り師が多い。いきなりのライニングダウンを強いられる。
江島橋から下流はほとんど流れがなく。多くが瀞場だ。
向かい風も強く、漕いでいないと進まない状況である。

所々の0.5級の瀬では鮎釣り師、瀞場では向かい風に
悩まされつつ、何とか下って行く。

車が入れる川原も多く、水浴びをする人たちがたくさんいた。
川のなかの人を注意深く、よけながら行く。

我が家のサニベルは、超不安である。
なんといっても、漕ぎ手がかみさんと息子であり初のツーリングなのである。
予想通り、向かい風になると、どんどん遅れていく。
仕方なしに、本来はレスキュー時に使うレスキューベルトを
牽引ロープにして、私がかみさんと息子の乗っているサニベルを引っ張ること
になってしまう。
何のためのレスキュー道具なんだろう。って気がしてきた。

まだ、艇だけの抵抗ならいいが、息子は艇からおりてサニベルの後ろに
へばりついて泳いでいる。
この抵抗がむっちゃ大きいのだ。
まあ、女房子供が喜んでくれれば、
親父の疲れなんか、どうでもいいことなのだが・・・。
ちょっと辛いなぁ。

他のメンバーは、さほど問題なく進んでいく。
今回の初ツーリングメンバーは
こがいファミリー、やまさんファミリーである。
他のメンバーは、ツーリングの経験のあるものばかりだ。
その点、安心ではあった。

途中で息子は、谷山兄のファルトに移り邪魔をしていた。
(迷惑かけました谷山兄さんM(_ _)M)

しかし、静水での8kmツーリングは疲れますなぁ。
私の場合は家族サービスがメインだったのでよかったけど
他に付き合ってくださった皆さん、ありがとうございました。

静水ツーリングは、風のない日で鮎釣り師がいないときに限りますね。
静水での風は難敵でした。
でも、たまには、のんびりツーリングもいいもんです。

ゴールについて見ると、皆の顔が赤いこと赤いこと。
日焼けでまっかっか。今晩のフロは辛いだろうなぁ。

今度は、もうちょっと瀬のあるツーリングにしようっと。



★21日目
7月15日(土)天候:曇り 豊川(桜淵公園)初心者スクールお邪魔 
水位-0.15〜-0.15(石田水位)


今日は、午前中いかだカーニバル参加のために、いかだ作成。
午後から、初心者スクールを邪魔しにいった。
結構、面白かった。スクールに行くと基本を再確認する意味で
非常に勉強になる。これからもダウンリバーしないときは邪魔しに行こうっと。



★22日目
7月16日(土)天候:晴れ 豊川(桜淵公園&牛渕橋下流)たくさん 
水位-0.17〜-0.17(石田水位)


AM8:00から桜淵公園で基礎練習をする。こがいさん夫婦と一緒に
弁天橋まで漕ぎあがり、基礎練習。
午後から、PM4:00まで牛渕橋下流でゲート練習をする。
さすがに基礎練習は疲れた〜〜。



★23日目
7月20日(木)天候:晴れ 寒狭川(神社下〜水道橋)5名 
水位-0.18〜-0.18(石田水位)


谷山兄と久しぶりのダウンリバーだ。いきなり神社下の瀬を見て
「今日はダウンリバーを止める。」と言い出さないか心配である。
釣り師も多いだろうし、竿をかいくぐって行くか〜。
メンバーは5名になり、ある程度安心して下ることができる。
ダウンリバー経験者は私を含め、3名。後の2名は初のダウンリバーである。
いささか心配にもなったが、「いざとなれば鮎師に助けてもらえばいいか」
なんて、楽観的に考えていた。

最初の神社下の瀬の上流部には案の定、老齢な鮎師がいた。
これがまた、頑固な鮎師で私たちの顔を見ただけで
「帰れ」と言う風に×印を手で作り、挙句の果てに犬、猫を追っ払うような
しぐさで「シッ、シッ」とやられてしまった。

でも、ここで引き下がるわけには行かない。
話をしに鮎師のところへ行って、「迂回するから通してくれ」といっても
全然聞き入れてくれない。
「なんちゅ〜、頑固な鮎師だ」と思いつつ、それでも下手にでて交渉すると
ポーテージしていくならよいとのこと。
楽しみにしていた神社下であったが、ここで言い争ってもしかたがない。
やむなく、ポーテージして瀬を迂回することにした。
他にもたくさん鮎師はいたが他の鮎師は気持ちよく
「すみませ〜〜ん、通してくださ〜い」というと、ニッコリ笑って通してくれる
友好的な人ばかりであった。やさしい鮎師の皆さんありがとう!!

