2001/6月 出撃記録(2日)


★13・14日目
6月2日(土) 天候:晴れ 北山川(初日:音乗〜田戸)  7艇
         
使用艇:フォープレイ、ショック、ウルトラフュージュ、メソッド
6月3日(日) 天候:晴れ 北山川(二日目:音乗〜小松) 6艇

          使用艇:フォープレイ、ショック、ウルトラフュージュ、メソッド
ダム放水20t

キャンプ場(到着直後)
昨年の秋に予定していた北山川についに行けることになった。
(昨年は、台風の影響で北山川が大増水して中止になった)
豊橋を金曜日の午後8時に出発する。メンバーは4人+3人の合計7人だ。

フリーキャンプサイト
東名高速の音羽蒲郡から高速に乗り、名古屋からは東名阪を経由して三重県を目指す。自動車道を抜けると途中から山道に入り始める。大分、山に入ったところで道路端に動く物体を発見。よく見るとそれは「鹿」であった。山に食べるものがなくて里まで降りてきたのだろうか。その後も2頭ほど見かける。咄嗟にカメラを探すも見つからず、撮影を断念する。その後順調に車は進み、夜中の2時に「おくとろキャンプ場」に到着。ここはフリーサイトならテント一張り500円+一人あたり500円で利用できる。大きなテントに4人寝れば、一人あたり625円で泊まることが出来る。まあ、川原に泊まると思えば高いが水道、トイレの使用を考えると安いのではないだろうか。到着後、すぐにテントを設営し、明日のことを考えて就寝する。

こんな一コマも


翌朝、8時に起床。じじいは朝が早いのだ。実は今回の遠征は自分が最長老となってしまった。一番若いものとは一回り以上年齢差があるのだ。年齢差があっても一緒に楽しめるカヤックって素晴らしいと思いつつも、体力では負けてしまう若造に口で勝とうと心に決めたのであった。そのうち口でもやられちゃうんだろうけどね。



スタート地点の音乗
スタート地点に移動し、駐車場から北山川を眺める。小松ダムの放水が10時からなので、着いたときは、まだ放水が完全ではなく川には水がなかった。北山川はダムでコントロールされている川なのである。10時放水も観光の「いかだ下り」に合わせてのものなのだ。その恩恵にカヤッカーは預かっているのだ。暫く川を眺めていると、徐々に水位が上がってくるのが分かる。次第に駐車場から見える音乗の瀬がパワーアップしていくのが、目に見えてわかるのである。音乗は「いかだ下り」のスタート地点でもあるのだ。若い娘からおばちゃんおじちゃんまでがいかだに乗って下っていく。値段を聞くと一人6000円。この値段が安いか高いかはカヤックをやってる人とやってない人の価値観は違ってくるからなんともいえないが・・・・。



音乗の瀬、1段目(右岸より上流を見る) 黄色い声をあげて楽しそうに下っていきました。



音乗の瀬、3段目(左岸より撮影)

この日の放水は20t。音乗の瀬は3段からなり、一段目の落ち込みが一番キツイ。そこでバランスを崩して沈脱すると3段目まで泳いで下ることになる。幸い、僕らのメンバーは沈する者がなく(当然、脱もない)一段ずつ遊びながら下っていく。一段目を落ちた右岸よりには岩の上にカメラを構えたおじさんが陣取っていてカヤッカーの写真を撮っていた。(本当はいかだ下りを撮っていたと思う。)G.W.に小歩危(四国・吉野川)を下っていたので、怖さはあまり無かった。岩が絡むことなく、ルート選定も一直線なので比較的楽に下れた。でも、昨年の秋に予定どおり来ていたら沈脱していたかもしれないな。と思うような感じだった。




題して「いかだとアホ」



音乗で暫く遊んで、下っていくと岩から飛び込むことが出来る大岩があった。トッシーが飛ぼうと思って岩に登っていくと、そこへ「いかだ」がやってきた。でも、この「いかだ」はお客が乗ってない。これって練習なのか?まあ、いきなりお客を乗せてじゃあ、無理だろうからこういった練習も必要なんだな?って思った。







上滝(ナイアガラ)の瀬  当たり一面真っ白け



次は上滝。通称「ナイアガラ」である。下見をすると本当に一面真っ白け!ルートはここもほぼ真っ直ぐでよいのだが、実際に下ってみるとパドルで水を捉える感覚が少ない。やはり空気を多量に含んでいるせいか、これがホワイトウオーターたる所以なのか?でも「ふわふわ」した妙な感覚を味わえることも確かなのだ。







むささびホール(左岸より撮影)

でもって、むささびホール。初日は先客が2名だけだった。このホールは真中でサイドサーフィンするとがっちりとハマってしまい、身動きがとれなくなってしまう。まあ、上手い人は上手に抜け出せるのだが、僕みたいなへたくそは、動けずハマったままなのだ。強引にパドルを入れて舟を回すと、スタンが食われて沈!おもむろにロールで起きると・・・・・まだ、ホールの中。またしてもサイドサーフィンで捕まってる・・・・。おお〜い誰か出してくれ〜。ってな感じである。2回目は一生懸命舟を動かしてホールから出ることができた。う〜〜ん、ちと怖いぞ。上手な人はホールの入り口や出口で綺麗に回している。バーチカル系を難なくこなしているのを見てて「ほう。」ってため息がでてしまう。早く、上手くなりたいなぁ。

小松を過ぎると主だった瀬は下滝のみである。下滝は結構は迫力があった・・・。ここは下見をせずに入ったのだが・・・結構スリルとサスペンスがあった。さながら「アドベンチャー」ってな感じである。先頭を行ったトッシーが水先案内人の役割をしてくれたので、僕でも何とか下ることができた。下見をしないのも緊張感があってよろしい。(こんなことを書くと批判を受けそうだが)


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最後のお楽しみは「滑り台」これは、面白かった!舟は痛むけど絶対に経験してみるべきである。超おすすめ!!動画があるので良かったらご覧くださいな。2.22Mbです。はい。ISDN回線で、映像を開くのに約5分かかります。
『滑り台、待つこと5分、見れるの5秒!』
左の変な画像をクリックすると滑り台の映像が見れます。

(注)このムービーを見るにはQuickTimePlayerが必要です。

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瀞峡まで来た記念です。(愛艇のメソッドと)
ゴール地点はジェット船でも有名な「田戸」である。カナディアンとかファルトはここから下るらしい。ここの「目張り寿司」を楽しみにしていたのだが、遊びすぎて到着時間が遅くなってしまい、すでに店じまいをしてました。くっそ〜〜、食べたかったのに。あ〜残念。このメンバーだと田戸まで下ることは少ないだろうしなぁ。ひょっとすると、2度と食べるチャンスは巡ってこないのかもしれないな。とほほ・
・・。

最後に、田戸の川原から上の駐車場までの道のりはすっごく遠い。15kgのカヤックを担いで上がるのには並大抵の根性ではない。







2001/7、8・・・・・・・・・・・→