加悦鉄道 1983

 京都府の日本海側、日本三景“天橋立”に程近い 国鉄宮津線(現在の北近畿タンゴ鉄道宮津線) 丹後山田駅(現在の野田川駅)から、 酒呑童子の伝説で有名な大江山の麓へ向けて、 加悦(かや)鉄道という総延長5.7kmの小さな私鉄が走っていました。

 非電化のこの鉄道の主役は4両のディーゼルカー。 いずれ劣らず個性的な車両たちばかりでしたが(キハ10はそうでもないか…)、 この時のお目当ては「キハ08型」。 これは、国鉄が北海道向けに、オハ62という客車にエンジンを乗っけて 運転台をくっつけるという荒業で気動車化させたもので、 元々の製造数も少なかったのですが、当時、動く車両は 加悦鉄道のキハ083の1両だけでした。

 実際に行くまで、その日どの車両が使われるのかわからなかったのですが、 丹後山田駅で待っててくれたのは、そのキハ08でした。 わずか半日たらずの滞在で、撮れたのはホンの数本でしたが、 今にしてみれば貴重なショット…カモしれません(ヘタっぴな写真ではありますが…)。
 加悦鉄道は訪れた1年半後の昭和60年4月に、静かにその幕を引きました。 あの車両たちは、今、加悦町内のSL広場で余生をすごしています。 ある意味、幸せな車両たちかもしれません。 いつの日かまた彼らに会いに、かの地を訪れてみたいものです。。。
 


左側に「写真館 メニュー」がご覧になれない方は、 ここ をクリックして下さい。