瀬を下ることは諦めたが、瀬の下流は鮎師には関係なかったので、そこで遊ぶことにした。
水量も少なく、パワー不足であったが初心者(私を含め)にとっての
基礎練習にはちょうどよかった。
この前からのロールスランプも何とか脱出傾向にあったので、
楽しめることができた。やはり、ロールというのは「早く起き上がろう」という
意識が強すぎて、ヒップスナップのタイミングがバラバラであったようだ。
自分では、ちゃんとやってるつもりなのが、他人からみるとよく分かるらしい。
そこのところを注意してロールすると、流水の中でもロールが出来る。
これでロールスランプ脱出だ〜〜。

その後、スカウティングを繰り返しながら瀬を下って行く。
途中、エディーで待機してると、どこからともなく虫がよってくる。
よ〜くみると「アブ」だ。頭の周りや肩のところに止まろうととする。
その度に刺されるのが嫌なので、わざとひっくり返って水中に逃げる。
アブのおかげで、ロールの練習も出来てしまった。
この時期、虫が多く長袖のウエアーは必需品だと思った。

ロールに不安がなくなった分、ガシガシ漕いでたら疲れと
暑さで川から上がるのがきつかった。水の上は本当に涼しいと痛感した。
夏場は水遊びに限るなぁ。



★24日目
7月26日(水)天候:曇り 寒狭川(神社下〜水道橋)4名
水位+0.07〜+0.00(石田水位)


平日に仕事を休んでのダウンリバーだ。ロールスランプも何とか脱したことだし、思い切ってはじけちゃうぞ。水量も申し分ないし、大壕の瀬で挑戦だ〜い。サーフィンがうまく出来るといいなぁ。
ついでにエンダーも出来たら嬉しいよなぁ。
なんて、思ってたら前日からの大雨で木曽川の水位はグ〜〜〜ンと増えて2mを越していた。仕方がないので寒狭川に変更するも、こちらは思ったより水位が上がらず、せっかくの休みを無駄にした感じがした。

神社下の瀬も水位がないためイマイチでつかまりそうな感じになっていた。
あ〜〜あ、木曽川に行きたかったのに大雨のバカヤロー!!



★25日目
7月30日(日)天候:曇り後雨 寒狭川(牛淵橋)〜水道橋 4名
水位-0.04〜+0.04(石田水位)


今日は、午前中にかみさんの買い物に付き合い、昼からの出動となった。
桜淵にPM1:00頃つくと、昨日ロール講習を受けていたK君とK君(ダブルK?)が練習のために来ていた。静水もいいけど流水も経験させてやらねばと先輩として経験をさせてあげようとダウンリバーに行くことにした。
ただ、通常のコースでは長すぎるので、牛淵橋〜水道橋までの約1.5knのダウンリバーをすることになった。

牛淵橋の上流で体を慣らすため、軽い流れでフェリーグライド等の練習をしていると、上流からドンブラコドンブラコと見慣れた顔が流れてくる。「あっ、Gさんだ」
あれ?今日は四国に遠征に行っているはずだが・・・
よく聞くとガイド役の都合が悪くなり、急遽日程変更を強いられたらしい。
でも、内心はホッとした。Gさんと一緒に下れば怖いものなしだ。
レスキューもお願いできるし、本当にGOODタイミングである。
Gさんにカヤック3日目のK君をお願いして、自分はもう一人のK君と遊んでしまった。彼は6月から始めたばかりだが流水での経験があるらしく、結構上手い。
初心者はいいなあぁ。自分が最初にカヤックに乗ったときの感覚を思い出してしまった。
ほんの少しの流れに翻弄され、ヘロヘロになりながら下ったことを思いだした。
ロールスランプも脱出したし、川が楽しくて仕方がない。
でも、たまには家族サービスをしないといけないなぁ。
いつも川に行かせてくれる、かみさんに感謝!!




2000/8・・・・・・・・・・・→



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