阿房と云ふのは、人の思はくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、
自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
用事がなければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
なんにも用事はないけれど、汽車に乗つて大阪へ行つて来ようと思ふ。
(特別阿房列車/内田 百)
プロローグというほどのものではないけど・・・
『タイ国へ行くこととなった。行くとなれば、彼の地の鉄道に乗りたいと思う。
なぜ、そうなるのかと聞かれても困るのだが、「そういう習性だから」としか説明のしようがない。』
と、ここまでは前回(タイ国阿房列車)の書き出しであるが、そのタイにもう一度行くことになった。
今回は盛岡に勤務していた頃、同じ担当にいた人たちとのグループ旅行である。
このメンバーとは盛岡での最後の年に一緒に函館へ旅行したのが始まりで、
その後、なぜか韓国、香港と海外へと転じ、その都度、声を掛けてもらってはいたのだが、
諸般の事情と言うヤツでなかなか参加することが出来なかった。
今回も実はちょっと危なかったのだが、幸いにもなんとかクリア。
晴れて参加の運びとなったが、それはそれとして行くとなればやっぱり鉄道には乗りたい。
我ながら困ったもんだ、とは思うが…
と言う訳で、今回は最初から鉄道での移動を含むツアーを選んでもらった。
とりあえず無理はしなくても列車に乗れる事は乗れるわけで、ありがたい事である。
もう一つ、鉄道がらみで気になることがある。
1997年の末にJR西日本からタイ国鉄に無償譲渡されたディーゼルカーが見たい。
欲を言えば乗りたいが、現地での運用がどうなっているのか全く判らないので
観光旅行の片手間ではちょっと無理だろうとは思う。
とりあえず、かつて日本で走っていた車両が異国でどのように使われているのか、
それなりに興味のあるところではある。
とは言っても観光主体のグループ旅行、お気楽に行って来ようと思う。
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