仙台市電、最後の新造形式となった400型は軽量化と不燃化とともに低コスト化が図られ、市販されている自動車用部品なども多用されました。
初期の車両は他形式同様に吊掛駆動でしたが、2次車・3次車はカルダン駆動車として登場。ところが最終増備となった4次車は吊掛駆動に戻っています。同一形式の中で駆動方式が異なるのはかなり珍しいと思われます。また、カルダン駆動車は仙台市電当局が設計した異径車輪の台車を使用していました。
都電8000型に似た外観で、大柄な印象を受けるデザインでした(但し実際の全長・幅は200型と同じです)。
仙台市電保存館では最後の新造車両となった415号とともに異径車輪台車を見ることが出来ます。