孤独の果て、、、 *-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+*-+-2008.07.19 up-+-*-+-by ぷらいべえぃと♪+-+-*
始まりも終わりも独り。
それならずっと独りでも。
誰かと共に生きるなんて望んでなんかない。
孤独の果てに俺は何を想う?
誤解されやすい性格。
自分でもそう思う。
言葉足らずなくせに照れ隠しで要らん事口走るせいで。
知らんうちに、その場の雰囲気ぶち壊す事も少なくない。
かといって、いちいち言い訳までして、立場良くしようなんて思わんし。
大体、人からどう見られるか、なんて、
そんな事、俺にとってはどうでもええ事で。
それで敵が多くなろうとも、そんなん関係あらへん。
味方のフリして、近づいてくる人間の犠牲になるなんてまっぴらや。
所詮、人は独り。
もがき苦しむ葛藤の中。
誰に救いを求めたところで、解決するのは、結局、自分独り、、、なんやから。
大体、失って、苦しくなるような存在。
最初から無ければ、
失くす必要もない。
いつ失くすかもわからん大切な物を手にするなんて、
考えただけでも、恐ろしい。
自分以外の存在をあてにするなんてアホ。
これまでもこれからも、心ん中は独り。
誰かと共に生きるなんて望んでなんかない。
それでええ。
そう思っとった。
確かに。
に出逢うまでは。
正直、思ってもなかった。
最初から、近い存在やったわけでもないし、
印象に残るような出来事なんて一個もなくて、
それでも、何度も顔、あわせる度、
少しずつ少しずつ、
やけど、確実に俺ん心ん中入ってくるから、
拒むなんて考える余地もなくて。
気づいたらもう自然なまでに、必要不可欠な存在。
そう俺が恐れていた、大切な存在になっとって。。。
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出逢った頃のすばるは、
独りを望んどる、
人の事、寄せ付けへんようなオーラ出しまくり、、、
けど、どこか寂しげで。
アタシは、どうしても放っておけんかった。
出来る事なら、傍に居たいって。
心の底からそう思った。
やから、すばるがアタシを選んでくれた時、
ホンマに嬉しくて、すばるが望んでくれる限り、一緒に居れたらええなって。
すばるが傍に居てくれるだけで、アタシは幸せでいっぱいになるんやけど、
すばるを見てると、強さの中に、時々、ふッと儚さが見えて。
たまに突然アタシの前から消えてまうんやないかって本気で不安になる。
きっとまだ、すばるの本音、聞けてへんからなんやろね。
すばるの望む世界に、果たしてアタシは居るんやろかって。
そう思うから。。。
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恐れていた存在を手に入れてしまった今、
安心と共に生まれるこの不安はどないしたらええんろ。。。
『どないしたん。思いつめたような顔して。』
楽屋の鏡の前に黙って座り続けている俺を見かねたのか、
心配そうにヒナが話しかけてきた。
すばる『別に。どうもせぇへん。』
ヒナ『あんま考えすぎたらアカンで?』
すばる『わかってる。』
ヒナ『ならええけど。』
一言だけ残し、楽屋を出ようとするヒナを引き止めた。
すばる『なぁ、ヒナ、ちょっと聞いてもええ。』
ヒナ『ん?』
すばる『無くしたら困る物ずっと傍に置いとく為にはどうしたらええと思う?』
漠然と答えを出してくれる気がした。
コイツなら。。。
ヒナ『そら、無くさんように大切にしたらええだけの話やろ。』
すばる『。。。』
ヒナ『それがどうしたん』
すばる『いや、なんでもない』
目の前に居る男がいとも簡単に出した答え。
俺は全然気づいてなかった。
失くすのが怖ければ、失くさなければええ。
ホンマ、それだけの話やんな。
少しだけ表情が和らいだすばるに今度はヒナが聞き返した。
ヒナ『なぁ、すばる、それ物やなくて、人の話なんちゃう?』
すばる『何がや。』
ヒナ『物と人はちゃうで? 物は大切にするだけでええと思うけど人は、、、』
すばる『?』
ヒナ『大切にするだけじゃアカン。 相手にちゃんと自分を全部見せな。』
すばる『全部て。』
ヒナ『人間なんてみんな弱いもんや、自分を曝け出すんは怖いことやないで?』
すばる『そんなん。。。』
すばるの心情を見透かしたようなヒナの言葉にすばるは戸惑った。
わかってる。
強い人間なんて居いひん事くらい。
それでも俺は怖いんや。
全てを見せてから、裏切られる事が、、、
やから、試すようで悪いけど、
の心、聞かせてほしいねん。
そしたら、俺も、きっと、、、
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当たり前の空間が広がる部屋、
隣に座っているに決意を込めて話しかけた。
すばる『なぁ。』
『ん?』
すばる『もし、、、』
『?』
すばる『もし、俺が今持ってる物全部捨てて、
どっか遠いトコに行くって言ったら、、、着いてきてくれるか?』
『え?』
すばる『や。ええねん。言うてみただけや。』
『行くで? アタシはどこだって着いてく。
すばるが望んでくれるんやったら、どこだって』
すばる『行き先、分からんでも?』
『当たり前やん。』
すばる『不安やないん。』
『すばるが居れば不安やないよ。あたしが不安なんは、、、』
すばる『不安なんは?』
『不安なんは、、、すばるに必要とされなくなる日が来るんやないかって事。
いつか、突然、すばるが目の前から居らんようになってまうんやないかって。。。』
俯きながら悲しそうにそう話すをすばるは優しく引き寄せ囁いた。
すばる『俺は、消えたりせぇへん。』
『ホンマに?』
すばる『ホンマや。それに俺は、、、』
『?』
弱いと思う。
情けないとも。
けど、、、
失って、苦しくなるような存在。
最初から無ければ、
失くす必要もない。
いつ失くすかもわからん大切な物を手にするなんて、
考えただけでも、恐ろしい。
自分以外の存在をあてにするなんてアホ。
これまでもこれからも、心ん中は独り。
誰かと共に生きるなんて望んでなんかない。
それでええ。
そう思ってた俺を変えた、かけがえのないたった一人の存在、
孤独の果てに、、、やっと見つけれたから。
すべてを曝け出す。
弱くても、
情けなくても、、、
すべてを、、、
すばる『俺はもう、、、無しじゃ、生きて行かれへんねん。』
+++Comment+++
こんな形でしか応援出来ませんが。
なんてゆーか、誰だって人に好かれたい、良く思われたいそう思うのが普通だと思います。
その為に、良い格好したり、自分の事、取り繕ってみたり。
けど、スバちゃんは違います。
良い意味で自分を飾る事をしない。
人がどう捉えようとも、ありのままでいる事が大事やと。
だからこそ、どんな事があろうとも、揺るがない信頼が持てる。
そう思うのです。