第4章 カヤック購入(店編)


(どこのお店でカヤックを購入するか)


 いよいよ、カヤックの購入である。思ったよりも簡単に陥落したかみさんを尻目にやまさんはルンルン気分である。

(さてと、大蔵省の許しも出たし何処で買おうかなぁ)
と、思ってはみたもののカヌーを売っている店がよく分かりません。そう言えば、近くにカヌーショップがある事を知りません。さてどうしたものか・・・・・・。とりあえず、近くの総合アウトドアショップを覗いて見ることにしました。

店内に入ると、夏場のせいかキャンプ道具がいっぱい。カヌーのカの字もありません。あちゃ〜〜、こりゃどうしたもんか、と思って見回すとありましたありました、フォールディングカヌーが。それも隅っこの方に立て掛けてあるではありませんか。それも、1艇だけ。まるでディスプレーのように見えます。

「こんなんじゃ、だめだな」と、一言つぶやきその店をあとにしました。
こうなると、やはり総合アウトドアショップはアテにできません。いままでいったアウトドアショップを思い巡らせて、「そうだ、たしかあそこにあったような気がする。」すぐに、車で10分ほどのショップに向かいました。

「確か、この辺だったよなぁ。」と、うろうろ車で探していると店の入り口に本物のカヌー(カヤック)が立て掛けてある店を見つけました。「あ、ここだ。ここだ。」駐車場に止めてある車には本物のカヌー、店の入り口にはカヤックが立て掛けてありました。店に入ると、中は以外に狭く、キャンプ用品やらウエアやらごちゃごちゃと飾らせていました。カヌーは無いのかな?と見回すと壁にポリ艇が2艇ほどつるしてありました。

「いらっしゃい」と声が聞こえたので振り向くと、人のよさそうな男の人が立っていました。「カヤックですか?」と聞かれたので、「ええ、ちょっとカヤックを見に来たんですけど・・・・、どんなんがいいですかね?」と聞いてみました。すると、店の横にあるテーブルに招き、コーヒーを振舞ってくれて、「そうですか、カヤックを・・・・」「ところで、どういう風に遊びたいと思ってるんですか?」と、以外にも店のオーナーはすぐにフネの売りこみにかかろうとはしませんでした。

それに答えて、やまさんは子供と一緒に簡単な川下りがしたいこと、湖畔キャンプ場で乗りたいこと、ホワイトウオーターは今のところ興味がないこと、ファルトは組みたてが面倒そうなこと、などを答えました。

「なるほど」と、オーナーは言いました。「そういう希望であれば、カナディアンカヌーかファンカヤックと呼ばれるものを手に入れるのがいいでしょうね。カナディアンカヌーは積載量も多いですからね、だけどカナディアンを操るのにはちょっと訓練が必要なんですよ。その点、ファンカヤックなら初心者でも十分楽しめる艇ではありますね」

どれくらいの予算が要るのでしょうか?」とやまさん、実はボーナス時期はまだ先なので、あまり高額だと懐が痛いのでした。

「フネは中古艇もあるんですが、カナディアンカヌーとかファンカヤックはなかなか中古がでないのが現状なんです。リバーカヤックなどは結構でるんですけどね。まあ、はじめての場合は、フネのほかにもパドルやライフジャケットは必ず必要ですよ。新艇のカナディアンだと20万〜30万くらい、ファンカヤックだと10万〜15万円くらいですね。これに、パドル、ライフジャケットをいれるとプラス4万円くらいですね。遊び方にもよるんですが、その他にヘルメットなども必要な場合がありますよ。とくに、ライフジャケットだけは安全のためにも必ず着用することですね。」

と、カタログを開いていろいろとアドバイスをしてくれました。
やまさんは、その晩、持ち帰ったカヌー・カヤックのカタログ類を眺めて、いろいろ考えました。

さて、ここからはいよいよカヤック購入に向けて、どんなカヌー(カヤック)にしたのか?を第5章にて書いていきます。


第5章 カヤック購入(どんなカヤックにするのか?)に続く・・・・・・・・




目次第3章 かみさん説得第4章 カヤック購入(店編)|第5章 カヤック購入(購入編)