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トロンボーンの話 番外編その10
ハチハチの甘い誘惑
(コーン88H)

昔のヤマハを思い出す?
 新大久保の楽器屋さんにオールド88Hが3本置いてありました。いずれもアメリカの工房が手を入れた品物だそうです。同じくらいの年式で、ほかの2本はほぼオリジナルの状態(というか外観ぼろぼろ)でした。
 これはベル部がリラッカーされています。スライドはノーラッカーですべてのパーツが一度分解・研磨され組み直してありました。2本吹かせてもらい、妻によれば音はどっちも同じとのことでしたが、そのうちの1本がとても吹きやすかったんです。どうしても気になり同行した妻を拝み倒して買ってしまいました。そのため、しばらくの間お小遣いなしになってしまいました。
 シリアルナンバーからは60年代後期製であることがうかがえます。メインチューニング管やF管のパーツが一部新しいものに置き換えられていますので、実用はともかくオールドとしての価値はないと思います。

 お約束の彫刻


 ローターシステムはヒモ式